-

Crown BioscienceがIndivumed GmbHのサービス事業を買収し、バイオバンクをサポートすることに合意

この買収により、他社には無い臨床生体サンプルへのアクセスおよび解析を含む グローバルなサービス提供を拡大します

米国 サンディエゴ、ドイツ ハンブルグ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 世界的な医薬品開発業務受託機関(CRO)でJSRライフサイエンス社のCrown Bioscienceは、Indivumed GmbHのIndivuServ事業部門を買収する契約を締結したことを発表しました。両者間の株式譲渡契約(SPA)が2022年12月29日に締結され、通常のクロージング調整を経て、2023年4月に取引完了となる予定です。

2002年にドイツで設立されたIndivumed GmbHは、臨床生体試料の提供および解析において、業界をリードし、世界的に高い評価を受けています。この契約により、Indivumed TherapeuticsとIndivumed Servicesの2つの独立した事業体が設立されることになります。 後者は、現在のIndivumed GmbHのIndivuServの事業部門ですが、Crown Bioscienceの100%子会社となり、ドイツのハンブルクと米国メリーランド州フレデリックにある関連ラボの業務とスタッフをすべて引き継ぐことになります。Indivumed Therapeuticsは、現在IndivuType事業部門として知られており、高品質の生物サンプルをマルチオミクスデータに変換する画期的な作業を継続し、国際的な臨床パートナーとともに、がんにおけるデータおよびAI駆動の治療開発に注力します。

Crown BioscienceによるIndivumed Servicesの買収には、専門的に選別され、特徴付けられた、約100万件のサンプルと関連する臨床データからなるバイオバンクと、米国、欧州、アジアにおける60以上の臨床部門からなる幅広いネットワークの両方が含まれています。このネットワークは、他の追随を許さない品質を保証するIndivumed独自の標準作業手順書(SOP)に従って得られた、包括的な臨床データをアノテーションした外科処置による生体サンプルおよび血液サンプルをダイレクトに管理された形で提供し、それらはマルチオミクス解析およびモデル開発に適したものとなっています。 また、このコレクションと関連ネットワークは、Crown Bioscienceのバイオマーカー開発サービスや、市場をリードする患者由来異種移植(PDX)、生体外患者組織(EVPT)、in vitro腫瘍オルガノイドのプラットフォームのさらなる拡張を可能にし、サポートすることになります。

Indivumed Therapeuticsは、欧州、米州、アジアの主要ながんクリニックとのグローバルな臨床協力を継続し、独自のマルチオミクスデータベースと高度なAI分析を活用して、新規ターゲットとバイオマーカーの特定と検証に注力し、個別化されたがん治療薬の開発を目指します。

本日発表した本契約の一環として、Indivumed TherapeuticsとCrown Bioscience、Indivumed Servicesは、さらにサンプルアクセスおよびCROサービスの提供を含む複数年の戦略的パートナーシップを約束し、Indivumedグループの創設者でありCEOでもあるHartmut JuhlはCrown Bioscienceの科学諮問委員に就任する予定です。

Crown BioscienceのCEOであるアーミン・スプーラ Ph.D.は、「Indivumed Servicesの買収は、前臨床研究と臨床研究のギャップを埋める優れた選択肢を顧客に提供するため、トランスレーショナルリサーチのプラットフォームを拡大するというCrown Bioscienceのコミットメントを反映しています。Crown Bioscienceは、Indivumed Servicesの優秀なスタッフを歓迎し、我々の新しい関係の長期的な可能性に興奮しています。」と述べています。

Indivumedグループの創設者およびCEOであるProf. Dr. Hartmut Juhlは、「クラス最高の CRO であるCrown Bioscienceとの戦略的パートナーシップに期待を膨らませています。Indivumedは20年にわたり、CROサービスと自社の研究開発活動の両面から、プレシジョンオンコロジーの発展を牽引してきました。このたび、Crown Bioscienceが提供するがん領域の研究開発力を強化することで、私たちはデータ解析主導の医薬品・診断薬開発に集中することができます。この提携により、Crown BioscienceとIndivumedは、プレシジョンオンコロジーを推進するための強力な企業体を生み出すことになります。さらに、私の故郷であるハンブルクが、がんバイオテクノロジーの主要拠点として台頭しつつあることに、大きな誇りを感じています。」と述べています。

Crown Bioscience について
Crown Bioscience は JSR ライフサイエンスの一員であり、オンコロジー、がん免疫、免疫媒介炎症性疾患 (IMID) 分野における、前臨床とトランスレーショナル研究の世界的な CRO 企業です。Crown Bioscience はHUB の技術により樹立された腫瘍オルガノイドを用いたサービスや、世界最大の商業向けPDX コレクションを有しています。Crown Bioscience は、より良い薬剤候補を患者に届け、患者が適切なタイミングで適切な治療を受けられることを支援します。Crown Bioscience は 2006年に創業され、米国、欧州、アジアにおいて10カ所の事業所を有します。詳細な情報は www.crownbio.com をご覧ください。

