ルベド・ライフ・サイエンシズのRLS-1496、第1b/2a相試験の予備結果において、日光角化症の前がん性皮膚病変を4週間時点で46%減少、刺激は最小限
ルベド・ライフ・サイエンシズのRLS-1496、第1b/2a相試験の予備結果において、日光角化症の前がん性皮膚病変を4週間時点で46%減少、刺激は最小限
- RLS-1496は、研究段階にあるファーストインクラスの疾患修飾型選択的グルタチオンペルオキシダーゼ4(GPX4)モジュレーター。AKなどの慢性加齢関連疾患を引き起こす病的老化細胞やストレスを受けたその他の老化細胞を標的とし、Adaptive SenoTherapeuticsという新たな薬剤カテゴリーに位置付けられるもの
- 5月の皮膚がん啓発月間にあたり、ルベドはAKを巡る誤解と事実に注意を喚起するとともに、現在の治療選択肢にみられるような副作用負担を伴わずに有効性を発揮する新世代治療の切実な必要性を強調
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ルベド・ライフ・サイエンシズ(Rubedo Life Sciences, Inc.、以下「ルベド」)は、老化細胞を標的とする選択的細胞若返り医薬品に注力するAI駆動型の臨床段階のバイオテクノロジー企業です。ルベドは、日光角化症(AK)患者を対象としたRLS-1496の第1b/2a相試験の予備結果を発表しました。日光角化症は、前がん性皮膚病変を生じる一般的な加齢関連疾患で、65歳以降に最も多くみられます。1米国で実施された非盲検多施設共同試験では、前腕にAKを有する成人患者を対象に、RLS-1496 1%クリームの安全性、忍容性および臨床効果が評価されました。RLS-1496は、ヒト臨床試験で評価された初の選択的グルタチオンペルオキシダーゼ4(GPX4)モジュレーターであり、Adaptive SenoTherapeuticsと呼ばれる新たなカテゴリーにおいて、細胞若返りを新たな治療アプローチとする初の薬剤候補です。RLS-1496の第1b/2a相試験の中間データは、2026年5月19日にニューヨーク市で開催されたRBC Capital Markets Global Healthcare Conferenceで発表されました。
RLS-1496の日光角化症試験の予備結果
- RLS-1496の第1b/2a相試験では、評価対象の24例中最初の18例において、4週間時点のAK病変数が未治療対照の11%減少に対し46%減少しました。
- RLS-1496は良好な安全性を示し、4週間の試験期間中に重篤な有害事象(AE)は認められず、AEによる中止もありませんでした。
- RLS-1496は忍容性が良好で、局所刺激は最小限でした。標準治療では、局所刺激の少ない治療法に大きなアンメットニーズがあります。
- AKを対象とするRLS-1496の第2b相用量設定試験は第4四半期に開始される予定です。
ルベドのCEOであり、現役の皮膚科医でもあるフレデリック・ベディングフィールド3世(MD、PhD、FAAD)は、次のように述べています。「4週間時点でAK病変が46%減少し、しかも刺激が最小限に抑えられたことは非常に期待が持てる結果です。現在の治療では発赤、落屑、疼痛が生じ、回復に数週間かかる場合があるため、多くの患者が使用をためらっているからです。AKは扁平上皮がんにつながる前がん性病変であり、患者には有効性と忍容性を両立するよう設計された治療法が必要です。AKを対象としたRLS-1496の開発を進めるとともに、乾癬、アトピー性皮膚炎、光老化、加齢プロセスに関連するその他の変性疾患や病態での開発も継続していきます。」
今回のAKデータは、ルベドが最近完了した第1b相臨床試験の予備結果に続いて得られたものです。同試験は欧州連合で実施され、外用剤RLS-1496の安全性、忍容性、臨床効果、血漿中バイオアベイラビリティおよび薬力学が評価されました。プラーク型乾癬、アトピー性皮膚炎および皮膚老化(光老化皮膚)の患者を対象としたこの単一施設、漸増投与、無作為化、二重盲検、ビークル対照試験は、主要安全性評価項目を達成しました。また、RLS-1496は有効性の早期兆候も示し、RLS-1496投与群のプラーク型乾癬患者では表皮厚が顕著に20%減少した一方、ビークル投与群では30%増加しました。2
