-

リスキファイドの分析、旅行詐欺の手口が急速に変化し、従来の指標では対応が追いつかない実態を明らかに――5月の航空関連の不正リスクは32%上昇

旅行業界に関する最新レポートで、高度な詐欺グループが航空、ホテル、旅行プラットフォームの各分野で、正規の顧客を装う手口で不正を働いている実態が明らかに

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- eコマース向け不正対策およびリスク・インテリジェンスのグローバルリーダーであるリスキファイド(NYSE:RSKD)は、旅行業界に関するインサイトレポートの最新調査結果を発表しました。同レポートでは、高度な詐欺グループやAIを活用する不正行為者が、航空会社、ホテル、オンライン旅行プラットフォームにおいて手口を進化させている実態が明らかになっています。リスキファイドの分析によると、不正行為者は正規の旅行者に見せかけるために行動を変化させる傾向を強めており、従来の不正検知指標の信頼性が低下し、旅行事業者に新たな課題をもたらしています。

リスキファイドが航空、ホテル、陸上交通における数億件の旅行取引を分析したところ、航空分野の不正リスクは2026年の最初の5カ月間を通じて上昇し、2026年5月には2025年5月と比べて前年比32%増と、最も大幅な上昇を記録しました。調査結果からは、高度な不正行為が予測可能な旅行需要のピーク時に限られるものではなく、組織的な詐欺グループが年間を通じて継続的に手口を変化させていることが明らかになりました。

リスキファイドの旅行業界ネットワークには60社を超える旅行事業者が参加しており、2026年6月時点で、航空、ホテル、陸上交通を合わせた累計旅行取引額は8,280億米ドルに達しています。この広範な取引データから、不正行為者が「正規の旅行者らしい行動」に関する従来の想定を覆しつつある実態が浮き彫りになっています。

リスキファイドの最新「Risk Rundown(リスク概要)」レポート「Booking scams are taking off(予約詐欺が急増)」で示されたデータから、旅行詐欺のパターンにおけるいくつかの重要な変化が明らかになっています。

  • 従来の本人確認指標が変化:2025年には、請求先名義と搭乗者名が一致しない取引のリスクは、一致する取引の2.5倍でした。一方、請求先名義と搭乗者名が一致する航空取引についても、2025年11月以降、不正リスクが大幅に上昇し、2025年1月を基準として30%以上高い水準に達しました。
  • 直前予約は引き続き大きな課題:出発まで7日未満の時点で購入された航空券は、その他の予約と比べて不正リスクが2.3倍高く、迅速な顧客体験と不正防止の両立を図る事業者にとって課題となっています。
  • 不正行為者は価値の高い旅行アカウントを標的に: ロイヤルティプログラム、リワードポイント、登録済みの顧客情報は、引き続き不正行為者にとって魅力的な標的となっています。不正行為者は、乗っ取ったアカウントのポイントを現金で販売したり、ギフトカードに交換したり、不正予約の支払いに利用したりすることで収益化しています。
  • 高度な不正行為は取引そのものにとどまらず:不正行為者は、不正に入手・侵害した個人情報、デバイス、アカウントを利用して、旅行業界やその関連業界で高額な購入を行っています。

「当社では毎年、旅行業界全体の不正傾向を分析していますが、不正行為者が事業者のリスク判定に用いる指標に適応するにつれて、攻撃手法が驚くほどの速さで進化していることが分かります」と、リスキファイドの最高マーケティング責任者(CMO)、ジェフ・オットーは述べています。「これまで信頼できる顧客を示すものと考えられてきた行動であっても、詐欺グループがそれを模倣する方法を習得すれば、悪用の対象となり得ます。旅行事業者には、変化する不正パターンに継続的に適応しながら、正規の旅行者にはシームレスな体験を提供できるインテリジェンスが必要です」

今回の分析では、その他の旅行カテゴリーに特有の課題も明らかになっています。ホテルでは、7月と8月に売上高が最も高くなる一方、不正による損失リスクも最も高くなりました。不正行為は予期せず増加することもあり、2025年4月は年間平均を20%上回り、最もリスクの高い月となりました。特に高級宿泊施設が標的となっており、5つ星ホテルは全体で最もリスクの高いセグメントとなりました。

リスキファイドはまた、旅行プラットフォームにおいて、消費者と旅行サービス提供事業者の双方のアカウントを狙った不正利用が増加していることも確認しました。不正行為者は、フィッシングや情報漏えいなどの手口を使って認証済みアカウントを乗っ取っています。こうして盗まれたIDを利用することで、宿泊客とのやり取りや予約情報にアクセスしたり、プラットフォーム上で確立された信頼関係を悪用したりできるため、不正行為の検知が一層困難になります。

世界的に旅行市場が拡大を続ける中、事業者は、ますます巧妙化する不正行為に対処しながらコンバージョンを最大化することを求められています。リスキファイドの旅行業界向けインテリジェンスは、ネットワークレベルのインサイト、顧客行動分析、取引データを組み合わせることで、旅行事業者がカスタマージャーニー全体を通じて、より正確な意思決定を行えるよう支援します。

