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AIエージェントによる暗号資産決済が過去3か月で500%1急増、暗号資産コンプライアンスにもエージェント型への移行が必要

エリプティック、エージェント型オンチェーン・リスクのガバナンスに関する8つの原則「Elliptic Standard」を公表

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オンチェーン・リスク分野の世界的リーダーであるエリプティックエージェント型オンチェーン・リスクのガバナンスに関する8つの原則「Elliptic Standard」を公表しました。

エリプティックは2013年から、金融犯罪とオンチェーン金融が交わる領域に携わってきました。その長年の経験から、エージェント型取引への移行を金融犯罪リスクにおける決定的な転換点と捉え、そのガバナンスに何が求められるのかを他に先駆けて定義しています。

オンチェーン金融は今や、エージェント型のスピードで動いています。機械が、人間のチームでは審査しきれない量の取引を開始、承認、決済しています。不正行為者はAIを利用し、手作業のプロセスでは追跡できない速度と規模で検知を逃れています。人によるレビューを前提に構築されたモデルは、そもそもこうした世界を想定して設計されたものではありません。すでに対応能力を超えています。

この変化を促している力は3つあります。第1に、ソフトウエアによる審査対象となる活動を人が開始するだけでなく、取引の双方で自律型エージェントが取引相手となるケースが増えていることです。PHDとWARC2の調査では、エージェントが介在する消費者支出は2030年までに3兆3,500億ドルに達すると予測されています。第2に、不正行為者も同じスピードと技術を悪用していることです。FBIのInternet Crime Complaint Center(IC3)3は、AIとの関連が特定された2025年の事案による調整後損失額を8億9,330万ドルと記録しました。第3に、オンチェーン金融が主流化しつつあり、2025年にはステーブルコインの取引高だけで33兆ドル4に達したことです。

ブロックチェーン分析は、エージェント型への移行前の世界を想定して構築されました。業界の多くは今なお、調査主導で過去の事象を振り返るモデルに依存しており、チームがレビューしきれない速さで到来する脅威を処理できていません。このモデルでは、取引の決済後ではなく決済前にリスク判断を下す必要があるシステムを統制することはできません。

「オンチェーン金融におけるリスクには、エージェント型の速度で機能するオペレーティング・システムを基盤とした新たなアプローチが必要です」とエリプティックの最高経営責任者(CEO)であるシモーネ・マイニは述べました。「犯罪者は1度成功すればよいのです。一方、当社のお客様は毎回正しい判断を下さなければなりません。それを実現するには、当社が不正行為者を事後に調査するのではなく、水際で阻止する必要があります。」

10年分のオンチェーン・データには、今も価値があります。変える必要があるのは、そのデータの上に構築された、もはや不要となったアーキテクチャです。犯罪を事後に調査するフォレンジック中心の枠組みでは、リスクがシステム全体に及ぶ前に検知することはできません。業界が代わりに必要としているのは、迅速性、レジリエンス、判断の根拠を説明・正当化できる能力を備えたリアルタイム検知モデルです。

The Elliptic Standardは、判断の妥当性を説明・正当化でき、規制当局から信頼を得られるエージェント型リスク・インテリジェンス・システムが満たすべき要件を、次の8つの原則として定義しています。