ルベドの最高科学責任者(CSO)兼創業者であるマルコ・クアルタ(PhD)は、次のように述べています。「本AK試験の予備結果は、プラーク型乾癬、アトピー性皮膚炎および皮膚老化の患者を対象としたルベドの第1相試験の結果と合わせ、初のGPX4モジュレーターであり、Adaptive SenoTherapeuticsという新たなクラスに属するRLS-1496の有望性が引き続き示されています。損傷した老化細胞を除去し、ストレスを受けているものの生存可能な細胞の健康を回復させることで、生物学的老化に細胞レベルの根本から取り組むことを目指しています。その意義は皮膚科をはるかに超え、線維症、代謝性疾患、サルコペニア、神経変性にまで及びます。RLS-1496が特に期待されるのは、細胞老化からオートファジー、酸化ストレスの不均衡に至るまで、老化の複数の基本的特徴にまたがって作用するように見える点です。こうした多面的な生物学的メカニズムこそが、真の長寿医薬品の次世代を定義すると考えています。」
ルベドのRLS-1496のAK試験のデータに加え、加齢皮膚におけるRLS-1496を評価した70例の包括的なデータセットを含む第1b相試験のデータは、主要医学誌への投稿および主要医学会での発表に向けて取りまとめられています。
日光角化症:アンメットニーズが残る一般的な疾患
米国では5,800万人が1つ以上のAKを有すると推定されています。3米国におけるAKの年間市場規模は2025年に35億5,000万米ドルで、2035年までに48億米ドルに拡大すると予測されています。4皮膚がん啓発月間にあたり、ルベドはAKについて信じられている一般的な誤解に注意を促すとともに、AKの影響を受ける何千万人もの人々のために新しい治療法がなお緊急に必要とされる理由を強調しています。
誤解1:AKは日光による無害なシミで、通常は自然に消える
事実:
- AKは長期の日光曝露の結果として生じ、多くの場合、色調がさまざまで、小さくざらついた皮膚の斑として現れます。通常、顔、頭皮、首、腕、手など、日光にさらされる体の部位にみられます。3
- 治療せずに放置すると、AKは2番目に多い皮膚がんである扁平上皮がん(SCC)に進行する可能性があります。5SCCは毎年推定180万例が診断されており、6SCCの82%はAKに由来すると推定されています。5
誤解2:AKはまれである
事実:
- AKは皮膚科医が診断する疾患の中でも特に多いものの1つで、世界の有病率は約14%です。7AKの有病率は加齢に伴って上昇します。AKは50歳を過ぎて発症することが多く、65歳以降に最も多くみられます。1
- 1つの病変が進行するリスクは比較的低いものの、AKが1つ存在する場合、時間の経過とともに新たな病変が生じる可能性が高いことが示唆され、皮膚がんの累積リスクも高まります。3
誤解3:現在のAK治療で十分である
事実:
- 外用クリーム、凍結療法、光線力学療法などの既存治療は有効な場合がありますが、多くの場合、疼痛、発赤、腫れ、痂皮形成や落屑を伴い、治癒までに数週間を要することがあります。8
- こうした副作用が原因で、一部の患者は治療を遅らせたり中止したりすることがあり、病変が未治療のままとなり、AKが皮膚がんへ進行するリスクが高まります。8予防可能ながんから患者を守るため、忍容性が改善された新たな有効な治療アプローチが必要です。
RLS-1496およびGPX4モジュレーションについて
ルベドのリード候補薬RLS-1496は、外用および経口投与向けに開発されているファーストインクラスの疾患修飾型GPX4モジュレーターで、慢性加齢関連疾患を引き起こす病的老化細胞やストレスを受けたその他の老化細胞を選択的に標的とします。対象には、免疫・炎症(I&I)、皮膚科領域および皮膚老化、メタボリックシンドローム(肥満、糖尿病、肝線維症)、サルコペニア、神経変性疾患などが含まれます。
特定の病的細胞では、老化はGPX4の不均衡と関連しています。GPX4を調節すると、プログラム細胞死の一種であり老化細胞の弱点と考えられているフェロトーシスに対する細胞の感受性が高まります。フェロトーシス感受性の老化細胞(「エイジド」細胞)でGPX4を調節することにより、RLS-1496はこれらの細胞を除去して疾患に対処するとともに、健康な細胞の適切な機能と組織恒常性の回復を支援できる可能性があります。RLS-1496は、病的老化細胞内で選択的フェロトーシスを誘導する標的型セノリティック作用に加え、ストレスを受けた近傍細胞で制御されたホルミシス反応を通じて重要な「レドックスリセット」を誘導する修復的モジュレーターとしても作用し、慢性炎症の発生源を効果的に除去しながら健全な組織恒常性を積極的に再確立する可能性があります。この二重作用機序により、RLS-1496はAdaptive SenoTherapeuticsという新たな薬剤カテゴリーに位置付けられます。
RLS-1496は、ルベド独自のAI駆動型創薬プラットフォーム「ALEMBIC™」を活用しており、病的老化細胞内の標的を特定するとともに、これらの標的に対する選択的細胞若返り医薬品を開発します。
