-

アジア企業、マネージド型の「インターネット・ファースト」ネットワークへ移行

ISG Provider Lens®調査レポートによると、企業はコスト管理と多様なインフラ環境におけるアプリケーション性能確保のため、SD-WANおよびSASEアーキテクチャに基づくサービスを採用しています。

シドニー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- グローバルなAI中心のテクノロジー調査・アドバイザリー企業であるインフォメーション・サービス・グループ(ISG)(Nasdaq: III)が発表した最新の調査レポートによると、アジア太平洋地域の企業は、パフォーマンス、レジリエンス、ガバナンスの向上を目的に、ネットワーク、セキュリティ、クラウド運用を横断するインターネット・ファーストのマネージド・サービスを導入し、エンタープライズ・ネットワークの近代化を進めています。

「2025年版 ISG Provider Lens®エンタープライズ向けマネージド・ネットワーク・サービス(アジア太平洋)」調査では、企業が従来型ネットワークを、ソフトウェア定義広域ネットワーク(SD-WAN)およびセキュア・アクセス・サービス・エッジ(SASE)アーキテクチャへ置き換えている実態が明らかになりました。分散型の事業運営を拡大する中で、企業はコスト管理や人材不足への対応を行いながら、一貫したアプリケーション性能、規制遵守、サイバー・レジリエンスを確保する必要に迫られています。こうした要因が、可視性や制御性を損なうことなく迅速な変化に対応できる、最新のマネージド・ネットワーク・モデルへの需要を加速させています。

ISGでネットワークおよびソフトウェア・アドバイザリー部門の社長を務めるレオン・プラッツは、次のように述べています。「ネットワークは、もはや静的なインフラではなく、デジタル運用を支える戦略的基盤になっています。企業がAI、ロボティクス、自動化の導入を加速する中、信頼性の高いパフォーマンス、リアルタイムの意思決定、持続的な生産性向上において、ネットワークは極めて重要です。アジア太平洋地域の企業は、ミッションクリティカルなワークロードを支えるため、柔軟性と予測可能なパフォーマンスのバランスを取ったアーキテクチャを求めています」

レポートによると、クラウドネイティブ・アプリケーションの利用拡大や分散した労働力の増加により、アジア太平洋地域ではインターネット・ファーストのSD-WANおよびSASEアーキテクチャに対する需要が高まっています。これらのモデルは、高コストな従来回線への依存を減らしつつ、地理的に分断された環境全体での俊敏性を向上させます。企業は、規制、遅延、レジリエンス上の理由で必要な場合にのみ、決定論的なアンダーレイを利用しています。このアプローチにより、インフラ成熟度が異なる市場間でもサービスの一貫性を維持しながら、段階的な近代化が可能になります。

ISGによると、同地域の企業は、社内スキル不足やマルチベンダー環境の複雑化に対応するため、マネージドおよびコ・マネージド型のネットワーク・サービスへと移行しています。APIファーストで従量課金型のネットワーク・アズ・ア・サービス(NaaS)消費モデルは、ネットワークを段階的に近代化し、支出をCapEx(設備投資)からOpEx(運用費)へシフトしたい企業にとって重要性を増しています。さらに、自動化やAIOpsが、プロビジョニング、アプリケーション保証、変更管理に適用され、手作業やエラー率の削減に寄与しています。これらの進展により、拠点展開の迅速化、総保有コストの低減、より予測可能なネットワーク性能といったメリットが企業にもたらされています。

同レポートは、主権境界内での運用に特化したローカルのマネージド・ネットワーク・サービス・プロバイダー市場が、アジア太平洋地域で拡大している点も指摘しています。これらのプロバイダーは、特に政府機関や民間企業と密接に連携し、地域規制に沿った柔軟なコ・マネージド・モデルを提供しています。多くの場合、国内通信事業者と卸契約を結びつつ、インテントベースのプロビジョニングやリアルタイムの可観測性を提供し、迅速な復旧を可能にしています。

