-

3Dインベストメント、東邦ホールディングス社外取締役に対し、第三者委員会の設立及びガバナンス体制の是正を最終要請

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東邦ホールディングス株式会社(東証:8129、以下「東邦HD」)の大株主であるファンドに対して、投資一任業務を提供する3D Investment Partners Pte. Ltd.(以下、「3D」又は「当社」)は、本日、東邦HDの社外取締役に対し、不祥事について適切な調査を行う第三者委員会の設置と、その調査結果を踏まえたガバナンス体制の是正を株主に対してコミットメントするように求める最終要請の公開書簡を発出しました。

本公開書簡において、3Dは、概要、以下のとおり述べています。

  • 検察官が作成した枝廣CEO及び馬田COOの供述調書により、経営トップ自身が競合他社との違法な談合を「必要悪」と見なし、組織全体として法令違反を容認していたことが判明し、不正が経営トップの意思決定や統制の欠如に起因する組織的な問題であったことが明確になったこと。
  • この継続的かつ組織的な問題と、それを認識しながら是正しなかった取締役の対応は、東邦HDにおいて株主代表訴訟の対象となる取締役としての善管注意義務違反を構成するにまで至っており、極めて深刻な状況にあること。
  • 東邦HDの抱える組織的な問題の病理は「隠蔽体質」と「形骸化した対応への逃避」にあり、これが組織的な不祥事の発生要因となっているだけでなく、本来、適法かつ適切な手段によって競争力を高め、業績を向上させ企業価値を創出していくという組織の基本的な使命そのものを妨げていること。
  • 東邦HDの取締役は、依然として善管注意義務を怠り、組織的な問題の病理を放置し続けることで、将来の不祥事の再発による不可逆的な企業価値の毀損のリスクを、放置し続けていること。
  • 東邦HDの組織的欠陥を是正し、将来の不祥事の再発による企業価値毀損を阻止するためにも、社外取締役が「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」に即した第三者委員会を設置し、その調査結果を踏まえてガバナンス体制を是正することを株主に対してコミットメントすべきであること。

公開書簡の全文、供述調書、及び東邦HDの企業価値の向上を妨げる組織的な病理について説明したプレゼンテーション資料は以下のリンクよりご覧いただけます。

株主の皆様に置かれまして、当社の公開した資料をご確認いただき、東邦HDの適切なガバナンス体制の確立に向けた対話をぜひ進めていただければ幸いです。

Contacts

株式会社KRIK(広報代理)
越田:070-8793-3990
杉山:070-8793-3989

3D Investment Partners Pte. Ltd.


Release Versions

Contacts

株式会社KRIK(広報代理)
越田:070-8793-3990
杉山:070-8793-3989

More News From 3D Investment Partners Pte. Ltd.

3D、東邦HDに対し提訴請求を行い、第三者委員会による調査の実効性を確保するための法的論点を提示

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東邦ホールディングス株式会社(東証:8129、以下「東邦HD」)の株主であるファンドに対して、投資一任業務を提供する 3D Investment Partners Pte. Ltd.(以下、当該ファンドとあわせて「3D」又は「当社」)は、2025年12月15日、東邦HDに対し、同社の社外取締役に宛てた公開書簡(以下「本公開書簡」)を送付するとともに、同社の現取締役及び旧取締役に対する責任追及を求める会社法第423条及び同法第847条第1項に基づく提訴請求(以下「本提訴請求」)を、監査等委員である取締役に対して実施しました。 12月26日の会社回答に先だって本提訴請求を行った真意 本提訴請求は、会社法に基づき経営陣の法的責任の明確化を求めるものですが、同時に、会社が今後設置する第三者委員会における調査を、より実効的かつ有意義なものとするために、あらかじめ整理すべき法的論点を提示し、その調査スコープの策定をサポートすることを重要な目的としています。 第三者委員会による調査の実効性は、調査開始時点における論点整理および調査...

3Dインベストメント、スクエニHDの経営課題を指摘するプレゼンテーション資料を公表し、株主の意見を募集

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス(以下「スクエニHD」)(9684.T)の大株主であるファンドに対して、投資一任業務を提供する3D Investment Partners Pte. Ltd.(「3D」又は「当社」)は、本日、スクエニHDが長年抱えている経営課題を説明したプレゼンテーション資料(以下「本プレゼン資料」)を公開しました。当社は、株主の皆様のご意見を踏まえて、スクエニHDと企業価値向上に向けた建設的な対話を進めて参りたいと考えておりますので、株主の皆様におかれましては、本プレゼン資料をご覧くださいまして、スクエニHDの経営課題について率直なご意見をくださいますようお願い申し上げます。 Link: https://www.3dipartners.com/wp-content/uploads/square-enix-presentation-material-jp-202512.pdf (本プレゼン資料のp.93までのスライドは、2025年9月29日に当社がスクエニHDに提供した経営課題指摘資料...

3Dインベストメント:大手議決権行使助言会社であるグラス・ルイスは、東邦HDの株主に対し、2025年6月定時株主総会において枝廣弘巳CEOの再任に「反対」することを推奨

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 3D OPPORTUNITY MASTER FUNDの運用会社である3D Investment Partners Pte. Ltd.(以下「3D」又は「当社」)は本日、大手独立系議決権行使助言会社であるGlass, Lewis & Co.(以下「グラス・ルイス」)が、東邦ホールディングス株式会社(以下「東邦HD」)(8129.T)の第77回定時株主総会(2025年6月27日開催予定)において、現代表取締役社長 CEO兼CFOの枝廣弘巳氏(以下「枝廣氏」)の再任議案に対し、「反対」票を投じるよう株主に推奨したことをお知らせいたします。 グラス・ルイスは報告書の中で、3Dは「東邦HDのガバナンス慣行に関して、適切かつ十分な根拠のある懸念を提起している」1としたうえで、株主に対して、これらの問題に関する「懸念と不満を表明すべきである」2として、枝廣氏への「反対」票を推奨しました。 この結論に至る過程で、グラス・ルイスは、東邦HDが関与した日本大学医学部附属病院に関連する不正な取引スキーム(以下「日本大学事件」)に注...
Back to Newsroom