米国FDA、一次治療のHER2陽性胃食道腺がん(GEA)に対するBeOne MedicinesのTEVIMBRAを優先審査の対象に指定
米国FDA、一次治療のHER2陽性胃食道腺がん(GEA)に対するBeOne MedicinesのTEVIMBRAを優先審査の対象に指定
TEVIMBRA、ZIIHERAおよび化学療法の併用レジメンが、OS中央値26.4か月という、この難治性疾患において前例のない成績を示し、統計学的に有意なOS改善を達成
グローバル第3相HERIZON-GEA-01試験の結果、進行HER2陽性胃食道腺がんの治療実践を変える可能性を示唆
カリフォルニア州サンカルロス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- BeOne Medicines Ltd.(Nasdaq:ONC、HKEX:06160、SSE:688235)は、がん領域に注力するグローバル企業であり、米国食品医薬品局(FDA)が、切除不能な局所進行/転移性HER2陽性の胃腺がん、胃食道接合部腺がん、または食道腺がんの一次治療を対象に、「TEVIMBRA®(チスレリズマブ)」と「ZIIHERA®(ザニダタマブ)」および化学療法の併用について、生物学的製剤一部変更承認申請(sBLA)を優先審査の対象に指定したと発表しました。FDAはまた、この適応症において、TEVIMBRA併用および非併用で、ZIIHERAとフルオロピリミジン系およびプラチナ製剤を含む化学療法を併用するレジメンに画期的治療薬指定を付与しました。
BeOne Medicinesの固形腫瘍部門最高医療責任者(CMO)であるマーク・ラナサ医学博士・哲学博士は、次のように述べています。
「HERIZON-GEA-01は、歴史的に治療が困難とされてきたこの疾患における治療パラダイムを変える可能性を有しており、TEVIMBRAを含む群では、全生存期間中央値26か月という前例のないベネフィットが示されました。FDAによる優先審査の指定は、HER2陽性胃食道腺がん患者によりよい一次治療の選択肢を届けるためのBeOneの取り組みにおける重要な節目です。BeOneは規制当局と連携して審査プロセスを支援し、この新たな治療選択肢を患者に迅速に届けることを目指します。」
sBLA申請を裏付けるデータ
sBLA申請は、HERIZON-GEA-01の第1回中間解析(IA1)に基づくものです。HERIZON-GEA-01は、進行/転移性HER2陽性胃食道腺がん(GEA)の一次治療として、ZIIHERAと化学療法の併用(TEVIMBRA併用および非併用)を、トラスツズマブと化学療法の併用からなる対照群と比較評価することを目的としたグローバル第3相臨床試験です。試験の主な結果は以下のとおりです。
- 全生存期間(OS):IA1時点で、ZIIHERAおよび化学療法にTEVIMBRAを追加した群では、OSが統計学的に有意に改善しました(OS中央値26.4か月)。ZIIHERAと化学療法の併用群ではOS中央値24.4か月を達成し、対照群のOS中央値は19.2か月でした。
- 無増悪生存期間(PFS):ZIIHERAを含む両群では、PFS中央値が12.4か月となり、対照群の8.1か月と比較して、統計学的に有意かつ臨床的に意義のある改善が示されました。
- OSおよびPFSの改善は、PD-L1発現状態にかかわらず認められました。
- ZIIHERA、TEVIMBRAおよび化学療法の併用群における安全性所見は、併用レジメンを構成する各薬剤の既知の安全性プロファイルとおおむね一致しており、新たな安全性シグナルは認められませんでした。
Project Orbisの枠組み
BeOneは、ZIIHERAのライセンスを保有する地域でHERIZON-GEA-01データを提出するにあたり、国際的なパートナー間でがん領域製品の共同審査を行う枠組みを提供するFDAの取り組みであるProject Orbisに参加する予定です。この枠組みを通じて、BeOneは、この治療法の承認と、患者が治療を受けられるようになるまでのプロセスを加速することを目指しています。これは、転帰が10年以上にわたってほぼ変わっていない疾患において意義ある生存改善を示したHERIZON-GEA-01の結果が持つ世界的な重要性を踏まえたものです。
HERIZON-GEA-01第3相試験について
