IntraBio、毛細血管拡張性運動失調症(A-T)治療に向けたレバアセチルロイシンの主要第3相試験で良好な結果を発表
IntraBio、毛細血管拡張性運動失調症(A-T)治療に向けたレバアセチルロイシンの主要第3相試験で良好な結果を発表
- 第3相試験において、主要評価項目および主要な副次評価項目を統計学的に高い有意差をもって達成
- レバアセチルロイシンは、毛細血管拡張性運動失調症の小児および成人患者において、神経学的徴候・症状および機能面で臨床的に意義のある改善を示した
- 既知のレバアセチルロイシンの安全性プロファイルと整合する、良好な安全性・忍容性を確認
- 承認治療が存在せず、約7万人に1人が罹患するとされる神経変性疾患である毛細血管拡張性運動失調症について、レバアセチルロイシンの米国、欧州、その他地域での規制当局などへの承認申請を計画
米テキサス州オースティン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- IntraBio Inc.は毛細血管拡張性運動失調症(A-T)の小児・成人患者を対象にN-アセチル-L-ロイシン(レバアセチルロイシン)を評価した主要第3相IB1001-303臨床試験「Effects of N-Acetyl-L-Leucine on Ataxia-Telangiectasia (A-T): A Randomized, Placebo-Controlled, Double-Blind, Crossover Study(毛細血管拡張性運動失調症(A-T)に対するN-アセチル-L-ロイシンの有効性:無作為化・プラセボ対照・二重盲検・クロスオーバー試験)」(NCT06673056)において、トップライン結果が良好だったと発表しました。
本試験の主要評価項目は、12週間投与後における運動失調評価尺度(SARA)での変化を、レバアセチルロイシン群とプラセボ群で比較評価しました。レバアセチルロイシンは、プラセボ比でSARAスコアが-1,88ポイント改善し、統計学的に有意で臨床的にも意義のある改善が示されました(レバアセチルロイシン-1,92、プラセボ-0,14、p<0,001)。
本試験は副次評価項目も達成し、国際協調運動失調評価尺度(ICARS)(レバアセチルロイシン-4,22、プラセボ-1,69、p=0,003)および治験責任医師による臨床全般改善度(CGI-I)(レバアセチルロイシン-0,6、プラセボ-0,2、p=0,02)でも、統計学的に有意で臨床的に意義のある改善が示されました。レバアセチルロイシンは安全性・忍容性が良好で、薬剤関連の重篤な有害事象は認められませんでした。結果は既知の安全性プロファイルとも整合しています。
これらの結果を受け、IntraBioは米国食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品庁(EMA)をはじめ、各国規制当局への申請を速やかに進める計画です。
IB1001-303試験の治験責任医師であるマサチューセッツ総合病院のフランツィスカ・ホーシェ博士は、「これは毛細血管拡張性運動失調症の患者さんとご家族にとって大きな前進です」とコメント。「A-Tは希少で深刻な疾患であり、承認された治療法がありません。IB1001-303試験では、レバアセチルロイシンが患者さんの神経学的症状と日常機能を有意に改善することが示されました。これは科学・臨床の両面で大きな節目であり、レバアセチルロイシンがA-T患者さんの生活に実質的な変化をもたらし得ることを示す有力なエビデンスです」と続けました。
A-T Children’s Projectの創設者であるブラッド・マーガス氏は、「今回の結果は、毛細血管拡張性運動失調症コミュニティにとって大きな転機です」と述べました。「ご家族が近い将来、A-Tとして初めて承認される有効で安全な治療にアクセスできる――そうした現実的な希望を示すものです。承認された有効な治療を切実に必要としている患者さんのために、レバアセチルロイシンがFDAで速やかに承認され、コミュニティの患者さんに届くよう、IntraBioとの協力を今後も継続していきます」と続けました。
IB1001-303の良好な結果はレバアセチルロイシンが複数の神経疾患、神経発達障害、ミトコンドリア疾患で得られてきたこれまでの臨床経験を基盤とするものです。さらにレバアセチルロイシンは、米国および欧州で、約1万人あたり1~2人が罹患するとされる希少神経疾患群であるCACNA1A関連疾患を対象に、後期開発段階にあります。
IB1001-303について
IB1001-303は毛細血管拡張性運動失調症(A-T)を対象にレバアセチルロイシンを評価する第3相臨床試験で、主要評価項目に運動失調評価尺度(SARA)を採用しています。本試験は無作為化・プラセボ対照・二重盲検のクロスオーバー期に続き、長期オープンラベル延長期へ移行する設計です。本試験は主要なキーオピニオンリーダー(KOL)およびA-T患者団体との協働により設計され、症状改善効果に加え、長期的な臨床転帰も評価できるよう構成されています。レバアセチルロイシンはA-Tに対する開発中の治療薬であり、本適応については、FDAを含むいずれの規制当局からも承認されていません。
毛細血管拡張性運動失調症について
毛細血管拡張性運動失調症(A-T)は通常、乳幼児期に発症する、希少な遺伝性の進行性神経変性疾患です。A-Tは小脳の変性を特徴とし、協調運動障害が進行して、構音障害や眼球運動障害を伴い、やがて車椅子の使用が必要となることがあります。多くの患者では、目に見える毛細血管拡張(テランジエクタジア)に加え、免疫不全に伴う重篤な感染症の反復、肺疾患、がん発症リスクの著しい上昇などがみられます。現時点でA-Tに対する承認治療はありません。
AQNEURSA® について
AQNEURSA®(レバアセチルロイシン)は米国で承認されており、体重15kg以上の成人および小児患者における、ニーマン・ピック病C型(NPC)の神経症状の治療を適応としています。
また本日、IntraBioはAQNEURSA®が欧州連合(EU)で、体重20kg以上の成人および6歳以上の小児におけるニーマン・ピック病C型の神経症状の治療を適応として承認されたことを別途発表しました。ミグルスタットとの併用、またはミグルスタットに忍容性のない患者に対する単剤療法として使用されます。AQNEURSA® で最も多く報告された副作用は鼓腸でした。
IntraBioについて
IntraBio Inc.は米テキサス州オースティンに拠点を置くグローバルなバイオ医薬品企業で、希少疾患およびより一般的な疾患を含む、神経・神経発達・ミトコンドリア疾患を対象とした標的治療薬の開発・商業化を行っています。同社のプラットフォーム技術は、世界各地の大学・研究機関との数十年にわたる研究・共同研究の成果に基づくもので、オックスフォード大学およびミュンヘン大学出身の科学創業者の専門性を活用しています。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
Contacts
For further information, please contact:
Cass Fields
Vice-President of External Affairs
ccfields@intrabio.com
www.intrabio.com