ISG Provider Lensリサーチのプリンシパル・アナリストであり、本レポートの筆頭著者であるヤシュ・ジェサニは、次のように述べています。「成功している企業は、ネットワーク運用を成長、顧客体験、コスト効率を支えるプラットフォーム機能として再定義しています。最新のマネージド・ネットワーク・モデルは、ガバナンスとサービス保証を維持しながら、デジタル施策の拡張を可能にします」

レポートではこのほか、自動化主導の運用の重要性の高まり、ラストマイル性能のばらつきへの対応、エッジ接続の複雑性といった、アジア太平洋地域におけるマネージド・ネットワーク導入に影響を与える追加トレンドについても分析しています。

アジア太平洋地域の企業が直面するネットワーク課題や、それに対するISGの提言についての詳細は、ISG Provider Lens®「フォーカル・ポイント」ブリーフィングはこちらからご覧ください。

「2025年版 ISG Provider Lens®エンタープライズ向けマネージド・ネットワーク・サービス(アジア太平洋)」調査では、63社のプロバイダーを、①マネージド・ネットワーク・サービスの進化、②マネージド・ネットワーク・サービス(ローカル専門プロバイダー)、③マネージド・エンタープライズ接続ソリューション(DIA、VoIP、VPN)、④ネットワーク・アズ・ア・サービス(NaaS)の4つのクアドラントで評価しています。

同レポートでは、アクセンチュア、GTT、NTTデータ、オレンジ・ビジネス、シングテル、タタ・コミュニケーションズ、テルストラ、ボーダフォン・ビジネスが、それぞれ3つのクアドラントで「リーダー」に選出されました。PCCWグローバルおよびベライゾン・ビジネスは2つのクアドラントでリーダーに選ばれています。BT、Data#3、グローブ・ビジネス、日立デジタルサービス、Interactive、KT、ロジカリス、マキシス、マイクロランド、SKテレコム、スパークNZ、スターハブ、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)、テレコム・マレーシア(TM One)、ヴォーカス、ウィプロは、それぞれ1つのクアドラントでリーダーに選出されました。

また、バーラソフト、BT、HCLテック、ウィプロは、ISGの定義において「有望なポートフォリオ」と「高い将来性」を持つ企業として、各1クアドラントで「ライジング・スター」に選ばれています。

顧客体験(CX)の分野では、タタ・コミュニケーションズが、エンタープライズ向けマネージド・ネットワーク・サービス・プロバイダーの中で、2025年のグローバル「ISG CXスター・パフォーマー」に選出されました。同社は、テクノロジーおよびビジネス・サービス業界における最高水準の品質認証である「ISGスター・オブ・エクセレンス™」プログラムの一環として実施された、ISGの「ボイス・オブ・ザ・カスタマー」調査において、最も高い顧客満足度スコアを獲得しました。

「2025年版 ISG Provider Lens®エンタープライズ向けマネージド・ネットワーク・サービス(アジア太平洋)」調査は、購読者向け、または単体購入にて、同社ウェブページから入手可能です。

ISG Provider Lens™ 調査について

ISG Provider Lens® のクアドラント調査シリーズは、実証的かつデータに基づくリサーチと市場分析に、ISGのグローバルなアドバイザリーチームによる実務的な知見と観察を融合させた、独自のサービスプロバイダー評価レポートです。企業は最適なソーシングパートナー選定に役立つ詳細なデータと市場分析を得られ、ISGのアドバイザーは本レポートを活用して自らの市場知見を検証し、クライアント企業に的確な提言を行っています。本調査は現在、グローバル市場をはじめ、欧州、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、英国、フランス、ベネルクス、ドイツ、スイス、北欧、オーストラリア、シンガポール/マレーシアの各地域におけるサービスプロバイダーを対象としており、今後さらに対象地域を拡大していく予定です。ISG Provider Lensの調査の詳細については、こちらの ウェブページ をご覧ください。

ISGについて

ISG(インフォメーション・サービス・グループ) (Nasdaq: III )は、AI中心のグローバルなテクノロジー調査・アドバイザリー企業です。世界のトップ100企業のうち75社を含む900社以上のクライアントに信頼されるパートナーとして、テクノロジーおよびビジネス・サービス分野で長年にわたりリーダー的存在を担い、現在ではAI活用の最前線で組織のオペレーショナル・エクセレンスと成長加速の実現を支えています。2006年に設立されたISGは、独自の市場データ、プロバイダー・エコシステムに関する深い知見、そして世界各地で1,600人の専門家が連携する体制を強みに、クライアントがテクノロジー投資の価値を最大化できるよう、支援しています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Press Contacts:
Laura Hupprich, ISG
+1 203-517-3100
laura.hupprich@isg-one.com

Julianna Sheridan, Matter Communications for ISG
+1 978-518-4520
isg@matternow.com

Information Services Group, Inc.