HERIZON-GEA-01(NCT05152147)は、ジャズファーマシューティカルズと共同で実施する世界規模の無作為化非盲検第3相試験で、進行/転移性HER2陽性胃食道腺がん(GEA)の成人患者に対する一次治療として、ZIIHERAと化学療法の併用(TEVIMBRA併用および非併用)の有効性と安全性を、標準治療(トラスツズマブと化学療法の併用)と比較評価することを目的としています。本試験では、30か国以上のおよそ300施設から914人の患者が無作為化されました。本試験の対象患者は、中央判定に基づき、免疫組織化学(IHC)でHER2 3+、またはIHCでHER2 2+かつin situハイブリダイゼーション(ISH)陽性と規定された、切除不能な局所進行、再発または転移性HER2陽性GEA(胃食道接合部を含む胃または食道の腺がん)を有していました。患者は、ZIIHERAと化学療法およびTEVIMBRAの併用群、ZIIHERAと化学療法の併用群、ならびにトラスツズマブと化学療法の併用群の3群に無作為に割り付けられました。本試験では、PFS(盲検下独立中央判定[BICR]による)およびOSの2つを主要評価項目として評価しています。
胃食道腺がんについて
胃食道腺がん(GEA)は、胃、胃食道接合部および食道の腺がんを含み、世界で5番目に多いがんです。GEA患者のおよそ20%はHER2陽性疾患を有しており1,2,3、疾患負担と死亡率が高く、患者には新たな治療選択肢が早急に必要とされています。GEA患者の全体的な予後は依然として不良で、世界の5年生存率は胃がんで30%未満、GEAで約19%です4。
ZIIHERA(ザニダタマブ)について
ZIIHERA(ザニダタマブ)は、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)を標的とし、HER2上の2つの細胞外部位に結合する二重特異性抗体です。ザニダタマブがHER2に結合すると内在化が起こり、腫瘍細胞表面のHER2受容体発現が低下します。ザニダタマブは補体依存性細胞傷害作用(CDC)、抗体依存性細胞傷害作用(ADCC)および抗体依存性細胞貪食作用(ADCP)を誘導します。これらの機序により、in vitroおよびin vivoで腫瘍増殖抑制と細胞死が生じます5。
ザニダタマブは、HER2を発現する固形がん患者を対象とした標的治療選択肢として、複数の臨床試験で開発が進められています。ザニダタマブは中国で、切除不能、局所進行または転移性のHER2高発現(IHC 3+)胆道がん(BTC)で、過去に全身療法を受けた患者の治療薬として承認されています。ZIIHERAはまた、対象となるBTC患者に対して、米国で迅速承認、欧州連合で条件付き販売承認を取得しています。ザニダタマブは、この分子を最初に開発したザイムワークスからのライセンス契約に基づき、ジャズおよびBeOneが開発しています。BeOneは、アジア(インドおよび日本を除く)、オーストラリア、ニュージーランドにおけるザニダタマブのライセンスをザイムワークスから取得しています。ジャズファーマシューティカルズは、その他すべての地域における権利を保有しています。
ZIIHERAはZymeworks BC Inc.の登録商標です。
TEVIMBRA (チスレリズマブ)について
TEVIMBRAは、PD-1に対する高い親和性と特異的な結合を持つ、特別に設計されたヒト化免疫グロブリンG4(IgG4)型の抗PD-1モノクローナル抗体です。TEVIMBRAは、マクロファージ上のFcガンマ(Fcγ)受容体への結合を最小限に抑えるように設計されており、体の免疫細胞が腫瘍を検出し、攻撃するのを助ける役割を果たします。
TEVIMBRAはBeOneの固形がんポートフォリオの中核資産であり、複数の腫瘍種および治療設定で可能性を示しています。グローバルなTEVIMBRA臨床開発プログラムでは、これまでに30以上の国・地域で実施された72試験に15,000人を超える患者が登録されており、その中には承認申請を支える22試験が含まれます。TEVIMBRAは50か国で承認され、世界で190万人を超える患者が治療を受けています。
重要な安全性情報の抜粋
TEVIMBRAによる治療では、重篤で、ときに致死的な副作用が認められました。警告および使用上の注意には、肺臓炎、大腸炎、肝炎、内分泌障害、皮膚障害、腎機能障害を伴う腎炎、固形臓器移植拒絶反応を含む、重度で致死的な免疫介在性副作用が含まれます。その他の警告および使用上の注意には、点滴時反応、同種造血幹細胞移植(HSCT)の合併症、胚・胎児毒性が含まれます。
詳しくは、米国添付文書全文(米国Medication Guide を含む)をご覧ください。
本プレスリリースの情報は世界の読者を対象としています。製品の適応症は地域によって異なります。
BeOneについて
