-

消費者の58%、「ナショナルブランドかプライベートブランドかは気にしない。必要なものを買うだけ」と回答

NIQとワールドデータラボの最新レポート、消費者の二極化が「価値」の捉え方を変え、プライベートブランドの普及を加速させ、店頭での競争を再構築している実態を明らかに

シカゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 2021年から2025年にかけて、世界の日用消費財(FMCG)の価格が26%上昇する中、消費者はどこで節約し、どこにお金をかけるかをより慎重に見極めるようになっています。NielsenIQ(NYSE:NIQ)は最新の調査結果を発表し、プライベートブランドがもはや単なる低価格の代替品ではなく、低価格帯、主流価格帯、プレミアム価格帯の各セグメントで有力な競争相手となっていることを明らかにしました。

この調査結果は、ワールドデータラボとの共同制作によるNIQの最新レポート「A Tale of Two Consumers: The Polarized Mindsets Reshaping Global Consumption(2つの消費者像:世界の消費を変える二極化したマインドセット)」に掲載されており、消費者の二極化が「価値」の捉え方を変え、店頭での競争を再構築している状況を示しています。また同レポートでは、プライベートブランド商品に対する認識の変化を取り上げたNIQの2025年のレポート「Finding Harmony on the Shelf(棚の上の調和)」の知見も活用しています。

これらのレポートの主な調査結果は以下のとおりです。

  • 消費者の58%は、商品がナショナルブランドかプライベートブランドかは気にせず、必要なものを購入すると回答
  • Z世代の消費者の67%は、プライベートブランド商品はナショナルブランドと同等の品質だと回答
  • 消費者の68%は、プライベートブランド商品をナショナルブランドに代わる良い選択肢と評価
  • 消費者の69%は、プライベートブランド商品は価格に見合った価値があると回答
  • 予算に制約のある消費者の約3分の1は、より低価格の商品、またはセール対象となっているブランドに切り替えると回答

ブランドや小売企業にとって、この変化は大きな意味を持ちます。買い物客は従来のブランドへのこだわりを弱め、その時々のニーズ、予算、期待に最も適した商品を重視するようになっています。

プライベートブランドの台頭は、もはや単なる「低価格商品への切り替え」ではありません。消費者はプライベートブランドを、価格面で有力な選択肢としてだけでなく、プレミアム商品の選択肢として、さらには多くの場合、ナショナルブランドと同等の代替品として捉えるようになっています。

「これは、現在の消費財市場で起きている最も重要な変化の一つです」と、NIQのEコマース担当プレジデント、ラモン・メルガレホは述べています。「消費者はもはや、誰が作った商品なのかを主な基準として商品を評価しているわけではありません。品質、価値、利便性、自分のニーズとの適合性が適切なバランスで備わっているかどうかを評価しています。その結果、店頭ではこれまで以上に対等で激しい競争が繰り広げられるようになっています」

NIQの調査によると、現在の消費者は、商品カテゴリー、購入場面、価格と価値のバランスに応じて、「より上位の商品を選ぶ」意識と「予算を抑える」意識の間を柔軟に行き来しています。こうした行動は、小売企業にとって、従来の低価格帯を超えてプライベートブランド商品を拡大する新たな機会を生み出しています。

一部の商品カテゴリーでは、プライベートブランドが家計の負担軽減に役立っています。一方、別のカテゴリーでは、小売企業がイノベーション、パッケージ、プレミアム原料、より明確な商品訴求を活用し、プライベートブランドを単なる低価格の代替品ではなく、より魅力的な上位商品として位置付けています。その結果、プライベートブランドは、低価格帯、主流価格帯、プレミアム価格帯のすべてで競争力を高めています。詳しくは、niq.com/tale-of-two-consumersをご覧ください。

FAQs

『A Tale of Two Consumers』とは何ですか?
『A Tale of Two Consumers: The Polarized Mindsets Reshaping Global Consumption(2つの消費者像:世界の消費を変える二極化したマインドセット)』は、NielsenIQとワールドデータラボによるグローバル調査レポートです。消費者の二極化、購買力、変化する購買行動が、世界の小売・消費財市場をどのように再構築しているかを分析しています。

