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ドレン・バイオ、次世代B細胞枯渇療法の開発に向けてサノフィとの戦略的協業を拡大

– サノフィによるDR-0201の先行買収を基盤とし、ドレン・バイオ独自のTargeted Myeloid Engager and Phagocytosis Platformをさらに活用して、ファーストインクラスとなるマルチ特異性抗体治療薬の発見を目指す新たな協業 –

– ドレン・バイオは1億ドルの契約一時金を受け取り、さらに今後の開発・規制・商業化マイルストーンに応じて最大17億ドルの支払いを受け取ることができる –

– ドレン・バイオは、将来の開発費を共同出資するオプションを保持しており、行使した場合には、その対価としてサノフィとの米国での共同プロモーション権、米国における利益・損失の50/50分配、さらに米国外での販売に対するマイルストーンと段階的ロイヤルティを得ることができる –

カリフォルニア州サンカルロス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ファーストインクラスとなるミエロイド細胞エンゲージャー治療薬を開発する非公開の臨床段階バイオテクノロジー企業であるドレン・バイオは、サノフィ(NASDAQ:SNY)と、さまざまな自己免疫疾患の治療を目的とした次世代B細胞枯渇療法の発見と開発に関する戦略的協業契約を締結したことを発表しました。

この新たな契約は、今年初めにサノフィがドレン・バイオの深部B細胞枯渇を目指すプログラムであるDR-0201を買収したことに続き、両社の既存の関係をさらに発展させるものです。DR-0201は現在SAR448501として知られており、進行中の2件の第1相試験で評価されています。これまでに強力なB細胞枯渇効果を示しており、自己免疫疾患の患者に持続的な治療不要の寛解をもたらす可能性があります。

「このたび拡大したドレン・バイオとの戦略的アライアンスは、免疫介在性疾患の患者に寛解をもたらし得る最高水準の治療法を開発するというサノフィの強いコミットメントを示すものです」と、サノフィのグローバル・セラピューティック・ヘッド(免疫学・腫瘍領域の開発)であるアリッサ・ジョンセン氏は述べました。「ドレン・バイオの独自の科学的アプローチとサノフィの開発における専門性を組み合わせることで、治療を必要とする患者のための革新的な治療法の開発を加速させることを目指しています。」

ドレン・バイオの最高執行責任者兼最高事業責任者であるアミット・メータ博士は次のように述べました。「サノフィは、DR-0201の買収を通じて深部B細胞枯渇の可能性を最大限に引き出すうえで貴重なパートナーでした。今回、当社のTargeted Myeloid Engager and Phagocytosisプラットフォームの能力をさらに活用することで協業を拡大できることを大いに嬉しく思います。米国での利益・損失分配オプションにより、当社は世界有数の商業化リーダーと提携することができ、これは当社が完全統合型のバイオ医薬品企業へと成長していくうえで重要なマイルストーンとなります。」

契約条件に基づき、ドレン・バイオは1億ドルの契約一時金を受け取り、開発・規制・商業化マイルストーンに応じて最大17億ドルの支払いを受け取る資格があります。両社は、ドレン・バイオの独自プラットフォームを活用し、創薬と前臨床開発活動で協業します。開発候補化合物の選定後は、サノフィが開発、製造、規制対応、商業化の取り組みを引き継いで担当します。ドレン・バイオは、サノフィと米国における利益・損失分配の取り決めを結ぶオプションを有しています。このオプションが行使された場合、ドレン・バイオは米国での共同プロモーション権および米国における利益・損失の50/50分配と引き換えに、継続的なグローバル開発費の40%を共同負担します。さらに、ドレン・バイオは米国外での純売上に対するマイルストーンと段階的ロイヤルティを受け取る資格も保持します。

ドレン・バイオについて

ドレン・バイオは、がん、自己免疫疾患、その他の重篤な疾患の治療を目的とした新規ファーストインクラス抗体治療薬の発見・開発を牽引する、非公開の臨床段階バイオ医薬品企業です。当社の主力となる臨床候補品DR-01は、現在、複数の腫瘍領域および自己免疫疾患の適応で評価されています。ドレン・バイオの独自のTargeted Myeloid Engager and Phagocytosis Platformは、ミエロイド細胞に選択的に発現する新規の食作用受容体を活性化することで、疾患の原因となる因子を強力に枯渇させるよう設計されたマルチ特異性抗体ベースの技術です。このプラットフォームから創出されるマルチ特異性抗体は、疾患標的が存在する場合にのみ食作用メカニズムが活性化されるように設計されており、他の免疫調節療法と比べて優れた安全性プロファイルを提供できる可能性があります。ドレン・バイオの主力プラットフォーム候補であるDR-0201は、2025年5月にサノフィに買収されました。DR-0201は現在SAR448501として知られており、進行中の2件の第1相試験で評価されています。これまでに強力なB細胞枯渇効果を示しており、自己免疫疾患の患者に持続的な治療不要の寛解を誘導する可能性があります。2つ目のプラットフォーム候補であるDR-0202は、2025年第2四半期に固形腫瘍患者を対象としたヒト初回投与(FIH)試験へと進みました。さらに、ドレン・バイオは腫瘍学、免疫学、神経学の適応を対象とし、自社プラットフォームから創出された追加のマルチ特異性抗体プログラムを含む幅広い前臨床パイプラインを構築しています。詳細については、www.drenbio.com をご覧ください。

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