IFF、酪農家が飼料の価値をさらに引き出せるよう支援する「Omni-Bos™ PHY」を発売
IFF、酪農家が飼料の価値をさらに引き出せるよう支援する「Omni-Bos™ PHY」を発売
新たなフィターゼ技術が飼料にすでに含まれる栄養素の利用を可能にし、効率性、収益性、持続可能性を向上
ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フレーバー、フレグランス、ヘルス&バイオサイエンス分野におけるグローバルリーダーであるIFF(NYSE:IFF)は、乳牛向けに特別に設計された新たなフィターゼ酵素Omni-Bos™ PHYの発売を発表しました。この技術は、飼料にすでに含まれる栄養素の利用を可能にすることで、酪農家が栄養素の利用効率と飼料効率を向上させ、乳牛が既存の飼料原料をより有効に活用できるよう支援します。Omni-Bos™ PHYは、まず中東、アフリカ、アジア太平洋地域で発売されます。
IFFヘルス&バイオサイエンスの動物栄養・健康担当バイスプレジデントを務めるRegina Cortadaは、次のように述べました。「乳牛の栄養管理の未来は、飼料中の栄養素をより有効に活用できるようにすることにあると考えています。当社の研究は、乳牛が飼料に含まれるフィチン酸を完全に利用しているとの長年にわたる前提に疑問を投げかけました。フィチン酸の分解は不完全なことが多く、その結果、貴重な栄養素を乳牛が利用できないままになっていることが分かりました。Omni-Bos PHYは、こうした栄養素の利用を可能にし、酪農家による飼料効率の改善、持続可能性の目標達成、収益性の向上を支援するために開発されました。」
世界の生乳生産量は、今後10年間にわたり年率2%で増加すると予測されており、酪農家には、飼料コストを管理し、持続可能性に関する目標に対応しながら、生産性を向上させることがますます求められています。飼料費は依然として酪農における最大の費用項目の1つであり、栄養素の利用効率向上は、収益性と生産成績の改善を目指す酪農家にとって重要な機会となります。
フィチン酸は、多くの飼料原料に含まれる天然に存在する化合物で、栄養素と結合し、動物による栄養素の利用可能性を低下させることがあります。フィターゼ技術は、養鶏・養豚分野で数十年にわたり広く利用されてきましたが、乳牛における効果は従来、限定的でした。
IFFヘルス&バイオサイエンスの動物栄養・健康担当イノベーション・ディレクターを務めるEster Vinyetaは、次のように述べました。「従来のフィターゼ酵素は、乳牛特有の消化管内環境に耐えられるようには設計されていませんでした。Omni-Bos PHYは反すう動物向けに特化して開発されており、本来なら利用できないままとなる栄養素を利用可能にできる部位で活性を維持するよう設計されています。これにより、酪農家は栄養素の損失を減らしながら、既存の飼料原料が持つ栄養価をさらに引き出すことができます。」
Omni-Bos™ PHYは、飼料にすでに含まれるタンパク質、リン、ミネラルを乳牛がより多く利用できるようにすることで、リンの追加補給やバイパスアミノ酸への依存度を下げるとともに、代替タンパク質源の利用を支援できます。その結果、飼料効率の向上、飼料コストの低減、窒素とリンの排泄量の削減につながります。
同酵素は、濃厚飼料、プレミックス、完全混合飼料での使用に適しており、製品開発の全過程で広範な評価を受けてきました。ある試験では、Omni-Bos™ PHYは、対照飼料と比較して第四胃内の未分解フィチン酸を約70%減少させました。泌乳中の乳牛を対象とした追加試験では、Omni-Bos™ PHYが以下の効果をもたらすことが示されました。
- リンとフィチン酸の消化率を改善
- 窒素とリンの排泄量を削減
- 粗タンパク質やカルシウムなどの栄養素の消化率を向上
これらの知見は、Omni-Bos™ PHYが栄養素の利用効率を高め、より持続可能な生産システムを支えながら、酪農家が飼料1トン当たりの価値を最大限に引き出せるよう支援できることを示しています。
Omni-Bos PHYの詳細は、https://www.iff.com/animal-nutrition/products/omni-bos-phy をご覧ください。
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