SPIEとボストン大学、大学院生および大学院修了生を対象とする奨学金に関する100万ドルの基金設立を発表

SPIEとボストン大学によるフォトニクス分野に対する奨学金制度により、ボストン大学フォトニクスセンターの大学院生および博士研究員をサポート

ワシントン州ベリンハム--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 光学・フォトニクスの国際学会であるSPIEとボストン大学（BU）は、サンフランシスコで開催しているSPIEフォトニクス・ウエストにおいて、SPIE-Boston University Scholarship in Photonics（SPIEとボストン大学によるフォトニクス分野に対する奨学金制度）の設立を発表しました。SPIEは、ボストン大学の寄付金と同額となる50万ドルのマッチングギフトを提供します。この新たな基金はSPIEエンダウメント・マッチング・プログラムの一環として、ボストン大学フォトニクスセンターでフォトニクス研究に携わるボストン大学の学生を対象に毎年奨学金を支給するものです。これはSPIEが大学や研究機関に対する12件目の大口寄付であり、教育機能の向上、研究に対する資金援助、業界における人材パイプラインの開発を通じて、光学・フォトニクスの国際的な拡大を支援するSPIEの継続的なプログラムの一環として位置づけられるものです。

年次で支給されるこの新たな奨学金は、ボストン大学フォトニクスセンターで、フォトニクス研究において影響力のある分野を探究する大学院生2人、または博士研究員1人を対象に提供されます。本資金の適用範囲には、各受賞者の奨学金や医療費給付、SPIEのカンファレンスで研究発表を行うための旅費交通費などが含まれます。

「SPIEと提携し、光学・フォトニクスの最先端分野に携わる大学院生および大学院修了生の研究に対し、奨学金を支給するこの基金プログラムに参加できることができ、大変嬉しく思います」と、フォトニクスセンターでディレクター、バイスプレジデント、研究担当臨時アソシエイト・プロヴォストを務めるトーマス・ビファノ博士は述べています。「ボストン大学フォトニクスセンターは、SPIEとの長きにわたる誇るべき協力関係の歴史があり、SPIEイベントやSPIEの学生支部のスポンサーシップなどもこれに含まれます。この基金の創設により、社会的に重要な光学・フォトニクス分野の将来を担うリーダーを育成・支援するというSPIEとの共通の取り組みが推し進められることになります。」

「SPIEとボストン大学によるフォトニクス分野に対する奨学金制度は、フォトニクスの未来を支援するうえで重要な役割を果たします」と、SPIEの最高経営責任者（CEO）であるケント・ロッチフォードは述べています。「SPIEとボストン大学によるフォトニクス分野に対する奨学金制度は、フォトニクス研究者および未来のフォトニクス業界のリーダーの教育をサポートすることで、今後何世代にもわたりこの分野にインパクトをもたらすでしょう。この意欲的な事業に関して大学と提携できることを嬉しく思います。」

SPIEエンダウメント・マッチング・プログラムは、光学・フォトニクスの教育と研究における国際的な機能を高めることを目的として、2019年に設立されました。今回の寄付により、SPIEはマッチングギフトとして450万ドル以上を拠出し、その結果、1200万ドル以上の資金が確保されたことになります。SPIEエンダウメント・マッチング・プログラムは、光学・フォトニクス分野の学位、またはSPIEのミッションに関連するその他の学問分野のプログラムを持つカレッジ、研究機関、総合大学に、1件あたり最大50万ドルのマッチングギフトを提供することで、光学・フォトニクス教育と業界の未来を支援しています。現在、4月30日締め切りで次回の奨学金の審査対象の申し込みを受け付けています。

ボストン大学およびボストン大学フォトニクスセンター

ボストン大学は、国際的かつ総合的な私立の研究大学であり、相互に関連し合う世界で生活し、適応し、そしてリードしていくために必要な思慮の深さと問題解決能力を備えた人材の育成に力を注いでいます。ボストン大学は、社会に恩恵をもたらす新たな知識の創出に取り組んでいます。ボストン大学フォトニクスセンターは、フォトニクス分野における基礎的な知識の創出と革新的な技術の開発に取り組んでいます。私たちは、社会にとって重要な難題に取り組み、研究により得られた発見を実用的なプロトタイプに落とし込み、そしてこの分野における将来のリーダーを育成しています。

SPIEについて

光学・フォトニクスの国際学会であるSPIEは、エンジニア、科学者、学生、ビジネス専門家を集め、光関連の科学と技術の前進に取り組んでいます。1955年に設立された当学会は、業界をリードするカンファレンスと展示会、SPIEデジタル・ライブラリーにおけるカンファレンス紀要、書籍、学会誌の出版、キャリア向上の機会を通じて世界の構成員とつながり、関係を構築しています。SPIEは過去5年間に、奨学金、教育リソース、旅費助成金、寄贈品、公共政策の開発といった啓発と支援を通じて国際光学コミュニティに2,500万ドル以上を提供しました。 www.spie.org.

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