パース・バイオサイエンシズおよびノーミック・バイオ、免疫研究向けの1億個の細胞のマルチモーダルAI対応データセットを発表
パース・バイオサイエンシズおよびノーミック・バイオ、免疫研究向けの1億個の細胞のマルチモーダルAI対応データセットを発表
ヒトの免疫応答の解明を目的とした、トランスクリプトームおよび分泌タンパク質のプロテオーム・データを含む、ライセンス提供可能な摂動データセット
米シアトル、加モントリオール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- スケーラブルかつ利用しやすい単一細胞シーケンシングの主要プロバイダーで、キアゲン・グループ傘下のパース・バイオサイエンシズと、ハイスループットのプロテオミクス・プロファイリング分野をリードするノーミック・バイオは、ヒトの免疫応答の解明に向けた、1億個の細胞の基盤データセット「Cascade」の構築を目的とした提携を発表しました。この大規模かつ詳細なデータセットにより、製薬企業は免疫の仕組みを細胞レベルとタンパク質レベルで把握できるようになり、新たな創薬標的の特定と検証を加速できます。
GSK、ファイザー、サノフィ、グラフ・セラピューティクス、タービンなどの大手製薬企業やバイオテクノロジー企業が、すでに「Cascade」の立ち上げを支えるパートナーとして参画を表明しています。これは、創薬において大規模かつマルチモーダルな免疫データへの需要が高いことを示しています。
「Cascade」は、免疫細胞が複数の時点にわたって治療にどのように反応するかを記録したマルチモーダルな摂動データセットであり、免疫モデリング向けとしては、この種のものでは最大規模となるAI対応データ・リソースです。このデータセットは、1億件の単一細胞RNA-seqプロファイルと1万1,000件を超える分泌タンパク質プロファイルを統合し、サイトカインや薬剤を単独または組み合わせて作用させる15万を超える摂動条件に対し、さまざまな種類の免疫細胞がどのように反応するかを記録します。同一の免疫応答について、経時的なトランスクリプトームおよびプロテオミクスの測定値を組み合わせることで、「Cascade」はヒトの免疫シグナル伝達を支えるメカニズムについて、これまでにない知見を研究者にもたらし、予測能力を備えた仮想細胞モデルの構築に必要なデータの不足を補います。
単一細胞RNA-seqデータの生成は、年間数十億個の細胞のプロファイリングが可能なハイスループット解析サービス施設であるパース・バイオサイエンシズの「GigaLab」で行われます。これらのデータは、ノーミック・バイオの「Omini 1000」プラットフォームを用いて取得する分泌タンパク質のプロテオーム・データと組み合わせます。同プラットフォームでは、すべてのサンプルについて1,000種類以上の分泌タンパク質を測定します。
パース・バイオサイエンシズの共同創業者兼最高技術責任者であるチャーリー・ロコは、次のように述べています。「生物学分野のAIモデリングは、データの面でボトルネックに直面しています。創薬において中心的な役割を果たしているにもかかわらず、サイトカインやその他の薬剤などの主要な摂動条件に対するヒトの免疫反応を測定した入手可能データは、非常に少ないのが現状です。『Cascade』は、こうした相互作用の解明に向けた極めて重要な一歩です。これにより、パートナー企業のAIモデルの予測性能を大幅に向上させられると期待しています。」
ノーミック・バイオの共同創業者兼最高経営責任者であるミラド・ダガーは、次のように述べています。「免疫生物学のAIモデルは、細胞の状態がどのように変化するかだけでなく、細胞間の情報伝達に用いられるタンパク質シグナルも捉える必要があります。『Cascade』は、定量的な時間分解タンパク質測定データと単一細胞データを大規模に統合します。これにより、研究者は免疫応答の進行をモデル化し、新たな摂動条件下での変化を予測できるようになります。」
パース・バイオサイエンシズとノーミック・バイオは、引き続き新規パートナーを募集しています。ライセンスに関するお問い合わせは、www.parsebiosciences.com/cascadeをご覧ください。
ノーミック・バイオについて
ノーミック・バイオは、生物学的な測定をより簡便にし、プロテオミクスを利用しやすく、拡張性が高く、日常的に活用できるものにすることで、科学者が人々の寿命を延ばす研究を進められるよう支援することを目指して設立されました。独自のnELISA®技術を用いて、大規模かつ定量的でコスト効率に優れたタンパク質データを提供し、研究成果の創出、開発、実用化を加速します。柔軟なサービス内容、専門家によるサポート、解析にすぐ活用できるデータを組み合わせたエンド・ツー・エンドのサービスにより、創薬とバイオマーカー開発のあらゆる段階において、プロテオミクスをシームレスに統合することができます。当社の使命は、現代の生物学研究においてプロテオミクスを広く活用できるようにすることです。詳細については、nomic.bioまたはLinkedInの当社アカウントをご覧ください。
パース・バイオサイエンシズについて
キアゲングループ傘下であるパース・バイオサイエンシズは、人々の健康と科学研究の進歩を加速させることを使命とする、世界的なライフサイエンス企業です。前例のないスケールと容易さでシングルセル・シーケンシングを実施できるよう研究者を支援する同社の先駆的なアプローチは、がん治療、組織修復、幹細胞治療、腎疾患および肝疾患、脳の発達、そして免疫システムといった分野において、画期的な発見を可能にしてきました。
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