-

PHCグループによる、SciMed (Asia) Pte Ltdの株式追加取得を通じたアジアにおけるライフサイエンス事業の強化について

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス株式会社(本社:東京都、以下「PHCHD」)は、当社のライフサイエンス製品の東南アジアおよびインドにおける主要販売代理店であるSciMed (Asia) Pte Ltd(本社:シンガポール、以下「SciMed」)との合意に基づき、同社の株式の55.01%を追加取得し、出資比率を従来の14.99%から70%に引き上げましたので、お知らせいたします。これにより、SciMedは当社グループの診断・ライフサイエンス事業ドメイン傘下で、PHCHDの連結子会社として、今後事業を行ってまいります。

SciMedは、シンガポールを拠点に、東南アジア、インドにおいてライフサイエンス機器の販売およびサービス事業を展開しています。同地域における幅広い販売ネットワーク、およびライフサイエンス分野に関する専門知識とサービス力により、同社は東南アジア市場における主要プレーヤーとしての地位を確立しています。当社は、ライフサイエンス事業の東南アジア、およびインドにおける主要販売代理店としてSciMedを位置づけ、 30年近くにわたる同社との緊密な連携を通じて、同地域におけるライフサイエンス事業を拡大してまいりました。

本合意は、PHCグループの既存事業の強化と、新たな製品およびサービスの拡充によりPHCグループのさらなる成長を目指す取り組みの一環です。当社は、2019年6月、サーモフィッシャーサイエンティフィックの解剖病理事業(現エプレディア)を、また、同年8月には株式会社生命科学インスティテュート傘下の株式会社LSIメディエンスを買収し、それぞれの診断事業およびヘルスケアサービス事業を強化しています。

PHCグループは、今後の成長戦略の柱の一つとして、引き続き、新興国における事業拡大を加速させます。このたびの株式の過半数取得によるSciMedの連結子会社化により、同社の有する顧客基盤やサービス力のさらなる活用が可能となります。これにより、インドなどにおける新たな市場機会を取り込み、市場シェアを拡大することで、ライフサイエンス事業のさらなる強化を図ります。また、当社グループが展開する他事業においても、SciMedの有するネットワークを活用することで、東南アジアおよびインドにおける顧客へのアクセスが可能となります。

PHCHDの代表取締役社長 兼 CEOであるMichael Klossは次のように述べています。
「このたびのSciMedの連結子会社化を嬉しく思います。近年、インドを含む新興国においては、ライフサイエンスの研究が大きく進歩しています。また、がんなどの患者数の増加やそれに伴う影響の拡大を背景に、同地域における診断事業の更なる成長が期待されています。このたびのSciMedの株式の過半数取得によって、当社グループは新興国における存在感を高め、事業成長を加速させることが可能と考えています。」

SciMedの代表取締役社長であるKeith Lowは次のように述べています。
「PHCグループの開発製造するライフサイエンス製品は、高品質で顧客の信頼も厚く、東南アジア市場において広く浸透しています。昨今では、中国の市場成長率を凌駕すると期待されているインド市場においても需要が増加しています。今後、当社は、PHCグループのさらなる支援の下、同グループのライフサイエンスおよび診断事業における将来の成長に貢献できると考えます。」

Michael Klossは続けて、次のように述べています。
「東南アジアおよび新興国において、より質の高い医療の実現と患者さんへの医療サービスの向上が求められています。PHCグループは人々の健康と豊かな社会づくりに貢献するソリューションを提供し、業界トップクラスのグローバルヘルスケア企業となることを目指して、これからも新たなチャレンジに取り組んでまいります。」

<PHCホールディングス株式会社について>

PHCホールディングス株式会社は、2014年に設立され、傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス株式会社、エプレディア、株式会社LSIメディエンスなどを持つグローバルヘルスケア企業です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とし、糖尿病マネジメント、診断、ライフサイエンスおよびヘルスケアサービスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。その製品・サービスは、世界125カ国以上のお客様にお使いいただいています。
www.phchd.com/jp/