リスキファイドの旅行業界に関する専門知識の詳細については、 Riskified.comをご覧ください。

レポートの調査方法

「Riskified Travel Industry Insights: Flights, Hotels & Land Transportation(リスキファイド旅行業界インサイト:航空、ホテル、陸上交通)」の調査結果は、航空会社、オンライン旅行会社、ホテル、陸上交通事業者など、リスキファイドのグローバルな加盟店ネットワークに参加する旅行事業者のサンプルから得られた旅行取引データの分析に基づいています。分析には、2025年通年のデータと2026年年初来の動向が含まれています。

この分析は、リスキファイドのネットワーク全体における数億件の旅行取引を対象としています。不正の可能性が最も高い取引を厳選したデータセットと、確認済みのチャージバックを組み合わせて不正の試みを特定しています。「Risk Level(リスクレベル)」は、不正傾向やその経時的な変化を分析するための社内ベンチマークとして使用されています。

リスキファイドについて
リスキファイド(NYSE:RSKD)は、リスクを先回りして管理することで、企業がeコマースの成長力を最大限に引き出せるよう支援しています。世界最大級のブランドやオンライン販売を行う上場企業の多くが、チャージバックに対する保証、不正行為やポリシー悪用への大規模な対策、顧客維持率の向上にリスキファイドを活用しています。eコマースのリスクアナリスト、データサイエンティスト、研究者からなる業界最大規模のチームによって開発・運用されるリスキファイドのAI搭載型不正対策およびリスク・インテリジェンス・プラットフォームは、個々のやり取りを行っている人物を分析し、リアルタイムの意思決定と、IDに基づく高度なインサイトを提供します。詳細については、riskified.com をご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Corporate Communications: Or Shmueli, Public Relations Manager | press@riskified.com
Investor Relations: Stephen Shulstein, Head of Investor Relations | ir@riskified.com

Riskified

NYSE:RSKD


Contacts

Corporate Communications: Or Shmueli, Public Relations Manager | press@riskified.com
Investor Relations: Stephen Shulstein, Head of Investor Relations | ir@riskified.com

More News From Riskified

リスキファイドとマルケタが提携、カード発行会社によるオーソリ判定の精度向上と誤検知による拒否の削減を支援

ニューヨーク&カリフォルニア州オークランド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- eコマースの不正対策およびリスク・インテリジェンスの世界的リーダーであるリスキファイド(NYSE:RSKD)は、マルケタのプラットフォームを利用するカード発行会社にリスキファイドのオーソリ前のリスク・インテリジェンスへのアクセスを提供するため、世界的なモダン・カード発行プラットフォームであるマルケタ(NASDAQ:MQ)との提携を発表しました。今回の統合により、マルケタのカード発行ポートフォリオ全体で、カード発行会社はオーソリ判定の精度を高め、より多くの正当な取引を承認し、誤検知による拒否を削減できるようになります。 誤検知による拒否は、依然としてeコマースにおいて最も大きな損失をもたらし、最も把握しにくい問題の1つです。PYMNTS Intelligenceとヌヴェイが2023年に実施した調査によると、誤検知による拒否により、米国では推定1,570億ドルのeコマース売上高が失われるリスクにさらされ、消費者がその後、購入を完了するために決済を再度試みたにもかかわらず、最終的に81...

リスキファイドによる調査:AIが夏の旅行ブームをけん引する中、煩雑なセキュリティー確認と詐欺への不安が加盟店のコンバージョンを阻害する恐れ

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- eコマース不正およびリスク・インテリジェンスのグローバルリーダーであるリスキファイド(Riskified、NYSE:RSKD)は、2026年夏の旅行シーズンを前に実施したグローバル調査の結果を発表しました。この調査は、消費者の旅行行動、予約体験、ならびにデジタルおよびAIを活用した旅行ツールに対する信頼を調査したものです。 米国、英国、中国、日本、メキシコ、ブラジル、コロンビアの4,000人を超える消費者を対象に実施されたこの調査では、夏の旅行シーズンを控え旺盛な旅行需要が見られることに加え、旅行計画におけるデジタルツールやAIツールの利用が引き続き進んでいることが示されています。 リスキファイドの「2026年夏の旅行に関する調査」の主な結果は以下のとおりです。 消費者の81%が旅行計画にデジタル・プラットフォームを利用しており、26%はすでにChatGPTやGeminiなどのAIを活用しています。 旅行目的ではレジャーが63%で引き続き最多となり、友人や家族を訪ねる旅行(25%)、ライブ・イベントへの参加(...

リスキファイドの最新の調査で、消費者のほぼ半数が返品にAIを利用し、不正返品の常態化が明らかに

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- eコマースにおける不正検出とリスクインテリジェンスのグローバルリーダーであるリスキファイド(NYSE:RSKD)は、AI時代におけるeコマース取引の返品に関する消費者の意識と行動の変化を探る新たなグローバルレポート「 Rewriting the Rules on Returns(書き換えられる返品ルール) 」を発表しました。 リスキファイドが委託し、eTailインサイツが実施したこの調査は、7か国の消費者2091人を対象としたアンケートと、世界最大規模の小売企業幹部への詳細なインタビューに基づいています。調査結果によると、返品の不正利用はますます常態化しており、消費者のほぼ半数がすでに返品または返金請求に生成AIツールを利用していることが明らかになりました。同時に、小売業者は返品ポリシーの厳格化、返品期間の短縮、そして正当な返品と悪用をより的確に区別するため、高度なAI検出システムの導入といった対応策を講じています。 主な調査結果 消費者のほぼ半数(50%)が、ChatGPTやClaudeといった生成AIツー...
Back to Newsroom