Indivumedについて
がんの複雑なメカニズムを解明し、プレシジョンオンコロジーを推進するというミッションのもと、Indivumedは、世界で最も包括的なマルチオミクスデータと豊富な医療経験、バイオインフォマティクス専門知識、AI統合の高度な分析技術を融合しています。グローバルな臨床ネットワークにより、何千もの患者のサンプルを標準的な手法で収集と分析を行い、事業分野横断的に生物サンプルの品質を確保することができます。データの比類なき奥深さと品質、そして力強い製品とサービスによって、Indivumedは斬新な洞察を得て、がん研究を加速させることができます。詳細な情報はwww.indivumed.comをご覧ください。

Contacts

報道関係のお問い合わせ先:
Crown Bioscience
Louise Stenson
pr@crownbio.com

Indivumed
Kristin Maack
press@indivumed.com

Crown Bioscience Logo
Crown Bioscience Logo

Crown Bioscience

Details
Headquarters: San Diego, California, USA
CEO: John Gu
Employees: 700+
Organization: PRI


Contacts

報道関係のお問い合わせ先:
Crown Bioscience
Louise Stenson
pr@crownbio.com

Indivumed
Kristin Maack
press@indivumed.com

More News From Crown Bioscience

Crown Bioscience、蘇州研究所で2025年2度目のCLIA認証を取得

米国サンディエゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 米国に本社を置き、JSRライフサイエンスおよび日本を拠点とするJSR株式会社傘下のグローバルな医薬品開発業務受託機関(CRO)であるCrown Bioscienceは本日、中国蘇州の研究所が臨床検査室改善修正条項(CLIA)の認証を取得したことを発表しました。 この成果は、今年初めのサンディエゴ施設に続き、2025年に同社が取得した2番目のCLIA認証となり、Crown Bioscienceが、基準を満たした臨床グレードの研究所のグローバルネットワークを拡大するという継続的な取り組みを表すものです。 メディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)の規制下にあるCLIA認証は、検査室の精度、信頼性、品質に関する連邦最高基準を定めています。この認定は、Crown Bioscienceの蘇州ラボがすべての必要なコンプライアンス基準を満たしていることを証明するものであり、クライアントは臨床開発と規制当局への申請を支えるバイオマーカーデータに対するより高い信頼性を得ることができます。 「同年中に2つ目のCLIA...

Medicines Discovery CatapultとCrown Bioscienceが放射性医薬品の イノベーションに向けた戦略的グローバル提携を締結

サンディエゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Medicines Discovery Catapult (MDC) と Crown Bioscience は、放射性医薬品を開発する企業向けに統合トランスレーショナル バイオロジー プラットフォームを提供するための戦略的なグローバル コラボレーションを構築しました。 放射性医薬品は、がんの診断と治療に効果的な化学元素の放射性同位体(ラジオアイソトープ()を含む医薬品であり、その用途は拡大を続けています。放射性医薬品は、医学研究と治療の未来を急速に前進させるアプローチを提供し、患者様にとって画期的な進歩をもたらす可能性を秘めています。 腫瘍学において、放射性医薬品は治療用放射線を腫瘍に直接送達するため、より標的を絞った治療が可能になり、より効果的で、副作用も少なくなります。また、放射性医薬品は医用画像診断における放射性トレーサーとしても使用され、診断精度の向上と詳細な情報提供を可能にし、診断の改善に役立ちます。 MDC と Crown Bioscience の戦略的なグローバル コラボレーションは、放射線治療...

Crown Bioscience社とNEXT Oncology の パートナーシップ延長

サンディエゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 米国に本社を置き、JSRライフサイエンスおよび日本に本社を置くJSR株式会社傘下のグローバルCRO(開発業務受託機関)であるCrown Bioscienceは、世界最大級のフェーズIオンコロジー臨床試験ネットワークの一つであるNEXT Oncologyとの提携を延長することを発表いたします。この戦略的提携により、Crown Bioscienceの臨床的に意義のあるがんオルガノイドおよび患者由来異種移植(PDX)モデルの開発における豊富な経験と、NEXT Oncologyのグローバルな臨床ネットワークおよびフェーズI臨床試験の専門知識を、引き続き活用していくことになります。 この契約延長により、Crown Bioscienceは、NEXT Oncologyの業界をリードするグローバル臨床試験ネットワークから提供される患者サンプルに基づくサービスを提供する独占的権利を再確認します。この提携は、トランスレーショナル・オンコロジー研究において、臨床的に最も関連性の高いPDXおよびオルガノイドモデルとソリューションを提...
Back to Newsroom