-

SLB、ケルビオンを買収へ、データセンター・インフラ全般における役割を拡大

拡張性に優れ、エネルギー効率と信頼性の高い熱管理技術により、複雑化するデータセンターおよび産業システムの運用パフォーマンスを最適化

ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- SLB(NYSE:SLB)は、熱管理および熱交換技術の世界的なプロバイダーであるケルビオンを買収する契約を締結したと発表しました。今回の買収により、SLBのデータセンター・ソリューション事業に不可欠な熱管理技術が加わり、同事業が強化されるとともに、世界で最も急成長している産業・テクノロジー市場の1つであるデータセンター・インフラにおけるSLBの役割が拡大します。

「AIは、私たちの生涯において最も重要なインフラ投資サイクルを牽引しています」と、SLBの最高経営責任者であるオリビエ・ル・プェッシュは述べました。「今回の取引は、当社がデータセンター業界における産業技術パートナーとなり、AIの大規模展開に必要なインフラの複雑化に顧客が対応できるよう支援するという目標の実現を加速します。ケルビオンは、より統合されたデータセンター・インフラ・ソリューションの実現に向けた当社の取り組みを前進させ、対象市場を拡大して、納入容量1ギガワット当たりの収益機会を2倍超にするとともに、当社の製品・サービスの提供規模と事業のグローバルな展開範囲の双方を拡大できるようにします。」

100年以上前に設立されたケルビオンは、データセンター、エネルギー、産業の各市場向けに熱管理および熱交換技術を提供しています。同社のポートフォリオは幅広い冷却・伝熱用途を網羅しており、同社は、AIインフラとエネルギーシステムの変革という2つの力強い長期的な成長トレンドが交わる領域に位置しています。2026年、ケルビオンの売上高は約23億~24億ドル、調整後EBITDAは約3億5,000万~4億ドルとなる見込みです。データセンターは、ケルビオンにとって最大かつ最も急成長している最終市場であり、データセンター関連の売上高は2026年に12億~13億ドルに達する見込みです。データセンター以外にも、ケルビオンはヒートポンプ、再生可能エネルギー、炭素回収、プロセス・ソリューションを含む主要なエネルギー・産業市場で地位を確立しており、これらの市場では、熱管理が効率性、信頼性、パフォーマンスの面でますます重要な役割を果たしています。

SLBのデータセンター・ソリューション事業はここ数年で急速に成長しており、2024年から2026年にかけて、売上高は年平均成長率(CAGR)90%超で増加し、累計納入容量は年末までに2ギガワットを超えると見込まれています。SLBは、モジュール製造、オフサイト施工、エンジニアリング、デジタル技術を組み合わせ、設計からシステム統合までのデータセンター・インフラ・ソリューションを提供しています。このモジュール方式により、現場施工の複雑さを軽減し、稼働開始までの期間を最大40%短縮できます。

「データセンターは高度化し、エネルギー集約度も高まっており、顧客は施設全体における重要システム間の連携を最適化し、新たなデータセンター容量の早期稼働を支援できるパートナーをますます求めています」と、SLBの新エネルギー・産業事業部門プレジデントを務めるギャビン・レニックは述べました。「熱管理はこの課題の中核をなしており、今回の買収により、より統合性の高い冷却ソリューションを提供し、イノベーションを加速し、熱効率を最適化するとともに、熱管理を当社のモジュール型インフラ・ソリューションに、より直接的に組み込むことで、この課題に直接対応できるようになります。」

契約条件に基づき、SLBは、アポロが運用するファンド(過半数持分保有者)と、トライトンが投資助言を行うファンド(少数持分保有者)から、ケルビオンを現金約34億ドルで買収するとともに、約7億ドルの債務を引き受けます。取引総額は、シナジー反映前の2026年予想EBITDAの約11倍、または予想される年間ランレート・シナジーを含むEBITDAの約8.5倍に相当します。