プライベートブランド商品に関する主な調査結果は何ですか?
プライベートブランド商品は、単なる低価格の代替品ではなく、低価格帯、主流価格帯、プレミアム価格帯の各セグメントで、ナショナルブランドに対する有力な選択肢として認識されるようになっています。

プライベートブランドの市場シェアが拡大しているのはなぜですか?
消費者がより価格と価値を意識するようになり、商品のブランドを以前ほど重視しなくなっているためです。現在、多くの買い物客は、商品がナショナルブランドか、小売企業のプライベートブランドかではなく、品質、価格、利便性、自分のニーズとの適合性に基づいて商品を評価しています。

消費者のブランド・ロイヤルティについて、レポートではどのようなことが明らかになっていますか?
レポートによると、消費者の58%は、商品がナショナルブランドかプライベートブランドかは気にせず、その時々のニーズに最も適した商品を選ぶと回答しています。

Z世代はプライベートブランド商品をどのように捉えていますか?
Z世代の消費者の67%は、プライベートブランド商品はナショナルブランドと同等の品質だと考えており、若い買い物客の間でプライベートブランドに対する認識が大きく変化していることを示しています。

プライベートブランドの成長は、低価格だけが要因ですか?
いいえ。手頃な価格は引き続き重要ですが、小売企業はイノベーション、プレミアム原料、パッケージの改良、差別化された商品展開を積極的に活用し、プライベートブランド商品をプレミアムな選択肢として位置付けるようになっています。

家計への負担が高まる中、消費者はどのような行動を取っていますか?
多くの消費者は、ブランドを切り替える、セール対象の商品を購入する、一部のカテゴリーではより低価格の商品を選ぶ一方、別のカテゴリーではより上位の商品を選ぶなど、価格と価値のバランスに応じて柔軟に購買行動を変えています。

メーカーや小売企業にとって、これは何を意味しますか?
成功するためには、商品の価値を明確に示すことがこれまで以上に重要になります。小売企業とメーカーの双方が、より選別的になっている買い物客の心に響く形で、品質、イノベーション、手頃な価格、差別化された価値を伝える必要があります。

NIQについて

NielsenIQ(NYSE:NIQ)は、消費者インテリジェンス分野をリードする企業であり、消費者の購買行動に関する最も包括的で信頼性の高い理解を提供するとともに、新たな成長機会を明らかにしています。比類のないグローバルデータ基盤と、消費者および小売に関する精緻な測定データに、数十年にわたるAIモデリングの専門知識を組み合わせることで、NIQは、複雑なデータを確信を持った行動につなげる意思決定システムを構築しています。

90か国以上で事業を展開するNIQは、世界人口の約82%と世界の消費支出7.4兆ドル超をカバーしています。クラウドベースのプラットフォーム、高度な分析、およびAI主導のインサイトを通じて、NIQは「The Full View™」を提供し、ブランドおよび小売事業者が、消費者が何を購入し、なぜ購入するのか、そして次に何をすべきかを理解できるよう支援しています。

詳しくは www.niq.com をご覧ください。

© 2026 Nielsen Consumer LLC. 無断転載を禁じます。

ワールドデータラボについて

ワールドデータラボは、世界の購買力と消費者需要が今後どこに向かうのかについて予測を提供するデータサイエンス企業です。信頼性の高い人口統計・経済データと、独自の査読済み予測手法を組み合わせることで、人口と消費支出の長期的な変化を、将来の消費者を見据えた一元的な見通しへと変換し、成長がどこで生まれるのかを事前に特定できるよう組織を支援しています。

ワールドデータラボは、2050年までの消費者動向と人口動態の変化をモデル化し、190か国以上、9,000以上の都市、200以上の消費カテゴリーにわたる世界人口の99.5%をカバーしています。同社の中核的な手法に関する論文は、Natureによって過去10年間で最も影響力のある50本の論文の一つに選出されており、その手法は、企業向けプラットフォーム「World Data Intelligence」と「World Poverty Clock」をはじめとする一連の一般公開ツールの双方を支える基盤となっています。

詳しくは worlddatalab.com をご覧ください。

将来予測に関する記述

このプレスリリースには、予想される消費者行動、市場動向、および業界の展開に関する将来予測に基づく記述が含まれている可能性があります。これらの記述は、利用可能なデータ、過去の傾向、さまざまな仮定に基づく現在の期待および予測を反映しています。「予想する」「期待する」「予測する」「信じる」「予報する」などの語句やこれに類する表現は、そのような将来予測に基づく記述を特定するためのものです。

