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新型Edison®ヒストトリプシー・システムを用いた世界初の患者治療

米国のトップ施設が革新的なヒストトリプシー肝臓治療プログラムを開始

ミネアポリス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 非侵襲的な「Edison®」ヒストトリプシー(組織破砕)システムを提供するヒストソニックス(www.histosonics.com)は、FDAが最近Edisonシステムをデノボ認可したことを受け、ロチェスター大学医療センターの患者1名がEdisonを利用した標的肝臓腫瘍の治療を受けたと発表しました。同週にはクリーブランド・クリニックが肝臓腫瘍の初診患者らをヒストトリプシーで治療しました。ヒストソニックスが有する画像ガイド型の音波ビーム療法システムは、独自技術と先進画像処理を利用して精度が高く制御しやすい非侵襲の個別治療を提供します。ヒストトリプシー科学では集束音響エネルギーを活用し、細胞より小さな標的組織を機械的に破壊し液体化する、制御された音響キャビテーションを作り出します。

12月18日、 移植部門責任者のロベルト・ヘルナンデス=アレハンドロ氏(MD保持)、手術・移植の准教授である冨山浩司氏(MD、PhD保持)がチームと共に初めてEdisonを使用して患者1名にヒストトリプシー肝臓治療を実施しました。患者は、大腸で発生し肝臓で再発した腫瘍を患っていました。「肝臓腫瘍患者には、ヒストトリプシー応用について非常に大きな可能性があります。この技術は標的肝臓腫瘍を破壊することで患者のステージを下げ、外科的除去や移植につなげる機会を開くのです」とヘルナンデス=アレハンドロ医師は述べています。加えて、「私たちが初めて経験した中で最も興味深かった発見の1つは、脈管と血流の温存です。他には見られないもので、肝臓治療の新時代を切り開くかもしれません」とも話しています。

クリーブランド・クリニックで肝臓の最小侵襲手術ディレクターを務めるC・H・デイヴィッド・クワン氏(MD、PhD保持)とそのチームは、化学療法を用いても進行が止まらず、肝臓に転移した原発性大腸疾患を発症している患者1名に初期治療を実施しました。クワン医師は次のように述べています。「今回の初経験で、患者がヒストトリプシーから恩恵を受ける可能性を見いだしました。他の治療法に比べて侵襲が少なく、当院の患者からは処置に伴う痛みがないと報告を受けているからです。」クワン医師、フェデリコ・アウセホ氏(MD保持)、ジェクン・キム氏(MD保持)率いるチームは、これまでに異なる複数疾患の肝臓腫瘍を持つ患者3名を治療しました。

医療ディレクターのジョー・ハーマン(MD保持)は、次のように述べています。「当社は常に、患者の人生に意味ある変化をもたらすことを目的としてきました。ロチェスター大学医療センターやクリーブランド・クリニックと協力し、標準臨床実践の一環として、肝臓腫瘍を治療するための非侵襲ヒストトリプシーを他社に先駆けて提供していますが、このことは当社の使命をサポートしてくれます。」ヒストソニックスは主要スタッフをトレーニング中で、初となるパートナーズ・プログラムが十数件、米国で導入過程にあります。独自技術が持つ効果発揮の仕組みにより、治療部位の迅速な回復および再吸収がかなうなど、大きな利点が患者にもたらされると同社は考えています。ヒストソニックスのプラットフォームが他と異なるのは、医師がリアルタイムの可視化とコントロールの下で組織破壊を監視する機能も提供する点です。これは既存のどの物理療法とも違います。

ロチェスター大学医療センターのヒストトリプシー・肝臓手術チームに関する詳細:ロチェスター大学医療センターの肝臓手術・移植

クリーブランド・クリニック肝臓手術チームの詳細:クリーブランド・クリニックの肝臓手術・移植

Edison®システムは肝臓腫瘍の非侵襲的な機械的破壊を対象としており、切除不能な肝臓腫瘍をヒストトリプシーで部分的あるいは完全に破壊する場合もあります。FDAは特定の疾患や病態の治療に対するEdisonシステムの評価を一切行っていません。Edisonシステムの腎臓への使用は連邦法により研究目的に限られます。

ヒストソニックスについて

ヒストソニックスは非公開の医療機器企業であり、非侵襲的なプラットフォームと独自の音波ビーム療法を開発しています。ヒストトリプシーという科学を活用し、集束超音波を使用して望ましくない組織や腫瘍を機械的に破壊し、液化する革新的な治療法です。現在はEdisonシステムを米国および一部のグローバル市場で肝臓治療向けの商業化に取り組んでおり、腎臓や膵臓など他の臓器へのヒストトリプシー応用範囲を拡大しています。ヒストソニックスは、米ミシガン州アナーバーとミネアポリスにオフィスを構えています。

詳細はwww.histosonics.com/でご覧ください。

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Email : Joshua.king@histosonics.com
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