-

パース・バイオサイエンシズが、500万個の細胞に対応のEvercode WT Penta Kitを発表し、シングルセル・シーケンシングを強化

最もスケーラブルで高解像度のシングルセル解析ソリューション

シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 高スループットのシングルセル・シーケンシング大手であるパース・バイオサイエンシズが、500万個の細胞と384サンプルを1回の実験で解析可能な、初のシングルセルRNAシーケンシングキット「Evercode™ WT Penta」と「Penta 384」を発表しました。どちらも、3月17日の週から出荷開始予定です。

シングルセル実験の規模を拡大し、数千細胞ではなく数百万細胞を解析することで、研究者が発生、疾患、細胞の不均一性を研究する方法が革新されています。2021年、パースは業界最高スループットのキット「Evercode™ WT Mega」を発表し、シングルセル実験のスケーラビリティに新たな基準を確立したことで、研究者は実験設計の限界をさらに押し広げることが可能となりました。

Evercode WT Pentaの発表により、パースは引き続きシングルセル研究の限界を再定義しています。Pentaは、1回の実験で細胞固定と、500万個の細胞の新規遺伝子発現プロファイルを偏りなく解析できる、唯一の技術です。このスケールにより、研究者は希少細胞の特定、創薬スクリーニングの拡大、研究やアトラスプロジェクトへの時間ポイントまたは異なる生物学的サンプルの追加が可能になります。

パース・バイオサイエンシズの最高技術責任者(CTO)兼共同創設者であるチャーリー・ロコ博士は、次のように述べました。「Evercode Pentaにより、研究者がこれまでにない規模でシングルセル・シーケンシング研究を拡大できるようになることを大変嬉しく思います。特定の目的に絞った実験から、PentaやGigaLabサービスを活用した大規模なAI主導の実験まで、当社の包括的なソリューションを使用することで、研究者は最適なツールを活用することができます。」

パースの最新の技術革新には、抗体探索や免疫学研究を支援するMouse BCRおよびTransgenic Mouse BCRなどがあります。Evercode Pentaの詳細は、2月23日~26日にマルコアイランドで開催されるAGBTに来場いただくか、3月18日に行われるパース主催のウェビナーにご参加ください。

パース・バイオサイエンシズについて

パース・バイオサイエンシズは、人々の健康と科学研究の進歩を加速させることを使命として世界的に活動するライフサイエンス企業です。研究者が、今までにない規模と容易さでシングルセル・シーケンシングを行えるよう支援しています。その先駆的なアプローチが、がん治療、組織の修復、幹細胞治療、腎臓および肝臓疾患、脳の発達、免疫システムといった分野での画期的な発見を可能にしています。

パース・バイオサイエンシズは、共同設立者であるアレックス・ローゼンバーグとチャールズ・ロコがワシントン大学で開発した技術を活用し、1億ドルを超える資金を調達し、現在では世界中で2,500社を超える顧客を抱えています。拡大を続ける同社の製品ポートフォリオには、「Evercode Whole Transcriptome」、「Evercode TCR」、「Evercode BCR」、「CRISPR Detect」、「Gene Select」、インタラクティブなデータ解析ソリューションである「Trailmaker」などが含まれます。

パース・バイオサイエンシズは最近、シアトルの活気あるサウスレイクユニオン地区で拡張を行い、新本社と最先端の研究所を構えました。詳細情報については、 https://www.parsebiosciences.com/ をご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

More News From Parse Biosciences

パース・バイオサイエンシズ(Parse Biosciences)とCodebreaker Labsが提携、全トランスクリプトームの単一細胞プロファイリングおよび因果推論ゲノミクスを大規模に適用へ

シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- スケーラブルで利用しやすい単一細胞シーケンシングソリューションの主要プロバイダーであるパース・バイオサイエンシズ(Parse Biosciences)は、Codebreaker Labsとの協業を発表しました。本協業では、数千の遺伝子バリアントを並列に評価し、その影響を単一細胞解像度で測定できる画期的なプラットフォームを開発・検証します。Codebreakerの合成生物学プラットフォームおよびバリアントエンジニアリングの能力を、パース・バイオサイエンシズのEvercode™技術が持つ拡張性や導入の容易さと組み合わせることで、AI開発者、創薬チーム、そして臨床研究者の間で需要が高まりつつある因果データの創出を目指しています。 現在のゲノミクス研究は、観察データ(大規模集団の中で確認されるバリアント)に大きく依存しています。しかし、一部の個人または限られた家系内でのみ見られることが多い希少バリアントやプライベートバリアントは、統計的に意味のある結論を導くのに十分な保有者数が存在しないため、この方法では解析がほぼ不可能...

タホ・セラピューティクス、パース・バイオサイエンシズのギガラボを選定し、3億の単一細胞プロファイルを生成して大規模な擾乱アトラスを作成

シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- パース・バイオサイエンシズは、アクセス可能で拡張性のある単一細胞解析ソリューションの提供で業界をリードしています。本日、タホ・セラピューティクスがパースのギガラボを選定し、今後の3億細胞プロジェクトのデータ生成を行うことを発表しました。タホは独自のモザイク技術を用いて、病気モデルからなる大規模な配列から300M細胞を持つサンプルを生成します(遺伝的または化学的に擾乱されたもの)。この契約に基づき、パースはそのEvercode™化学法と高スループット自動化をこれらのサンプルに適用し、これまでにない規模の擾乱焦点を持つ単一細胞データセットを提供します。 パースのギガラボは、百万から数億細胞プロジェクトに特化して設計されており、大規模かつ再現性のある単一細胞データ生成の業界標準として急速に評価されています。この施設は、高容量の液体ハンドリング、標準化されたワークフロー、エンドツーエンドの品質管理(QC)を統合しており、多くの研究機関にとってこれまで達成が難しかったサイズのデータセットを実現します。タホプロジェクトは、ギ...

パース・バイオサイエンシズ、Evercode Whole Blood Fixationを発表

シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シングルセル・シーケンシングの手軽でスケーラブルなソリューションを提供するリーディングカンパニーのパース・バイオサイエンシズは、このたびEvercode™ Whole Blood Fixation を発表しました。この新しいキットにより、全血を採取した時点ですぐに固定することができます。特殊な機器も特別な研修も不要なこの技術により、PBMC を現場で分離する必要がなくなり、血液学や製薬のトランスレーショナル・リサーチに携わるチームは実臨床環境でサンプルを採取し、下流のシングルセル解析へとシームレスにつなげることができます。 トランスレーショナル領域でのシングルセルRNA解析のワークフローでは従来、劣化が速く処理に高度なスキルを要する新鮮サンプルの処理と、トランスクリプトームの一部しか取得できずTCRのペア配列も得られない固定法の使用との間で、妥協を迫られてきました。新鮮PBMCの分離には、複雑なワークフローや特殊な試薬も不可欠でした。そのような制約を克服したのがEvercode Whole Blood Fixat...
Back to Newsroom