-

パース・バイオサイエンシズ(Parse Biosciences)とCodebreaker Labsが提携、全トランスクリプトームの単一細胞プロファイリングおよび因果推論ゲノミクスを大規模に適用へ

堅牢な合成生物学プラットフォームと大規模な単一細胞シーケンシングを組み合わせることで、バリアント(変異)マッピングにおける長年の課題克服を目指す協業

シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- スケーラブルで利用しやすい単一細胞シーケンシングソリューションの主要プロバイダーであるパース・バイオサイエンシズ(Parse Biosciences)は、Codebreaker Labsとの協業を発表しました。本協業では、数千の遺伝子バリアントを並列に評価し、その影響を単一細胞解像度で測定できる画期的なプラットフォームを開発・検証します。Codebreakerの合成生物学プラットフォームおよびバリアントエンジニアリングの能力を、パース・バイオサイエンシズのEvercode™技術が持つ拡張性や導入の容易さと組み合わせることで、AI開発者、創薬チーム、そして臨床研究者の間で需要が高まりつつある因果データの創出を目指しています。

現在のゲノミクス研究は、観察データ(大規模集団の中で確認されるバリアント)に大きく依存しています。しかし、一部の個人または限られた家系内でのみ見られることが多い希少バリアントやプライベートバリアントは、統計的に意味のある結論を導くのに十分な保有者数が存在しないため、この方法では解析がほぼ不可能です。その結果、観察データセットで学習された最先端のモデルであっても、このような希少バリアントに対しては盲点を抱えることになります。

この新しいプラットフォームは、バリアントを大規模に設計・導入し、その影響をヒト細胞で測定することで、観察データセットでは生成できない因果ラベルを創出し、このような制約に対処します。このアプローチをハイスループットな単一細胞アッセイと組み合わせることで、バリアント生成と表現型リードアウトの両方が同じスケールで実行できるようになります。これらの技術を統合することで、希少バリアント領域のより深い部分にまでアプローチできるようになります。

本協業は、バイオ医薬品分野や精密医療に大きな意義をもたらします。研究者は因果データを創出できるようになり、臨床医はゲノムを解釈するための新たな機能マップにアクセスできるようになります。そして、AIチームは高次元データセットを活用することで、より高精度なモデルを構築できるようになります。

「この画期的なプラットフォームでパース・バイオサイエンシズと協業できることを大変うれしく思います」と、Codebreaker Labsの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるライアン・ギル博士は述べています。「両社の協業により、全ゲノムの解釈、創薬ターゲットの探索・検証、さらには精密医療に基づく臨床試験設計にまで影響を与える可能性を持つ、新たなクラスのゲノミクスデータを切り拓いていきます。」

「当社の技術がこのような重要な取り組みに活用されることを大変うれしく思います」と、パース・バイオサイエンシズの最高技術責任者(CTO)兼共同創業者であるチャーリー・ロコ博士は述べています。「当社の単一細胞向けスケーラブルなプラットフォームと、Codebreakerの設計されたバリアントライブラリを組み合わせることで、数千のバリアントが疾患の状態や進行にどのような影響を与えるのかを実験的に明らかにし、さらに、このような希少バリアントを臨床現場でより効果的に治療できるのかを、実験的に明らかにする統合プラットフォームを構築できます。」

パース・バイオサイエンシズについて

パース・バイオサイエンシズは、人々の健康と科学研究の進歩を加速させることを使命とする、世界的なライフサイエンス企業です。前例のないスケールと容易さでシングルセル・シーケンシングを実施できるよう研究者を支援する同社の先駆的なアプローチは、がん治療、組織修復、幹細胞治療、腎疾患および肝疾患、脳の発達、そして免疫システムといった分野において、画期的な発見を可能にしてきました。詳細については、parsebiosciences.comをご覧ください。

