-

ラピッド・メディカル™、世界唯一の調整可能な血栓除去デバイス「タイガートリーバー」について、日本での承認取得とカネカとの独占的パートナーシップの締結を発表

ラピッド・メディカルのタイガートリーバー™は、虚血性脳卒中の処置において血栓を効果的に絡め取り、欠陥を損傷から保護する設計

イスラエル・ヨクネアム&テキサス州サウスレイク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 先進的な神経血管デバイスの主要開発企業であるラピッド・メディカル™は、再灌流デバイスのタイガートリーバーが日本で承認を得たことを発表しました。タイガートリーバーは、機械的血栓除去に、初めて患者個別のソリューションを提供するデバイスとして機能します。

航空宇宙工学の進歩からインスピレーションを得たタイガートリーバーのテクノロジーは、血栓除去の処置を受動的アプローチから能動的アプローチへと転換します。従来のステントリトリーバーと比べて、タイガートリーバーは使用者がコントロールすることができます。このことは、基礎疾患としての頭蓋内動脈硬化症(ICAD)の有病率が高い日本やその他のアジア諸国において特に重要です。同デバイスは必要に応じて拡張・縮小し、血栓を効果的に絡め取り、デバイス回収時の血管穿孔や損傷のリスクを低減できる可能性があります。

ラピッド・メディカルの国際担当プレジデントであるEitan Havisは、「ファーストパス成功率向上のために、各患者の解剖学的構造に合わせて調整できる単一のツールを、日本で利用できるようになりました。脳の処置に妥協は許されないため、日本や他のアジア諸国、例えば中国では、患者個別の脳卒中治療の導入が待ち望まれていました」と語ります。

発表済みの臨床試験では従来のステントリトリーバーと比べた優位性が立証されています。多施設TIGER試験の結果は、6つの主要ステントリトリーバーの試験の平均と比較して、脳への血流の回復、良好な臨床転帰、新たな領域での塞栓の減少という3点で統計学的に有意な改善を示しました1。TIGER試験ではさらに、ファーストパス成功率が非常に高く、吸引のみの場合に匹敵するほど手術時間が短いことも明らかになりました2サブグループ分析によれば、これらの優れた結果は重度の狭窄動脈を持つ患者でも維持されました3

ラピッド・メディカルについて
株式会社カネカは東京に本社を置き、日本におけるラピッド・メディカルの独占販売権を有します。ラピッド・メディカルは、虚血性および出血性脳卒中の治療のための先進的な介入デバイスを開発することで、神経血管治療の可能性を広げています。独自の製造技術を活用するラピッド・メディカルの製品は遠隔操作が可能であり、完全に可視化されています。これにより、医師はリアルタイムで解剖学的な状況に対応し、各患者に合わせたアプローチを調整することができ、手術の結果をより良くすることができます。タイガートリーバー™1317、21COMANECI™、およびCOLUMBUS™/DRIVEWIREはCEマークを取得し、FDAの承認も得ています。タイガートリーバーXLもCEマークを取得しています。詳細な情報は、www.rapid-medical.comでご確認いただけます。

___________________________
1 Gupta R、Saver JL、Levy E、他。「急性虚血性脳卒中のための新しいラジアル調整可能ステントリーバー:多施設TIGER試験の主要結果」。Stroke vol. 52,5 (2021): 1534-1544. doi:10.1161/STROKEAHA.121.034436
2 Turk、Aquilla S 3rd、他。「大血管閉塞に対する第一選択アプローチとしての吸引血栓除去術とステントリトリーバー血栓除去術の比較(COMPASS):多施設、無作為化、非盲検、盲検結果、非劣性試験」。Lancet(イングランド、ロンドン)vol. 393,10175 (2019): 998-1008. doi:10.1016/S0140-6736(19)30297-1
3 Ojeda DJ、Ghannam M、Sanchez S、他。「内頭蓋アテローム性動脈硬化症を伴う急性虚血性脳卒中の治療におけるタイガートリーバー」[オンライン先行公開、2023年9月30日]。J Neurointerv Surg。2023;jnis-2023-020796. doi:10.1136/jnis-2023-020796

