-

ヒストソニックス、非侵襲的肝腫瘍治療の保険適用を拡大 エレバンス・ヘルスの4540万人の加入者を対象に

  • エレバンス・ヘルスの民間・メディケア・メディケイド各プランが14州で保険適用に
  • 世界各地の施設で追加の実臨床および長期的な安全性・有効性データの収集を進めるなか、臨床エビデンスの蓄積を踏まえた決定

ミネアポリス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ヒストトリプシー療法プラットフォームおよびEdison®ヒストトリプシー・システムを開発するヒストソニックスは、エレバンス・ヘルス(旧アンセム社)が肝腫瘍治療におけるヒストトリプシーの使用について肯定的な医療方針を発行したことを発表しました。

この方針は2025年10月21日に発効し、カリフォルニア、コロラド、コネチカット、ジョージア、インディアナ、ケンタッキー、メイン、ミズーリ、ネバダ、ニューハンプシャー、ニューヨーク、オハイオ、バージニア、ウィスコンシンの14州において、エレバンス・ヘルスの民間・メディケア・メディケイド各プラン全体に保険適用を拡大するものです。これにより、ヒストソニックスの切開を伴わない非熱的治療へのアクセスが、約4540万人の加入者に広がります。

「エレバンス・ヘルスによる今回の保険適用拡大は、非侵襲的治療を切実に必要とする患者へのヒストトリプシー治療のアクセス拡大における、もう一つの重要な節目となります」と、ヒストソニックスの会長兼CEOであるマイク・ブルーは述べています。「ヒストトリプシーの安全性・精度・有効性を実証する強力なエビデンスを継続的に示してくださっている臨床パートナーの皆様、そして肝腫瘍患者の転帰改善における本治療の価値を認めてくださる支払者の皆様に、心より感謝申し上げます。肝転移は世界のがん関連死亡の約半数に関与しており、生存率と生活の質の両方を改善し得る非侵襲的ソリューションに対する必要性の高まりを浮き彫りにしています。」

Edison®ヒストトリプシー・システムは、肝腫瘍の非熱的破壊を目的として2023年10月にFDAのDe Novo承認を取得しました。本システムは、切開・放射線・熱を用いることなく、集束超音波エネルギーを利用して標的組織を細胞レベルで物理的に破壊・液化します。主要試験#HOPE4LIVERの臨床データでは、治療対象となった腫瘍全体で12か月時点の局所腫瘍制御率が90%に達し 1、既存の焼灼療法と同等の成績を示す一方で、合併症や回復期間の短縮が確認されました。これらの成果をより広範な実臨床で検証するため、現在、長期追跡およびレジストリデータの収集が進められています。

エレバンス・ヘルスの今回の判断は、ヒストトリプシーが全米で急速に普及しつつあるなか、保険支払者による採用の拡大をさらに後押しするものです。今回の保険適用拡大は、すでに複数のブルークロス・ブルーシールド系プランによって下された同様の決定を基盤とし、肝移植待機患者向けの局所療法の選択肢としてヒストトリプシーを認定した全米臓器分配ネットワーク(UNOS)の承認を補完します。

Edison®システムは、ヒストトリプシーを用いた切除不能な腫瘍の部分的または完全なアブレーションを含む、肝腫瘍の非侵襲的な機械的破壊を目的としています。FDAは、本システムを特定の疾患(がんを含む)の治療を目的として評価しておらず、局所腫瘍制御率、5年生存率、または全生存率といった転帰についても評価を実施していません。

本装置は、ヒストソニックスのトレーニングを修了した医師のみが使用でき、使用にあたっては、適切に訓練を受けた有資格の医師による臨床判断に基づいて行う必要があります。警告、使用上の注意、および臨床試験結果の詳細については、本装置の取扱説明書(Instructions for Use)をご参照ください。

ヒストソニックスについて

ヒストソニックスは、ヒストトリプシー科学に基づく独自の音響ビーム治療技術を用いた非侵襲的治療プラットフォームを開発する非上場の医療機器企業です。ヒストトリプシーは、集束超音波を利用して不要な組織や腫瘍を物理的に破壊・液化する新しい作用機序です。現在、米国および特定のグローバル市場において、肝臓治療向けのエジソン・システムの商業化に注力する一方、腎臓、膵臓、前立腺など他臓器への適応拡大を進めています。本社はミシガン州アナーバーおよびミネソタ州のミネアポリスにあります。エジソン・ヒストトリプシー・システムの詳細は、 www.histosonics.com を、患者向け情報は www.myhistotripsy.com をご覧ください。