ルベド・ライフ・サイエンシズについて
ルベド・ライフ・サイエンシズは、慢性の加齢関連疾患を引き起こす老化細胞を標的とした革新的な選択的細胞若返り医薬品の幅広いポートフォリオを開発している臨床段階のバイオテクノロジー企業です。当社独自のAI駆動型創薬プラットフォーム「ALEMBIC™」は、肺疾患、皮膚疾患、腫瘍疾患、神経変性疾患、線維症およびその他の慢性疾患の進行において重要な役割を果たす病的細胞および老化細胞を選択的に標的とする、新規のファーストインクラスの低分子化合物の開発を進めています。当社のリード候補薬であるRLS-1496(ファーストインクラスの疾患修飾型GPX4モジュレーターとなる可能性のある薬剤)は、現在、第1相臨床試験段階にあります。ルベドの経営陣は、化学、AI技術、長寿科学およびライフサイエンス分野における業界リーダーおよび初期のパイオニアで構成されており、大手製薬企業および主要バイオテクノロジー企業における医薬品開発および商品化の豊富な経験を有しています。同社は米国カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置き、イタリア・ミラノにも拠点を構えています。詳細については、 www.rubedolife.com をご覧ください。
1Flohil SC, van der Leest RJT, Dowlatshahi EA, et al. 一般集団における日光角化症の有病率とリスク因子:ロッテルダム研究。Journal of Investigative Dermatology、第133巻第8号、2013年、1971~1978ページ、https://doi.org/10.1038/jid.2013.134
2Vitari A, Laslavic A, Spellman M, et al. 抄録0510:RLS-1496外用クリームの臨床研究:軽度から中等度のプラーク型乾癬患者における細胞老化を標的とした治療。2026年米国研究皮膚科学会(SID)年次総会で発表。https://www.sidnet.org/wp-content/uploads/2026/05/SID_Chcago26_Abstract_FInal_4.pdf#page=132
3The Skin Cancer Foundation. 日光角化症の概要。2026年5月閲覧。https://www.skincancer.org/skin-cancer-information/actinic-keratosis/
4Nova1Advisor. 米国の日光角化症治療市場規模・シェア・トレンド分析レポート:治療法別(外用薬、手術、光線力学療法)、薬剤クラス別、製品別、最終用途別、セグメント別-業界分析、シェア、成長、地域別展望および予測、2026~2035年。2026年5月閲覧。https://www.novaoneadvisor.com/report/us-actinic-keratosis-treatment-market
5Li Z, Lu F, Zhou F, et al.(2025年)。日光角化症から皮膚扁平上皮がんへ:主な病因と治療。Frontiers in immunology, 16, 1518633。https://doi.org/10.3389/fimmu.2025.1518633
6The Skin Cancer Foundation. 扁平上皮がんの概要。2026年5月閲覧。https://www.skincancer.org/skin-cancer-information/squamous-cell-carcinoma/
7George CD, Lee T, Hollestein LM, et al. 一般集団における日光角化症の世界疫学:システマティックレビューおよびメタアナリシス、British Journal of Dermatology、第190巻第4号、2024年4月、465~476ページ、https://doi.org/10.1093/bjd/ljad371
8Balcere A, Rone Kupfere M, Čēma I, Krūmiņa A.(2019年)。顔面および頭皮の日光角化症に対する外用フィールド治療選択肢に伴う重度の局所反応の有病率、中止率、リスク因子。Medicina(Kaunas, Lithuania), 55(4), 92。https://doi.org/10.3390/medicina55040092
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