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子どものための責任あるAI:IEEE、オンライン上で子どもを守るための信頼できる安全対策の枠組みを提供

子どもがAIに触れる機会が急増する中、IEEEスタンダード・アソシエーションの認証が、子ども向けAI製品の倫理に配慮した設計、第三者による試験、安全性とウェルビーイングに関する説明責任の継続的な履行を支援

ギリシャ国立科学研究センターの教育プラットフォームに初の製品認証を付与

ニュージャージー州ピスカタウェイ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- IEEEスタンダード・アソシエーションは、人類の利益のために技術の発展に尽力する世界最大の技術専門組織であり、公益団体でもあるIEEEのグローバルな合意形成型の標準化機関です。同協会は、子どものオンライン上の安全性に関する初の製品認証を付与し、「Responsible AI for Children(RAIC)」認証プログラムを進展させました。

子どもがデジタル技術やAIを活用した技術に接する機会が増える中、保護者、教育関係者、開発者、規制当局は、信頼できるツールを求めています。IEEEのResponsible AI for Children(RAIC)認証は、国際的な技術標準を、年齢適正デザインと子どもの安全性に関する実用的な評価手法として具体化することで、こうしたニーズに直接応え、各組織がデジタル製品やサービスにおいて子どもの価値観、権利、ウェルビーイングを優先できるよう支援します。

IEEEの2026年会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるメアリー・エレン・ランドールは、次のように述べました。「AIが子どもの日常生活の一部となる中、技術分野のリーダーとして私たちが担う責任は、かつてないほど大きくなっています。私たちは、子ども向けに開発されたAIシステムが、安全で子どもの支えとなる体験を優先するよう、後押ししなければなりません。この認証プログラムは、スマート・トイ、オンライン・ゲーム、教育ソリューションといったAIを活用した製品が子どものウェルビーイングを支えていることを示すうえで、組織に競争上の優位性をもたらし、家庭や教育関係者からの信頼獲得を支援します。」

信頼を重視するIEEEの認証プログラムが、子どもにとってより安全なAIの実現を支援

IEEEスタンダード・アソシエーションのRAIC認証は、スマート・トイ、学習アプリ、学習指導プラットフォームなどの子ども向けAI製品が、第三者による試験を受け、安全性と倫理に関する具体的な要件への適合が確認されたことを示します。設計と評価の手法に一貫性を持たせることで、このプログラムは、テクノロジー企業、公的機関、教育機関が、子ども向けにより信頼性の高いデジタル製品を開発できるよう支援します。

  • 設計要件:組織は、標準に基づくプライバシー保護措置、年齢に応じたコンテンツの制限、子どもの権利(国連の子どもの権利条約で規定)を守るための措置を、後から追加するのではなく、開発当初から設計に組み込む必要があります。
  • 第三者による試験:認証が付与される前に、IEEEが認定した評価者が、完成した製品をRAICの要件に照らして評価します。これは、実体のある玩具が安全マークを取得する際と同様のプロセスです。
  • 継続的な説明責任:認証を受けた組織は、一度限りの審査を受けて終わるのではなく、製品の変更に応じて、要件への適合性を継続的に示す必要があります。

IEEEの専務理事兼最高執行責任者であるソフィア・A・ミュアヘッドは、次のように述べました。「子どもは現在のオンライン利用者の大きな割合を占めていますが、技術を設計する際には、子どもへの配慮が後回しにされることがあまりにも多くあります。私たちは社会全体で、子どもが日々接するツールそのものに信頼性と安全性を組み込むことを重視しなければなりません。そのためには、Responsible AI for Children認証のように、第三者によって検証された年齢適正デザインの基準が必要です。これにより、若年ユーザーを危害から守りながら、技術がもたらす多くの恩恵を享受できるよう支援します。」

IEEEの認証プログラムは、第三者の試験機関と評価者によるグローバル・ネットワークを活用し、子ども向けの機器やシステムが、安全性と信頼性に関する広く認められた規格に適合するよう支援します。本認証プログラムは、世界的に認知されているIEEEのAI倫理プログラム「CertifAIEd™」を拡張したものであり、年齢に適したデジタル・サービスの要件を定めるIEEE 2089™と、倫理的なシステム設計の指針を示すIEEE 7000™という、IEEEの2つの中核的な規格を結び付けます。

NCSRデモクリトスの「d-AI-logue」に初の製品認証を付与

IEEEスタンダード・アソシエーションはまた、ギリシャの国立科学研究センター(NCSR)デモクリトスが開発した、AIを活用した革新的な教育プラットフォームであるd-AI-logueが、初の認証製品となったことを発表しました。同プラットフォームは、直接答えを示すのではなく、問いかけを通じて考えを導くことを重視する指導法であるソクラテス式対話を用い、生徒が自ら情報を評価できるよう支援します。

この認証は、同製品が子どもによる利用を想定した厳格な基準に照らして評価されていることを、ギリシャの教育関係者、学校、省庁、保護者に対して第三者の立場から保証するものです。同プラットフォームが教室での試験導入や教育プログラムへと展開を広げる中で、より広く信頼され、導入されるよう後押しします。

NCSRデモクリトスの研究員で、d-AI-logueのコーディネーターを務めるゲオルギオス・ペタシス博士は、次のように述べました。「NCSRデモクリトスでは、AIシステムは教育に変革をもたらすことができると考えています。ただし、それは責任を持って開発・導入された場合に限られます。私たちがIEEE CertifAIEd Responsible AI for Children認証の取得を目指したのは、子ども向けAIシステムの開発には、第三者による検証が不可欠だからです。この認証は、信頼、透明性、人間による監督、教育の健全性を重視する私たちの姿勢を示すとともに、教育関係者、政策立案者、保護者に対し、d-AI-logueが学習者の最善の利益を中心に据えて設計されているという安心感を与えます。」

RAIC認証プログラムの詳細や製品評価のお申し込みについては、https://ieeesa.io/raic をご覧ください。

IEEEスタンダード・アソシエーションについて

IEEEスタンダード・アソシエーション (IEEE SA)は、人類の利益のために技術の発展を推進する世界有数の標準化機関です。IEEE SAは、開かれた合意形成に基づくプロセスを通じて、産業界、政府、学術界、市民社会の専門家を結集し、世界各地で採用される標準の策定、標準化前段階の技術育成、適合性評価、研修、政府との協力を推進しています。こうした取り組みにより、社会と技術に関わる課題に対応し、子どものウェルビーイングとデジタル環境での安全性を支えるとともに、新興技術への信頼を育みます。標準、協働、イノベーションを通じて、IEEE SAは、より安全で持続可能かつ公平な世界の実現に貢献しています。

IEEEについて

IEEEは世界最大の技術専門組織であり、人類の利益のために技術の発展に尽力する公益団体です。引用頻度の高い出版物、会議、技術標準、専門的・教育的活動を通じて、IEEEは、国際標準、航空宇宙システム、コンピューター、電気通信から、生体医工学、電力、民生用電子機器に至るまで、幅広い分野で信頼される存在となっています。詳細は https://www.ieee.org をご覧ください。

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