SLBは、本取引が取引完了後最初の12か月間に、1株当たり利益と1株当たりフリーキャッシュフローの双方を押し上げると見込んでいます。また、コスト効率化と追加的な収益機会により、3年以内に年間約1億2,000万ドルのEBITDAシナジーを創出すると見込んでいます。本取引は、通常の取引完了条件の充足および規制当局の承認を条件としており、2027年上半期に完了する見込みです。

SLBとケルビオンは、2026年のプロフォーマ・ベースで、データセンター関連の売上高が合計20億ドルを超え、調整後EBITDAが約3億ドルとなる見込みです。これを基盤として、SLBは、統合後のデータセンター・ソリューション事業について、2028年に売上高45億~50億ドル、調整後EBITDA7億~8億ドルを目標としています。

本取引後も、SLBは投資適格水準の強固なバランスシートを維持し、純負債対EBITDA比率は、従来公表しているサイクル全体を通じた1.5倍以下という目標の範囲内にとどまります。また、配当および自社株買いを通じて、2026年に40億ドル超を株主に還元するというコミットメントを改めて表明しています。2027年の正式な目標は年次計画プロセスの一環として確定される予定ですが、SLBは、株主還元総額が少なくとも2026年と同水準になると見込んでいます。

電話会議情報

SLBは、2026年8月31日(月)に、本発表について説明する電話会議を開催します。会議の開始時刻は、米国東部時間午前10時00分を予定しています。一般公開される本電話会議に参加するには、開始予定時刻の約10分前に、北米からは+1(800)715-9871、北米以外からは+1(646)307-1963にお電話のうえ、電話会議のオペレーターにアクセスコード「5637977」をお伝えください。また、電話会議は、聴取専用形式でhttps://events.q4inc.com/attendee/772697241にて同時にウェブキャスト配信されます。ウェブキャストのリプレイも、SLBのウェブサイトでご利用いただけます。

主なポイント:

  • SLBは、熱管理および熱交換技術の世界的なプロバイダーであるケルビオンの買収に合意し、データセンター・インフラ全般における役割を拡大するとともに、急成長するAIインフラ市場での地位を強化します。
  • 本買収により、SLBは、複雑化し、エネルギー集約度が高まるデータセンターにおいて、顧客が効率性、信頼性、パフォーマンスを向上できるよう支援する重要な熱管理能力を獲得します。
  • ケルビオンは、冷却技術とSLBが既に有するエンジニアリング、モジュール製造、オフサイト施工、デジタル技術を組み合わせることで、より統合性の高いデータセンター・インフラ・ソリューションを提供するというSLBの戦略を推進します。
  • データセンター以外にも、ケルビオンはヒートポンプ、再生可能エネルギー、炭素回収、プロセス・ソリューションを含む主要なエネルギー・産業市場で地位を確立しており、これらの市場では、熱管理が効率性、信頼性、パフォーマンスの面でますます重要な役割を果たしています。
  • 2026年、SLBとケルビオンのデータセンター事業は、プロフォーマ・ベースで合計20億ドル超の売上高を創出し、AIインフラ分野での長期的成長を支える業界有数のプラットフォームを形成する見込みです。
  • SLBは、統合後のデータセンター・ソリューション事業について、2028年に売上高45億~50億ドル、調整後EBITDA7億~8億ドルを目標としています。

SLBについて

SLB(NYSE:SLB)は、100年にわたりエネルギー分野のイノベーションを推進してきたグローバル・テクノロジー企業です。100か国以上に展開し、ほぼその倍にあたる多様な国籍の従業員を擁する同社は、石油・ガス分野の革新、デジタル技術の大規模展開、産業の脱炭素化、エネルギー転換を加速する新たなエネルギーシステムの開発と拡大に日々取り組んでいます。詳細は、 slb.com をご覧ください。

ケルビオンについて

ケルビオンは、サーマル・ソリューションの世界有数の開発・製造企業です。革新と持続可能性への取り組みで知られる同社は、顧客が信頼性と効率性の高い運用を実現できるよう、最先端の熱管理ソリューションを提供しています。同社の幅広いポートフォリオは、データセンターや多様な産業分野における幅広い用途に対応しています。同社は、グローバルな販売、サービス、生産ネットワークにより、世界中の顧客をいつでも支援できます。