<SciMed (Asia) Pte Ltdについて>

SciMed (Asia) Pte Ltdは、バイオメディカル、ライフサイエンス、ヘルスケア、創薬・製薬、研究機関、工業試験や農業市場に製品・サービスを供給しています。1992年に設立され、シンガポールに本社を置き、東南アジアやインドにおける幅広い販売ネットワークと、市場に精通した経験豊富な専門スタッフを有します。
www.scimed.com.sg/

Contacts

【お問い合わせ先】
PHCホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部
岡田 昌代
電話:03-6778-5311

PHC Holdings Corporation


Release Versions

Contacts

【お問い合わせ先】
PHCホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部
岡田 昌代
電話:03-6778-5311

More News From PHC Holdings Corporation

PHC、-85℃ ノンフロン デュアル冷却 超低温フリーザー「TwinGuard ECO」シリーズに小型モデルを追加しラインアップを拡充

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス株式会社 (本社:東京都千代田区)傘下のPHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「PHCbi」)は、本年9月に製薬企業、研究施設、医療機関向けに発売した-85℃ノンフロン デュアル冷却 超低温フリーザー「TwinGuard ECO(ツインガードエコ)」シリーズ(品番:MDF-DU703VXHS1-PJ[729L]、MDF-DU503VXHS1-PJ[528L])(*1)に、新たに360Lのコンパクトモデル「MDF-DU303VXHS1-PJ」(*2)を追加し、ラインアップを拡充することをお知らせします。本製品の発売は、2026年1月を予定しています。 細胞遺伝子治療やワクチンなどの研究開発の進展に伴い、長期保存する貴重な生体試料や細胞医薬品の品質維持がこれまで以上に重要となっています。そのため、保存機器の故障による試料の品質劣化や損失リスクを低減し、安定した温度環境を長期的に維持できる、高い信頼性を備えた保存機器が求められています。 「Twin...

PHC、ノンフロン 大容量フリーザー付き薬用保冷庫「MPR-N650FH/MPR-N650FSH」を12月に国内で販売開始

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス(本社:東京都千代田区)傘下のPHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「PHCbi」)は、製薬企業および研究施設・医療機関向けに、冷却性能と省エネルギー性能をともに向上させた、ノンフロン-30℃大容量フリーザー付き薬用保冷庫「MPR-N650FH/MPR-N650FSH」(*1)を2025年12月より販売開始しますので、お知らせいたします。 近年、細胞医薬品やワクチンなどの研究開発が進展する中で、医薬品の保存要件はますます多様化し、冷蔵保存や冷凍保存において、より厳密な温度管理が求められています。また、気候変動への対応として温室効果ガスの排出削減が喫緊の課題となり、医療・研究現場においても省エネルギー性能に優れた環境配慮型製品へのニーズが高まっています。 「MPR-N650FH/MPR-N650FSH」は、医薬品の品質保持と環境への配慮を両立したフリーザー付き薬用保冷庫です。インバーター制御コンプレッサーと「新サイクルデフロスト」機構などの採用...

PHC、移動式免疫発光測定装置「パスファースト®」をリニューアルして販売開始

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区)傘下のPHC株式会社 診断薬事業部(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「PHC IVD」)は、このたび、新たに改良された移動式免疫発光測定装置「パスファーストⓇ」を2025年10月に国内で販売を開始する予定です。本製品は、2025年10月3日(金)から5日(日)までパシフィコ横浜で開催される「JACLaS EXPO 2025-臨床検査機器・試薬・システム展示会-」に出展いたします。 PHC IVDが製造販売する「パスファーストⓇ」は、大規模病院から診療所まで、幅広い医療現場で活用されている、卓上型のコンパクトで移設が容易な免疫発光測定装置です。MAGTRATION(*1)技術を組み合わせた化学発光システムを採用し、迅速かつ高品質な検査を提供しています。「パスファーストⓇ」は、全血・血漿・血清を用いて測定が可能であり、医療現場における多様なニーズに柔軟に対応できる検査機器です。測定に必要な試薬がすべて一つのカートリッジに収められ、廃液も格納される...
Back to Newsroom