-

Iksuda Therapeuticsが4700万ドルの資金調達ラウンドを完了

  • 未充足ニーズが高い腫瘍を標的としたIksudaの新世代抗体薬物複合体パイプラインを臨床段階に進め、それを加速させるための資金
  • 投資ラウンドを主導したのは韓国を拠点とするミレー・アセット・キャピタルとセルトリオン

英ニューカッスル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 治療指数を高めた新世代の抗体薬物複合体(ADC)の開発を手掛けるIksuda Therapeutics(Iksuda)は本日、ミレー・アセット・キャピタルとその子会社、セルトリオン、プレミア・パートナーズが共同で主導した4700万米ドル(約3400万英ポンド)の資金調達ラウンドを、アシュフォーズの助言を受けて完了したと発表しました。調達資金はIksudaの主力となるADC資産の発展と、ペイロードおよび複合体化のプラットフォーム技術の拡大を支えるものとなります。

Iksudaの前臨床段階の主力候補IKS03は、B細胞がんに対するベストインクラスのCD19標的化ADC候補です。今回の投資により、IKS03はヒト初回投与第1相臨床試験に進むことが可能となります。また本資金はIKS04およびIKS012を含め、早期段階にある当社プログラムのIND申請を加速させるためにも使用します。

IksudaのADCプログラムは、治療選択肢が現時点で限られていて、再発率が高い腫瘍を標的としています。当社の医薬品開発パイプラインは、腫瘍環境で活性化されるプロドラッグ・ペイロードと、新規の専有的なPermaLink®プラットフォームを含む安定した複合体化技術の組み合わせにより、安全性と効能を向上させることを中心に据えています。Iksudaの研究段階のパイプラインは、腫瘍環境で活性化される専有的ペイロードプラットフォームのProtein Alkylating(ProAlk、タンパク質アルキル化)を利用していますが、この技術はゲッティンゲン大学から最近ライセンスを取得したものです1。この分野で鎖内またはDNA鎖間の架橋が主に重視されているのと異なり、調整可能なProAlkペイロード・シリーズの新規作用機序は、薬剤耐性および腫瘍抵抗性の機序に対抗できる利点をもたらすものであり、より強力で忍容性が高いADCの開発ができます。

Iksuda Therapeuticsの最高経営責任者(CEO)であるデイブ・シンプソン博士は、次のように述べています。「今回の投資は、Iksudaに変革をもたらす重要な成果であり、これにより当社は業界をリードするADCプログラムの前進に集中し、製品を診療現場に届けると同時に、当社の商業的成長を支えることができます。今回の資金調達は当社技術の将来性のみならず、Iksudaのチームの比類なき専門性を反映しています。私たちは、これら投資企業のグループによる支援に感謝しており、これらを当社チームに迎えることができて大変うれしく思います。」

投資企業であるミレー・アセット・キャピタルのJi Kwang Chung氏は、次のように述べています。「私たちは、Iksudaの手法とこれまでに達成した前進、そして同社のリーダーシップに強い感銘を受けました。この投資ラウンドを主導し、Iksudaのチームが非常に有望なADC候補のパイプラインを前進させることに貢献できて大変うれしく思います。」

セルトリオンのWoosung, Kee最高経営責任者(CEO)は、次のように付け加えています。「Iksudaは、既存の治療手法に抵抗性を示す腫瘍の治療に取り組むことで、ADC技術の限界を、そして結果的に患者さんにとっての治療選択肢を拡大しています。セルトリオンは、世界中で健康と福祉を促進できるよう、成功している独特の次世代型手法を取り入れながら、革新的治療法の未開拓領域を切り開く活動を意欲的に行っていますが、Iksudaのこの取り組みは当社のこうした活動を理想的な形で補完するものです。私たちはIksudaがこれまでに達成した前進に強い感銘を受けており、協力して同社の使命を支えていきたいと思います。」

  1. プレスリリース:Iksudaがゲッティンゲン大学とライセンス契約を締結(2020年10月13日)https://iksuda.com/2020/10/iksuda-enters-license-agreement-with-university-of-goettingen

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Zyme Communications (Trade and Regional Media)
Lorna Cuddon
Tel: +44 (0) 7811 996 942
lorna.cuddon@zymecommunications.com

Iksuda Therapeutics



Contacts

Zyme Communications (Trade and Regional Media)
Lorna Cuddon
Tel: +44 (0) 7811 996 942
lorna.cuddon@zymecommunications.com

More News From Iksuda Therapeutics

レゴケム・バイオサイエンスとIksuda Therapeuticsが抗体薬物複合体を開発するためのライセンス契約を拡大

英ニューカッスル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 治療指数を高めた新世代の抗体薬物複合体(ADC)の開発を手掛けるIksuda Therapeuticsは本日、レゴケム・バイオサイエンス(LCB)との共同研究およびライセンス契約を拡大し、LCBの専有的ADCプラットフォーム技術を活用して、追加的なADCプログラムを追求すると発表しました。 Iksudaは2020年4月、LCBのADCリンカー/トキシンプラットフォームを使用した3件のADCプログラムについて、世界的な開発および商業化のライセンスを取得しました1。このたびの拡大契約に従い、Iksudaはさらに3件の標的について権利を取得し、LCBのADCプラットフォーム技術を使用した潜在的ADCのプログラムの総数は6件となります。またIksudaは、LCBが最近発見した革新的な新規DNA修飾ペイロードも利用できることになります。このペイロードは、腫瘍環境で活性化されるLCBの専有的なDNAトキシン(昨年のライセンス契約に含まれる)を補完するものです。 Iksuda Therapeuticsの最高経営責任者(...

Iksuda Therapeuticsが新世代世代の抗体薬物複合体の開発に向けゲッティンゲン大学とライセンス契約を締結

英ニューキャッスル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 機能強化した新世代の抗体薬物複合体(ADC)の開発を手掛けるIksuda Therapeutics(Iksuda)は本日、腫瘍環境で活性化される新規クラスのプロドラッグ・ペイロードを開発するための世界的な独占的権利をゲッティンゲン大学より取得するためのオプション権を行使したと発表しました。このオプション権行使は、一連のペイロードをADCフォーマットで成功裏に実証した提携を受けてのものです。この非常に強力で選択的な一連のペイロードは、ADCの開発において、タンパク質をアルキル化する斬新な細胞毒性を持つ強力な新規クラスとなります。Iksudaは今後、開発と商業化を前進させ、チューニング可能な一連のペイロードを当社のADCパイプラインとペイロードの「武器庫」に組み込み、高い未充足ニーズの血液がんや固形がんに伴う標的候補に対するベストインクラスのADC治療薬の創出に取り組みます。 ゲッティンゲン大学との提携は、ペイロードの「武器庫」を拡充し、標的抗原に応じてADCの設計を最適化するというIksudaのコミットメ...
Back to Newsroom