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースおよび当社が行うその他の発言には、連邦証券法の意味における「将来の見通しに関する記述」が含まれており、これには、過去の事実ではないすべての記述が含まれます。これらの記述には、「予想する」「かもしれない」「可能である」「信じる」「予測する」「計画する」「潜在的な」「予測される」「予測」「前兆」「予測」「見通し」「期待」「見積もる」「意図する」「予期する」「志向」「目標」「狙い」「予定されている」「考える」「すべきである」「可能性がある」「であろう」「する見込みである」「見受けられる」「可能性が高い」などの語句や、これらに類する表現が含まれることが一般的です。将来の見通しに関する記述は、さまざまな程度で不確実性を伴う事項に関するものであり、SLBとケルビオンの間の本取引によるメリット、同取引の実施予定時期、事業見通しに関する予想およびその基礎となるすべての前提を含むSLBとケルビオンの事業に関する情報、SLBとケルビオンの目的、計画および戦略、両社が事業を展開する市場における事業動向に関する情報、SLBとケルビオンの経営成績または財政状態の予測、ならびにSLBまたはケルビオンが将来行うことを意図している活動、または将来発生すると、もしくは発生する可能性があると予想、予測、確信もしくは見込んでいる事象または展開に関する、過去の事実に関する記述を除くその他すべての記述が含まれます。これらの記述は、経営陣が現時点で入手可能な情報に基づく見解および前提に基づいています。これらの将来の見通しに関する記述には、既知および未知のリスクと不確実性が伴い、これらにより、SLBまたはケルビオンの実際の結果や業績が、当該記述において明示または黙示されたものと大きく異なる可能性があります。将来の結果および業績に影響を及ぼす可能性のある要因およびリスクには、本取引の条件および実施時期、SLBとケルビオンがそれぞれの事業を運営する能力(事業中断を含む)、主要人材および従業員の定着・採用の難しさ、本取引の終了につながり得る事象、変化またはその他の状況の発生、本取引の完了条件を満たす能力、SLBとケルビオンが事業を成功裏に統合し、本取引から期待されるシナジーおよび価値創出を実現する能力、政府の規制当局から、想定される条件で承認を取得できるか、承認自体を取得できるか、または適時に取得できるかどうか、世界的な経済および地政学的状況の変化、顧客およびサプライヤーの経営成績および財務状況、世界の主要地域における一般的な経済状況、地政学的状況および事業環境、為替リスク、インフレ、政府による金融政策の変更、関税、価格圧力、天候および季節要因、健康に関するパンデミックの悪影響、原材料の入手可能性およびコスト、サプライチェーンにおける課題、政府規制および規制要件の変更、ならびにSLBが米国証券取引委員会(SEC)に提出または提供した最新のForm 10-K、Form 10-QおよびForm 8-Kに詳述されているその他のリスクおよび不確実性が含まれますが、これらに限定されません。本プレスリリースにおける記述は2026年8月31日現在のものであり、SLBは、新たな情報、将来の事象、その他の理由によるかを問わず、かかる記述を公に更新または修正する意図はなく、その義務も負いません。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Media
Josh Byerly – SVP of Global Communications
Moira Duff – Director of External Communications
SLB
Tel: +1 (713) 375-3407
media@slb.com

Investors
James R. McDonald – SVP of Investor Relations & Industry Affairs
Joy V. Domingo – Director of Investor Relations
SLB
Tel: +1 (713) 375-3535
investor-relations@slb.com

SLB

NYSE:SLB
Details
Headquarters: Paris, Houston, London, and The Hague, ..
Website: www.slb.com
CEO: Olivier Le Peuch
Employees: 96,000
Organization: PUB
Revenues: 36.29 Billion (2024)
Net Income: 4.46 Billion (2024)