これらの記述は将来の結果を保証するものではなく、消費者の嗜好の変化、経済状況、技術革新、競争環境の変動など、固有の不確実性の影響を受けます。実際の結果は、これらの記述で明示または暗示された内容と大きく異なる場合があります。当社は、信頼できるデータおよび健全な手法に基づいて見解を示すよう努めていますが、適用法で要求される範囲を除き、将来の出来事や状況を反映するために将来予測に基づく記述を更新する義務を負いません。

#NIQ-General

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

More News From NIQ Global Intelligence plc

NIQ、小売店舗のスペース・プランニングとマーチャンダイジングに新たなAI・自動化機能を導入

シカゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 消費者インテリジェンス分野をリードするNielsenIQ(NYSE:NIQ)は、65か国以上で600社を超える小売業者から信頼を得ている同社の小売店舗向けのスペース・プランニングとマーチャンダイジングのプラットフォーム「NIQ Spaceman®」の新たなAI・自動化機能を発表しました。今回の機能強化は、小売業者が店舗ごとのプラノグラムを最大50倍の速さで作成し、計画の実行と遵守の両面で不備を特定するとともに、クラウド経由のアクセス拡充を通じて、店舗網全体にわたってマーチャンダイジングの意思決定を行えるよう支援します。 「小売業者は、地域に応じた品揃えを整え、各店舗で一貫して計画を実行し、変化する買い物客の行動により迅速に対応するよう、ますます強く求められています」とNIQの製品担当シニアバイスプレジデントであるナタリー・ウィリアムズは述べました。「今回の機能強化は、エージェント型AIをマーチャンダイジングのワークフローに直接組み込み、従来は手作業で行っていた計画業務を自動化することで、こうしたプロセスの簡素化を支...

NIQ調査:不確実性が常態化する新たな時代に各世帯が適応する中、世界の消費者の34%が1年前より経済状況が悪化したと回答

シカゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界の消費者の3分の1超(34%)が自身の経済状況が1年前より悪化したと回答する一方、約3分の1(30%)が改善したと回答しており、消費者はもはや経済情勢の好転を待っていません。世界各地の世帯が、変動が常態化する将来に適応する中、家計の状況や支出の優先順位、成長への道筋にますます大きな違いが生じています。 これらの結果は、NielsenIQ(NYSE:NIQ)が世界31か国の2万1,000人超を対象に実施した最新の「Consumer Outlook」調査に、NIQによる実際の購買行動の測定データを組み合わせて得られたものです。今回の調査・分析から、経済の不確実性はもはや一時的な混乱ではなく、消費者の意思決定のあり方を特徴づける要素となっていることが明らかになりました。 調査では、以下のことが明らかになりました。 世界の消費者の34%が自身の経済状況は1年前より悪化したと回答する一方、30%が改善したと回答 経済的に厳しい状況にある消費者の77%が、経済状況の悪化の原因として生活費の上昇を挙げている 主流価格帯の消費...

NIQ、The U Group & Co Limitedへの友好的買収提案を発表、AI時代に向け信頼できるインテリジェンスを拡充

シカゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 消費者インテリジェンス分野をリードするNielsenIQ(NYSE:NIQ)は、完全子会社であるオーストラリアのNielsen Connect Australia Pty Ltd(以下「NIQ Australia」)が、The U Group & Co Limited(以下「The U Group」)の発行済み全株式を対象に、条件付きの市場外買付けによる友好的買収提案(以下「本買収提案」)を開始したことを発表しました。The U Groupはオーストラリアを拠点とし、「ReceiptJar」アプリを通じた消費者の同意に基づくファーストパーティーの購買データ収集、レシート・インテリジェンス、AIを活用したデータ処理機能を専門とする企業です。 本買収提案に関連し、NIQ AustraliaはBidder's Statement(買付者による説明書)をオーストラリア証券投資委員会に提出し、適用されるオーストラリアの規制要件に従って、本買収提案に関する資料をThe U Groupの株主に発送しました。The U G...
Back to Newsroom