参考文献:

1Ziemlewicz他。「The #HOPE4LIVER single-arm pivotal trial for histotripsy of primary and metastatic liver tumors: 1-year update of clinical outcomes」、Annals of Surgery誌出版。クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利(CC-BY-NC)ライセンスの下で提供。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Media Contacts
Josh King
Vice President of Marketing
joshua.king@histosonics.com
608.332.8124

Kimberly Ha
KKH Advisors
917-291-5744
kimberly.ha@kkhadvisors.com

HistoSonics



Contacts

Media Contacts
Josh King
Vice President of Marketing
joshua.king@histosonics.com
608.332.8124

Kimberly Ha
KKH Advisors
917-291-5744
kimberly.ha@kkhadvisors.com

More News From HistoSonics

ヒストソニックス、2億5,000万ドルの成長資金調達を完了

ミネアポリス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ヒストソニックスは、同社の「Edison(エジソン)」ヒストトリプシー・システムおよび新規のヒストトリプシー治療プラットフォームの開発を行っており、このたび2億5,000万ドルの資金調達を完了したことを発表しました。本ラウンドは新たなオーナーシップ・グループが主導し、Thiel BioやFounders Fundなど複数の投資家がさらに参加しました。調達資金は、エジソン・システムのグローバル市場への商業展開、全身の新たな臨床適応領域の拡大、ならびに今後の成長段階に向けた事業体制の強化に充てられます。 今回の資金調達は、K5グローバル、ベゾス・エクスペディションズ、ウェリントン・マネジメントなどの国際的なテクノロジーおよびライフサイエンス分野の投資家コンソーシアムによる22億5,000万ドルの筆頭株主取得に続くものです。これらの投資家は今回の新ラウンドにも参加し、ヒストソニックスが非公開企業として戦略的優先事項を推進する体制をさらに強化しました。 ヒストソニックスは2023年10月に米国食品医薬品局(FDA)か...

ヒストソニック、有力投資家コンソーシアムによる22億5000万ドルの買収を発表

ミネアポリス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Edison®(エジソン)ヒストトリプシー・システムおよび新規ヒストトリプシー治療プラットフォームの開発企業であるヒストソニックスは、K5グローバル、ベゾス・エクスペディションズ、ウエリントン・マネージメント、および新規・既存の投資家を含むグローバルに認知された民間・公的投資家のシンジケートによる経営陣主導の過半数株式取得を発表しました。取引によりヒストソニックスは約22億5000万ドルの評価を受け、新規臨床適応とグローバル市場におけるエジソン・システムの成長加速が可能になります。 ヒストソニックスは、社長兼最高経営責任者(CEO)のマイク・ブルーと経営陣が引き続き率いていきます。ブルーは取引完了後、取締役会会長を兼務します。 「当社が企業として徹底して重視してきたのは、スピードと規模、そして今あるどの選択肢よりも優れた治療法を患者にいち早く提供することです」とブルーは述べています。「新たなパートナーとなるこのグループは、業界全体を変革するカテゴリー定義企業を支援してきました。支援により企業としての水準が向上...

ヒストソニックス、ハイマーク・ブルークロス・ブルーシールド加入者700万人を対象に非侵襲的肝腫瘍治療の保険適用を拡大

ミネアポリス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Edison®ヒストトリプシー・システムの開発元であるヒストソニックスは、肝腫瘍治療におけるヒストトリプシーの使用について、ハイマーク・ブルークロス・ブルーシールドが新たに4件の肯定的な医療方針を決定したと発表しました。この決定により、ニューヨーク州、デラウェア州、ペンシルベニア州、およびウェストバージニア州の4州にわたるハイマークの商業プラン全体で保険適用が拡大され、約700万人の加入者がヒストソニックスの非侵襲的治療を利用できるようになります。 Edisonヒストトリプシー・システムは、2023年10月に米国食品医薬品局(FDA)のDe Novo分類で承認を取得しています。また、非侵襲的な集束超音波エネルギーを用いており、標的組織や腫瘍を細胞レベルよりもさらに微細な単位で機械的に破壊・液状化し、従来の処置に伴う侵襲性や毒性はありません。これまでに、米国の50か所以上の主要医療センターおよびアラブ首長国連邦(UAE)や香港の医療機関で、合計約2,000人の患者がヒストトリプシーによる治療を受けています。#H...
Back to Newsroom