Contacts

Media
Josh Byerly – SVP of Global Communications
Moira Duff – Director of External Communications
SLB
Tel: +1 (713) 375-3407
media@slb.com

Investors
James R. McDonald – SVP of Investor Relations & Industry Affairs
Joy V. Domingo – Director of Investor Relations
SLB
Tel: +1 (713) 375-3535
investor-relations@slb.com

More News From SLB

SLB、ハヴシュテルネ炭素貯留プロジェクトの戦略的貯留層パートナーに選出

ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 大手エネルギー・テクノロジー企業であるSLB(NYSE:SLB)は、ノルウェー北海におけるハヴシュテルネ炭素貯留プロジェクトの戦略的貯留層パートナーに選定されたことを発表しました。同社は、構想段階および基本設計(FEED)段階において、技術およびエンジニアリングサービスを提供します。ハヴシュテルネプロジェクトは、欧州全域の産業排出企業を対象としたノルウェーで開発される大規模な海洋炭素貯留施設であり、ハーバー・エナジー(LSE:HBR)がインソン・プロダクション傘下のステラ・マリスCCSとのコンソーシアムで運営しています。 SLBは、ハヴシュテルネパートナーシップが最終投資決定に向けてプロジェクトの技術、コスト、スケジュールに関する基礎を構築するにあたり、地下貯留層の分析および注入井の設計、海底インフラ、貯留CO2のモニタリング計画を連携させた統合プロジェクトの範囲を調整します。この範囲には、構想設計および基本設計(FEED)調査が含まれ、SLBおよびその合弁会社であるOneSubsea™との緊密な連携を通じて...

SLB、ExaCTエレクトリカル・ダウンホールCT制御システムを発表

ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- SLB(NYSE:SLB)は、コイルド・チュービング(CT)作業にリアルタイムの電気制御を導入する先進的な介入プラットフォームである「ExaCT™エレクトリカル・ダウンホール・コイルド・チュービング制御システム」を発表しました。ExaCTシステムは、圧力に依存する油圧駆動を、電気通信、電力供給、およびテレメトリーに置き換えることで、オペレーターに高い可視性、精度、および制御性を提供し、介入作業の遂行と貯留層へのアクセスの向上に寄与します。 ExaCTシステムは、電力、テレメトリー、そしてダウンホール測定を統合し、作業工程全体を通じてダウンホール・ツールとの通信、駆動、および検証を可能にします。ツールストリング全体にわたる継続的な通信により、大偏距坑井やマルチラテラル坑井を含む幅広い作業用途において、オンデマンドでのツール駆動が可能になります。本システムにより精度と制御が改善することで、オペレーターは貯留層へのアクセスを最適化し、生産性能を向上させ、回収率を最大化することができます。 「オペレーターは、単にダウ...

SLB、ブルネイ・シェル・ペトロリアムの海洋油・ガス田における生産再開を支援

ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- グローバルなエネルギーテクノロジー企業であるSLB(NYSE:SLB)は、ブルネイ・シェル・ペトロリアム(BSP)から、複数の海洋油・ガス田にある生産停止井の生産再開を支援する契約を受注したと発表しました。 本契約の対象範囲は、地下資源の評価、生産再開の対象となる坑井の選定、エンジニアリングおよび海洋での作業に及びます。プロジェクト管理、坑井介入サービス、モニタリング、計量、海上物流を単一の遂行モデルのもとで統合・連携することで、効率的な生産再開を支援します。 「この地域で長年にわたり培ってきた協力関係を基盤とする今回の契約は、既存の海洋資源から得られる価値を最大化するという両社共通の取り組みを反映したものです」と、SLBのインテグレーション担当シニア・バイスプレジデントであるゴクハン・ヤリムは述べています。「BSPとともに、SLBの生産分野における専門知識と統合型の遂行能力を組み合わせることで、生産停止井からの生産再開、既存インフラを活用した回収率の向上、そしてBSPの長期的な生産目標の達成を支援していきま...
Back to Newsroom