Codebreaker Labsについて

Codebreaker Labsは、バリアントの機能的影響を大規模かつ実証的にマッピングすることで、関連性にとどまらず、ヒト生物学における因果関係の解明へと踏み込んだ、ゲノミクス向けの新たなクラスのデータを切り拓いています。生物学を大規模にプログラミングするためのCodebreakerのプラットフォームは、シングルセル・フェノタイピングと組み合わされることで、バリアントの影響に関する実験的なグラウンドトゥルースデータを生成し、生物学的理解およびデータ中心型ゲノミクスAIの創出を加速させます。詳細の確認や協業に関するお問い合わせについては、codebreakerlabs.io をご覧いただくか、partners@codebreakerlab.io までメールでご連絡ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Parse Biosciences: Kaitie Kramer, kkramer@parsebiosciences.com
Codebreaker Labs: Ryan Gill, rtg@codebreakerlabs.io

More News From Parse Biosciences

パース・バイオサイエンシズおよびノーミック・バイオ、免疫研究向けの1億個の細胞のマルチモーダルAI対応データセットを発表

米シアトル、加モントリオール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- スケーラブルかつ利用しやすい単一細胞シーケンシングの主要プロバイダーで、キアゲン・グループ傘下のパース・バイオサイエンシズと、ハイスループットのプロテオミクス・プロファイリング分野をリードするノーミック・バイオは、ヒトの免疫応答の解明に向けた、1億個の細胞の基盤データセット「Cascade」の構築を目的とした提携を発表しました。この大規模かつ詳細なデータセットにより、製薬企業は免疫の仕組みを細胞レベルとタンパク質レベルで把握できるようになり、新たな創薬標的の特定と検証を加速できます。 GSK、ファイザー、サノフィ、グラフ・セラピューティクス、タービンなどの大手製薬企業やバイオテクノロジー企業が、すでに「Cascade」の立ち上げを支えるパートナーとして参画を表明しています。これは、創薬において大規模かつマルチモーダルな免疫データへの需要が高いことを示しています。 「Cascade」は、免疫細胞が複数の時点にわたって治療にどのように反応するかを記録したマルチモーダルな摂動データセットであり、免疫...

パース・バイオサイエンシズ、Evercode MAXを発売し、研究者がより多くの細胞と検体を柔軟に解析可能に

シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 拡張性と利用しやすさを備えたシングルセル・シーケンシング・ソリューションの主要プロバイダーで、キアゲングループ傘下のパース・バイオサイエンシズは、同社の主力シングルセル・シーケンシング・プラットフォーム「Evercode」のモジュール式構成「Evercode™ MAX」の顧客向け出荷を開始したと発表しました。従来と同じ装置不要のワークフローで、研究者は既存の予算内で最大2.5倍の細胞数を最大2倍の検体数にわたって解析できます。あるいは、同じ実験を総コスト約半分に抑えて実施することも可能です。 Evercode MAXでは、検体のバーコード化とライブラリ調製がそれぞれ独立したキットになっており、研究者は実験内容に応じてキット構成を組むことができます。Evercode MAXは、Whole Transcriptome、WT FFPE、TCR、BCR、CRISPR Detectに対応しています。最大384検体、200万細胞に対応する構成が用意されており、研究者は、生物学的変動を特徴づけるために検体数の増加を優先すること...

エクスプレス・ゲノミクス、パース・バイオサイエンシズの認定サービスプロバイダー・ネットワークに加入

シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- パース・バイオサイエンシズは、QIAGEN傘下で、スケーラブルかつアクセスしやすいシングルセル・シーケンシング分野をリードするプロバイダーです。同社は、エクスプレス・ゲノミクスが認定サービスプロバイダー(CSP)プログラムに加入し、北欧地域初のCSPとなったことを発表しました。ストックホルムに拠点を置く同社は、既存のシーケンシング・サービスの提供体制を通じて、パースのEvercodeシングルセル・シーケンシング製品群を研究者に提供します。 2022年にカロリンスカ研究所から誕生したエクスプレス・ゲノミクスは、次世代シーケンシング(NGS)プロジェクト向けに、自社で運用する自動化ワークフローを構築してきました。CSPプログラムへの加入により、同社のサービス・ラインアップにEvercodeが加わり、顧客はパースのスプリット-プール方式のシングルセル技術を直接利用できるようになります。 エクスプレス・ゲノミクスの最高経営責任者(CEO)であるクリストフ・ツィーゲンハイン氏は、次のように述べました。「当社の顧客は、高品質...
Back to Newsroom