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Ronen Eckhouse
+972-72-2503331
ronen@rapid-medical.com

More News From Rapid Medical

Rapid Medical™、末梢血管閉塞に対する TIGERTRIEVER 13™ を評価する DISTALS 試験の登録を完了

サウスレイク(テキサス州)および ヨクネアム(イスラエル)--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アクティブな血管内デバイスの主要な開発企業である Rapid Medical™ は、急性虚血性脳卒中における末梢中血管閉塞(DMVO)患者を対象に、TIGERTRIEVER 13™ デバイスを評価する多施設ランダム化試験である DISTALS 試験において、患者登録が完了したことを発表しました。 「DMVO の脳卒中は虚血性脳卒中の最大 40%を占め、重大な障害を引き起こす可能性がありますが、その治療はこれまで不確実なままでした。ESCAPE-MEVO と DISTAL の最近の中立的な結果が示したのは 1 つの明確な点です――末梢の血栓除去には、末梢血管向けに特別に設計されたデバイスと試験が必要であるということです」と、カリフォルニア州 UCLA の DISTALS 主任研究者である Jeffrey Saver 医師は述べました。「TIGER 13 と DISTALS は、そのための専用設計を提供します。登録完了は、これらの患者ケアを本当に進展させうるエビデンス...

ラピッド・メディカル、北米におけるDRIVEWIRE™ 24の症例数が1000件を超え、MDR承認を取得し欧州に展開

米テキサス州サウスレイク&フランス、マルセイユ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 能動血管内デバイスのリーディングカンパニーであるラピッド・メディカルは、今年初めに開始した限定販売において、同社のDRIVEWIRE™ 24ステアラブルガイドワイヤーが北米における1000件以上の神経血管手術に使用されたことを発表しました。また、同社は2025年ESMINT年次総会において、欧州医療機器規則(MDR)に基づくCEマークを取得したことも発表しました。 ニューヨーク州ニューヨーク大学ランゴーン校の脳神経外科医であるエレズ・ノセック氏は、「私の経験では、このワイヤーは従来の技術では不可能だった精度とサポートのユニークな組み合わせを実現しており、あらゆる身体構造に対して、より効率的かつ短時間でアプローチできる、信頼性の高いツールとなっています」と述べています。 DRIVEWIREは、0.024インチの制御可能なガイドワイヤーとして初めて、虚血性脳卒中、動脈瘤、その他の複雑な神経血管疾患において、同分野でも人気の技術となりつつあります。先端部が機械的に調整可能なため、医...

Rapid Medical™、TIGERTRIEVER™13を用いたDISTALS臨床試験の中間安全性解析で、中血管閉塞の安全性の懸念がないことを報告

イスラエル・ヨクネアム、テキサス州サウスレイク、フランス・マルセイユ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 先進血管内デバイスの開発で業界をリードするRapid Medical™ は、2024年欧州低侵襲神経治療学会(ESMINT)会議で、DISTALS臨床試験の中間安全性解析が完了したとアナウンスしました。 「TIGERTRIEVER 13の安全性プロファイルが無作為化の継続を許容できることが、DSMBによって発見されたことを嬉しく思います。これは、ロープロファイルかつ調整可能な同製品が持つ、小血管での血栓除去術を円滑化できるユニークな設計がもたらした結果です」と、治験責任医師であるニューヨーク州立ストーニーブルック大学病院のDavid Fiorella博士はコメントしています。 プロトコールに従い、データ安全性モニタリング委員会(DSMB)は82名の被験者について症候性脳内出血(sICH)発生率を含むすべての安全性データを解析しました。委員会はJosh Hirsch医師、Thabele (Bay) Leslie-Mazwi医師、Robert W. Rege...
Back to Newsroom