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AGCバイオロジクス、ハイデルベルク拠点でバルネバの四価赤痢菌ワクチン候補の第II相試験用原薬を供給

シアトル&ドイツ・ハイデルベルク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 医薬品製造受託機関(CDMO)のAGCバイオロジクスは、特殊ワクチンメーカーであるバルネバ(Nasdaq:VALN、Euronext Paris:VLA)と開発・製造サービス契約を締結し、CDMOのハイデルベルク拠点において、治験が進行中の四価赤痢菌バイオコンジュゲートワクチンの原薬を供給することを発表しました。

バルネバは、リマテック・バイオロジクスからワクチン候補の独占ライセンスを取得しており、リマテック・バイオロジクスはこれまで、AGCバイオロジクスと提携し、ヒト初回投与試験用のワクチンの複合タンパク質多糖複合体のGMP準拠製造および品質管理体制を確立してきました。バルネバとの新たな提携の目的は、AGCバイオロジクスのハイデルベルク拠点が持つ、複合分子を臨床段階へと導くノウハウを活用し、第II相供給体制を確立することにあります。バルネバとリマテックは、4月に乳児を対象とした第II相試験、2024年11月に第IIb相ヒトチャレンジ試験(CHIM)を開始したことを発表しています。

細菌性赤痢は、世界で2番目に死者の多い下痢性疾患の原因であり、小児の罹患率と死亡率に大きく寄与しています。赤痢菌による感染症は最大1億6500万人に上り、そのうち6230万人は5歳未満の乳幼児で発症していると推定されています。この致死性疾患を予防するのに効果的なワクチンの開発は、世界の多くの地域にとって公衆衛生上の緊急の課題となっています。

AGCバイオロジクス ハイデルベルク拠点のシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるディーター・クレイマーは、「当社の施設は、複雑な分子と多価物質を取り扱う能力を有しており、多くの命を救う可能性のあるこのプログラムが次の臨床マイルストーンを達成するのに貢献できます。バルネバが当社のエキスパートチームにこの課題を託してくれたことに感謝するとともに、将来的に数百万人が罹る致命的な感染症の予防に貢献できることを光栄に思います」と述べています。

AGCバイオロジクスは、ハイデルベルクの施設で複数のcGMP準拠微生物発酵ラインを稼働させており、これまで40年間にわたりバイオ医薬品の製造を手掛けています。この施設は、開発者にFTO(自由度の高い運用)による菌株開発、様々な細菌および酵母システムにおける実績のある経験、独自のプラスミドDNA(pDNA)およびメッセンジャーRNA(mRNA)プラットフォーム、後期段階のタンパク質リフォールディングに対応する大規模タンク、初期段階およびファストトラックプロジェクトへの対応力、そして後期段階および商業化に関するノウハウを提供しています。

ハイデルベルクにある微生物システムベースのバイオ医薬品、pDNA、mRNA製造施設の詳細は、www.agcbio.com/facilities/heidelbergをご覧ください。AGCバイオロジクスのあらゆるモダリティにわたるグローバルCDMOサービスについての詳細は、www.agcbio.comをご覧ください。

AGCバイオロジクスについて

AGCバイオロジクスは、世界をリードするバイオ医薬品開発製造受託機関(CDMO)であり、クライアントやパートナーと二人三脚で取り組みながら、親しみやすく専門性の高いサービスを提供し、最高水準のサービス提供に尽力しています。当社は、哺乳類細胞および微生物由来の治療用タンパク質、プラスミドDNA(pDNA)、メッセンジャーRNA(mRNA)、ウイルスベクター、遺伝子改変細胞の世界水準の開発および製造サービスを提供しています。当社のグローバル・ネットワークは、米国、欧州、アジアに広がっており、シアトル(ワシントン州)、ボルダーおよびロングモント(コロラド州)、コペンハーゲン(デンマーク)、ハイデルベルク(ドイツ)、ミラノ(イタリア)、千葉および横浜(日本)に拠点を展開しています。現在、当社は世界で2,600名以上の従業員を擁しています。AGCバイオロジクスは、AGC株式会社のライフサイエンス事業の一部であり、同事業はバイオ医薬品、先進療法、小分子医薬品原薬、農薬に特化した10を超える施設を運営しています。詳細については、 www.agcbio.com をご覧ください。

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AGC Inc. corporate contact:
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