BeOne Medicinesは、世界中のがん患者に向けた革新的な治療法の発見および開発に取り組むグローバルなオンコロジー企業です。当社は、血液がんおよび固形がんにわたるポートフォリオを有し、社内体制および提携を通じて、多様な新規治療薬パイプラインの開発を加速しています。同社は、6大陸にわたり拡大を続けるグローバル・チームを有し、科学的卓越性と卓越したスピードを原動力に、これまで以上に多くの患者に治療を届けることを目指しています。BeOne Medicinesの詳細については、www.beonemedicines.comをご覧ください。また、LinkedIn、X、Facebook、Instagramをフォローしてください。
将来の見通しに関する記述
本プレスリリースには、1995年米国私的証券訴訟改革法およびその他の連邦証券法にいう将来の見通しに関する記述が含まれています。これには、ZIIHERAおよびTEVIMBRAの潜在的ベネフィット、HER2陽性転移性GEAの一次治療において、TEVIMBRA、ZIIHERAおよび化学療法の併用が治療パラダイムを変える可能性、アクセス拡大の可能性、ZIIHERAおよびTEVIMBRAの臨床開発と規制上のマイルストーンに関するBeOneの見通し、データを公表するBeOneの計画、ならびに「BeOneについて」の見出しの下に記載されたBeOneの計画、コミットメント、抱負および目標に関する記述が含まれます。実際の結果は、さまざまな重要な要因により、将来の見通しに関する記述で示されたものと大きく異なる可能性があります。そうした要因には、BeOneが医薬品候補の有効性と安全性を示す能力、医薬品候補の臨床結果がさらなる開発または販売承認を裏付けない可能性、臨床試験および販売承認の開始、時期、進捗に影響を及ぼし得る規制当局の措置、BeOneが販売中の医薬品および承認された場合の医薬品候補について商業的成功を達成する能力、BeOneが医薬品および技術に関する知的財産権の保護を取得・維持する能力、医薬品開発、製造、商業化その他のサービスを実施する第三者へのBeOneの依存、規制当局の承認取得および医薬品の商業化に関するBeOneの限られた経験、事業運営のための追加資金を取得し、医薬品候補の開発を完了し、収益性を達成・維持するBeOneの能力が含まれます。また、BeOneの最新のForm 10-Q四半期報告書の「Risk Factors」と題するセクションでより詳細に説明されているリスク、ならびにBeOneがその後米国証券取引委員会に提出した書類における潜在的なリスク、不確実性およびその他の重要な要因に関する記述も含まれます。本プレスリリースに記載されたすべての情報は、本プレスリリースの日付現在のものであり、BeOneは法律で義務付けられる場合を除き、当該情報を更新する義務を負いません。
BeOneのメディア関連資料については、当社の ニュースルーム をご覧ください。
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1 Abrahao-Machado I.F., et al. HER2 testing in gastric cancer: An update WorldJGastroenterol. 2016;22(19):4619-4625. |
2 Van Custem E., et al. HER2 screening data from ToGA: targeting HER2 in gastric and gastroesophageal junction cancer. Gastric Cancer. 2015;18(3):476-484. |
3 Stroes, C.I., et al. A systematic review of HER2 blockade for the curative treatment of gastroesophageal adenocarcinoma: Successes achieved and opportunities ahead. CancerTreatRev. 2021;99:102249. |
4 Battaglin F, et al. Molecular biomarkers in gastro-esophageal cancer: recent developments, current trends and future directions. Cancer Cell International. 2018;18(99). |
5 ZIIHERA (zanidatamab-hrii) Prescribing Information. Palo Alto, CA: Jazz Pharmaceuticals, Inc. |
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