  1. 卓越したデータ品質:リアルタイム性を備え、証拠に裏付けられ、帰属先が網羅的に特定されていること。
  2. モデルの透明性と妥当性検証:ブラックボックスを排し、すべてのモデルが説明可能で、継続的にテストと妥当性検証が行われること。
  3. AIの安全性:モデルドリフト、ハルシネーション、バイアス、プロンプト・インジェクション、データ・ポイズニングを明示し、考慮に入れること。
  4. 特定の基盤モデルへの非依存性:集中リスクを低減し、各法域で求められる義務を満たすための十分な柔軟性を維持できるよう、単一のモデルに依存しないこと。
  5. 柔軟な設定機能:企業が自社のリスク選好、エスカレーションの判断ロジック、手順を自ら管理し、決してベンダーの初期設定任せにしないこと。
  6. 設計に組み込まれた人による監督:人による監督を後付けにしないこと。エージェントがコンプライアンスに関する判断を行う一方で、エージェントの動作を定義・監査し、必要に応じて人が上書きできる機能を当初から組み込むこと。
  7. 事業のレジリエンス:エージェントを既存のワークフローの代替とするのではなく、計画的に組み込むこと。エージェントが利用できない場合の代替手段を定め、何が起きても企業が統制を維持できるようにすること。
  8. 従業員の研修・教育:エージェント型システムの使い方だけでなく、その仕組みを深く理解すること。エージェントに問いかけ、その判断を精査し、異議を唱え、覆すとともに、その後の意思決定に責任を持つためのスキルを身に付けること。

「迅速に行動できても、なぜそうしたのかを説明できないエージェントは、コンプライアンス要件を満たしておらず、単なる自動化にすぎません」とマイニは述べました。「最高水準の基準を適用している当社のプラットフォームをはじめ、すべてのエージェント型システムはElliptic Standardの原則を満たさなければなりません。」

「規制当局が今後問うのは、AIを利用しているかどうかではなく、そのシステムが何を行い、なぜそうしたのかを組織として説明できるかどうかです。Elliptic Standardは、その点を的確に捉えています。人による監督は、何か問題が起きてから付け加えるのではなく、最初からこうしたシステムに組み込む必要があります」とCircleの金融犯罪コンプライアンス担当バイスプレジデントであるJoanna Marathakis氏は述べました。

「エージェント型AIには非常に大きな可能性があり、エリプティックが責任ある利用を議論の中心に据えていることを大変喜ばしく思います。業界がこの技術で何ができるかを探る中、透明性、人による監督、説明責任を重視するElliptic Standardは歓迎すべき貢献です」とコインフリップの最高コンプライアンス責任者であるTodd McElduff氏は述べました。

Elliptic Standardは、AIを活用した機能の開発に向けてエリプティックと協力している規制対象機関の意見を取り入れて策定されました。エリプティックは、自社のエージェント型オンチェーン・リスク・ソリューションの開発に当たって、自らも同じ8つの原則を遵守するとともに、その他すべてのプロバイダと、そうしたプロバイダの導入を検討するすべての企業にも同様の対応を求めています。

「エージェント型システムはすでに意思決定を行っています」とマイニは述べました。「業界は、説明責任を組み込むのに都合のよいタイミングを待つことはできません。今すぐ組み込まなければなりません。」

Elliptic Standardの全文は https://www.elliptic.co/the-standard-for-agentic-on-chain-risk でご覧いただけます。

エリプティックについて

エリプティックは、オンチェーン・リスク分野の世界的リーダーとして、AIエージェントの処理速度でリアルタイムのコンプライアンス対応を支えています。当初からコンプライアンスを前提に構築された同社のプラットフォームは、業界で最も包括的なブロックチェーン・データとインテリジェンスを提供しています。他に類を見ない網羅性、精度、稼働率を兼ね備え、高い水準を求める組織が自信を持ってリスクを管理し、コンプライアンスを確保し、インテリジェンス業務を推進できるよう支援しています。

2013年に設立されたエリプティックは、ロンドンに本社を置き、ニューヨーク、ワシントンD.C.、マイアミ、ドバイ、香港、シンガポール、東京にオフィスを構えています。詳細については、 www.elliptic.co をご覧いただくか、 LinkedInX でフォローしてください。

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1エリプティックのインテリジェンス・チームは、2026年5月31日から同年8月31日までの観測に基づき、AIエージェント向け決済基盤における暗号資産取引件数が522%増加したと測定しました。
2PHDおよびWARC、「From abundance to agents」、2026年7月。https://www.phdmedia.com/new-phd-x-warc-research-from-abundance-to-agents-how-the-delegation-of-choice-is-transforming-marketing/
3 https://www.ic3.gov/AnnualReport/Reports/2025_IC3Report.pdf
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