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モンロールがドイツに法人および製造施設を設立へ

イスタンブール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- エジザージュバシュ・モンロール・ニュークリア・プロダクツ(モンロール)は、当社事業全体に対する継続的な評価の結果、ドイツに法人および製造施設を設立することを決定しました。

新施設は、ガリウム-68発生器や無担体ルテチウム-177など、SPECT製品や放射性リガンド療法(*)のための放射性医薬品の製造に特化することになります。モンロールの研究開発チームが開発したこれらの製品は、がん患者向けの放射性医薬品の製造に広く使用されています。また、本施設には、cGMPに準拠した最先端の受託開発製造機関(CDMO)サービスを提供する専門部門も配置されます。

モンロールは、本施設を放射性医薬品の製造と、イノベーション創出に向けた産学連携の両方にとっての卓越センターとすることを計画しています。本施設は、2026年までに推計約3000万ユーロの費用で稼働する見込みです。

(*) 標的放射性リガンド療法は、がん治療における革新的な手法であり、現在研究されている中で最も注目すべき先進的治療法の1つと考えられています。世界中の複数の臨床開発プログラムおよび臨床試験で、さまざまな種類のがんを対象に本手法の検証が行われています。

無担体ルテチウム-177について
無担体ルテチウム-177は、標的放射性核種療法に選択される放射性同位元素です。無担体ルテチウム-177の製造工程は、特定のがん患者の治療転帰を改善する可能性のある治療選択肢を実現します。無担体ルテチウム-177は、その独自の特性により、神経内分泌腫瘍(NET)や前立腺がんのような特定のがんを治療するペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)にとって、治療と診断を一体化したセラノスティクスの観点から、望ましい放射性同位元素となっています。また多くの臨床開発プログラムで、ccRCCのようなその他のがんを対象として本治療法が検討されています。

ガリウム-68について
ガリウム-68発生器は、崩壊するゲルマニウム-68から、ガリウムの陽電子放出同位体68Gaを抽出するための装置です。親同位体の68Geは、発生器で製造する68Gaの院内製造で容易に使用できます。ゲルマニウム-68の崩壊生成物であるガリウム-68は抽出されて、がん患者の診断や、腫瘍の直接イメージングに使用される特定の陽電子放出断層撮影核医学診断に採用されています。

モンロールについて
モンロールは世界最大級の核医学企業であり、GMPグレードの放射性同元素および放射性医薬品の開発・製造におけるリーダー企業です。当社は、イスタンブールの本社から、世界水準の放射性医薬品から成る独自ポートフォリオを世界50カ国以上に販売しています。がん治療における患者さんの一連の治療体験の変革と改善に傾倒するモンロールは、CDMOの顧客に対する早期段階のサポートを提供しており、新製品のコンセプトを臨床試験に持ち込み、概念実証を行い、ヒト初回投与試験へ移行するための完全統合サービスも提供しています。主要な国際空港と輸送拠点の近くに位置するモンロールは、世界的な物流ネットワークと世界の仕向地320カ所への貨物サービスとの契約による利点を享受しています。詳細については、www.monrol.comリンクトインをご覧ください。

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Alkım Aydın
alkim.aydin@monrol.com

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