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PHCbi、In-Lineモニタリング技術を搭載した自動培養装置「LiCellGrowTM」を発売

~基礎研究から商用製造まで、シームレスなスケールアップを目指す~

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス株式会社 (本社:東京都千代田区)傘下のPHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「PHCbi」)は、本日、細胞の連続的な代謝変化をリアルタイムに可視化し、測定結果に基づき自動で培養制御を行う自動培養装置「LiCellGrowTM(リセルグロー)(*1)」を発売しましたので、お知らせいたします。なお、本装置は、2026年3月19日(木)から3月20日(金)まで神戸国際会議場および神戸国際展示場で開催される「第25回日本再生医療学会総会」に出展いたします。

細胞遺伝子治療(CGT)は、遺伝性疾患やがんなど、難治性疾患の治療手段として期待され、研究開発が急速に進展しています。しかし、細胞医薬品の製造現場では、患者さんごとに異なる細胞特性や製造工程の影響により、品質の均一化が難しく、製造効率や歩留まりの低下、製造コストの増大といった課題が存在しています。これらの課題を解決するためには、製造工程における品質評価の重要なパラメーターと品質特性を特定し、製造工程のモニタリングを通じて、細胞の状態に応じた培養環境の制御と細胞品質の最適化を図る技術が不可欠です。

「LiCellGrowTM」は、細胞医薬品の製造課題を解決するために、製造プロセス開発段階で最適な培養手法を確立することを目的とした装置です。本装置には、培養中の細胞が取り込むグルコースと産生する乳酸の濃度をリアルタイムかつ連続的に測定するIn-Lineモニタリング技術と、その測定データをもとに培地交換を最適化する培養制御技術を搭載しています。本技術は、当社が30年以上にわたる血糖値センサーの開発で培った電気化学式測定技術を基盤とした独自のコア技術です。これにより、従来の手法では把握が難しかった培養中の細胞代謝状態を可視化し、培養条件をより精緻に制御することが可能となります。本装置の活用により、細胞品質の向上と製造ロスの削減を通じて効率化やコスト低減を実現し、操作や判断の標準化・自動化を進める製造現場のニーズに応えます。

PHCbiは、PHCグループの中期経営計画2027の重点施策「診断・ライフサイエンス領域への注力」に基づき、細胞医薬品製造における効率化とコスト抑制を実現するソリューション開発に取り組んでいます。特に、2024年に発売した研究用ライブセル代謝分析装置「LiCellMoTM(*2)にも搭載されているIn-Lineモニタリング技術を活用し、製造プロセス開発段階で最適な培養条件を早期に確立する次世代自動培養装置の開発を進めてまいりました。今後は、2026年後半から2028年初頭にかけて、フィルタリング機能(※3)を備えた培養バッグやpH/DO(溶存酸素)測定ユニット、cGMP(現行適正製造基準)に準拠した専用消耗品などのラインアップを段階的に拡充し、CAR-T細胞療法などの細胞・遺伝子治療に関する基礎研究から商用製造までのシームレスなスケールアップを実現します。

<本製品の特長>

1.In-Lineモニタリング技術による培養環境の自動制御と最適化
In-Lineモニタリング技術を用いることで、培養環境や細胞状態の経時変化をリアルタイムに把握し、取得した代謝データに基づいて培地交換を自動化します。これにより、培養環境を常に最適な状態に維持し、細胞品質の向上と均質化に加え、製造効率の向上に寄与します。また、このプロセス制御は、製品品質を最終検査に依存するのではなく、設計段階から科学的根拠に基づき品質を組み込むQbD (Quality by Design) (*4)の考え方に合致しており、科学的で再現性の高い製造プロセス開発に貢献します。

2.シングルユース設計により無菌性を確保し、再現性の高い培養を実現
脱着が簡単なシングルユースの専用培養バッグを採用し、In-Lineセンサーによる培地環境の自動測定によって、グルコースおよび乳酸濃度の確認に必要だったサンプリング作業が不要となりました。これにより、交差汚染リスクを低減し、無菌環境を維持した閉鎖系細胞培養を実現します。さらに、本装置は、研究室で一般的に使用されるCOインキュベーター内に設置できるため、特別な設備投資を必要とせず、信頼性と再現性の高い培養環境を容易に構築できます。

PHC株式会社で取締役及びバイオメディカ事業部長を務める高魚 力は、次のように述べています。「このたび『LiCellGrowTM』を発売できることを大変嬉しく思います。本装置の発売は、研究用『LiCellMoTM』に続く製品として、細胞医薬品製造の現場で求められるQCD(品質・コスト・納期)課題の解決に向けた重要なステップであると考えています。今後は、製品ラインアップ拡充に向けて開発をさらに加速させ、CGTの早期普及とモダリティの進化に貢献してまいります。」

【第25回日本再生医療学会総会 開催概要】
会期:2026年3月19日(木)~20日(金)
会場:神戸国際展示場 2号館1F (PHCbiブース番号:T31)
公式サイト:第25回日本再生医療学会総会 - 2026年3月19日(木)~20日(金)に開催される第25回日本再生医療学会総会の告知サイトです

(*1)https://www.phchd.com/jp/biomedical/incubation/cell-expansion-system
本装置は、医療用途ではなく、研究用途に使用
(*2)ライブセル代謝分析装置 (LiCellMo) | バイオメディカ機器 | PHC株式会社
(*3)フィルターを培養バッグに組み込むことで、細胞の回収量を高める機能
(*4)ICH(国際医薬品規制調和会議)のガイドライン(ICH Q8–Q11)で定義され、医薬品分野で広く普及している品質保証のアプローチ

<PHC株式会社・バイオメディカ事業部について>

1969年に設立されたPHC株式会社は、グローバルに展開する日本発のヘルスケア企業であるPHCホールディングス株式会社(証券コード6523東証プライム)の日本における事業子会社です。ライフサイエンス事業を担うバイオメディカ事業部では、事業ブランド「PHCbi」を掲げ、超低温フリーザーやCO2インキュベーターをはじめとした研究・医療支援機器及びサービスの提供を通じて、約110の国と地域における研究者と医療従事者への支援に取り組んでいます。www.phchd.com/jp/biomedical/about-phcbi

<PHCホールディングス株式会社について>

PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念に掲げるグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2024年度の連結売上収益は3,616億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
www.phchd.com/jp 

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【お問い合わせ先】
<製品サービスに関する窓口>
PHC株式会社 バイオメディカ事業部マーケティング部
電話:080-4816-3259  E-mail:masayo.okada@phchd.com

<IR報道関係窓口>
PHCホールディングス株式会社 IR・広報部
電話:03-6778-5311  E-mail:phc-pr@gg.phchd.com

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