NASDAQ:III


Contacts

Press Contacts:
Laura Hupprich, ISG
+1 203-517-3100
laura.hupprich@isg-one.com

Julianna Sheridan, Matter Communications for ISG
+1 978-518-4520
isg@matternow.com

More News From Information Services Group, Inc.

アジア太平洋地域でマイクロソフトのプラットフォームを活用したAIモダナイゼーションが加速

シドニー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- グローバルなAIを中核とするテクノロジー調査・アドバイザリー企業であるInformation Services Group(ISG)(Nasdaq:III)の新しい調査レポートによると、アジア太平洋地域の企業では、経済の先行き不透明感、規制環境の変化、競争の激化に対応するため、マイクロソフトのクラウドおよびAIプラットフォームを統合された運用環境へ取り入れる動きが加速しています。 「2026 ISG Provider Lens® Microsoft AI and Cloud Ecosystem」アジア太平洋地域版レポートでは、マイクロソフトのプラットフォームおよびサービスが、インフラのモダナイゼーションからAIを活用した事業変革への幅広い移行において重要な役割を果たしていることが明らかになりました。オーストラリアおよびニュージーランド、東南アジア、インドでは、企業がクラウド、データ、AIの機能を業務プロセスへ統合し、業務効率の向上、顧客エンゲージメントの強化、企業情報の有効活用を進めています。 ISGアジア太平洋...

アジア太平洋地域のテクノロジー・サービス支出、AIが需要をけん引し第2四半期に大幅増、「ISGインデックス™」で判明

シドニー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アジア太平洋地域では、第2四半期にテクノロジー・サービス支出の伸びが大幅に加速し、AI導入を追い風に、成長率は過去5年近くで最高となりました。AIを中核とする世界的なテクノロジー調査・アドバイザリー企業Information Services Group(ISG、Nasdaq:III)が発表した業界の現状に関する最新レポートで明らかになりました。 年間契約額(ACV)が500万米ドル以上の商業アウトソーシング契約を対象とするAsia Pacific ISG Index™によると、第2四半期の総合市場(クラウド型XaaSとマネージド・サービス)のACVは50.5%増加し、過去最高の76億米ドルに達しました。この伸び率は、同地域の四半期成長率としては2021年第4四半期以来最高で、プラス成長は2四半期連続となりました。 「アジア太平洋市場では、明らかに勢いが戻ってきています」とISG Asia Pacificのパートナー兼地域責任者であるマイケル・ゲイルは述べました。「企業がAI導入を支えるインフラストラクチャー・サ...

アジア太平洋地域の企業、SAPの近代化を加速

シドニー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- AI中心のグローバルなテクノロジー調査・アドバイザリー企業であるInformation Services Group(ISG)(Nasdaq:III)が発表した最新の調査レポートによると、アジア太平洋地域の企業は、プラットフォームの移行が避けられなくなる中、短縮されたスケジュールで規律あるSAPトランスフォーメーションに取り組んでいます。 「2026年版ISG Provider Lens® SAPエコシステム(アジア太平洋地域版)」レポートによると、ERP Central Componentシステムのサポート期間の終了が2027年に迫っていることを踏まえ、多くの企業がSAP S/4HANAとクラウド中心のオペレーティングモデルの導入を進めています。このような移行を実施するに当たり、企業はシステムの安定性、監査可能性、長期的なアップグレード対応を重視しています。 ISGオーストラリア・ニュージーランドおよびアジア太平洋地域パートナー兼地域責任者であるマイケル・ゲイルは、次のように述べています。「アジア太平洋地域の企...
Back to Newsroom