パース・バイオサイエンシズ、Evercode Whole Blood Fixationを発表
パース・バイオサイエンシズ、Evercode Whole Blood Fixationを発表
トランスレーショナル・リサーチの血液サンプル処理を新たな固定化法で効率化
シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シングルセル・シーケンシングの手軽でスケーラブルなソリューションを提供するリーディングカンパニーのパース・バイオサイエンシズは、このたびEvercode™ Whole Blood Fixation を発表しました。この新しいキットにより、全血を採取した時点ですぐに固定することができます。特殊な機器も特別な研修も不要なこの技術により、PBMC を現場で分離する必要がなくなり、血液学や製薬のトランスレーショナル・リサーチに携わるチームは実臨床環境でサンプルを採取し、下流のシングルセル解析へとシームレスにつなげることができます。
トランスレーショナル領域でのシングルセルRNA解析のワークフローでは従来、劣化が速く処理に高度なスキルを要する新鮮サンプルの処理と、トランスクリプトームの一部しか取得できずTCRのペア配列も得られない固定法の使用との間で、妥協を迫られてきました。新鮮PBMCの分離には、複雑なワークフローや特殊な試薬も不可欠でした。そのような制約を克服したのがEvercode Whole Blood Fixationです。このキットは、Evercodeのプラットフォームの特徴である包括的でバイアスのないトランスクリプトーム・カバレッジを維持します。そのため、トランスレーショナル領域の現場で高品質なシングルセルRNA-seqが可能となる、実用的でスケーラブルなソリューションとなっています。
パース・バイオサイエンシズの共同創業者兼最高技術責任者のチャーリー・ロコ(PhD)は、次のようにコメントしています。「血液学、バイオマーカー研究、トランスレーショナル・メディシンに携わる研究者の皆さまに、この技術がどのような新しい可能性をもたらすのか、大いに期待しています。Evercode Whole Blood Fixationは、採血直後にサンプルを安定化し、精緻な下流解析に適した高品質トランスクリプトームを保持することで、シングルセル・シーケンシングのパワーを血液研究の現場へそのまま届けます。」
新たなWhole Blood Fixationキットは、12月8日の週より出荷開始となる予定です。詳細については、フロリダ州オーランドで開催される米国血液学会(ASH)年次総会のブース1480にお越しいただくか、パース・バイオサイエンシズのウェブサイトをご覧ください。
パース・バイオサイエンシズについて
パース・バイオサイエンシズは、人々の健康と科学研究の進歩を加速させることを使命として世界的に活動するライフサイエンス企業です。研究者が、今までにない規模と容易さでシングルセル・シーケンシングを行えるよう支援しています。その先駆的なアプローチが、がん治療、組織の修復、幹細胞治療、腎臓および肝臓疾患、脳の発達、免疫システムといった分野での画期的な発見を可能にしています。
共同創業者のアレックス・ローゼンバーグとチャールズ・ロコがワシントン大学で開発した技術を基に、パースは1億米ドル超の資金を調達し、現在は世界で3,000以上の顧客に利用されています。拡大を続ける製品ポートフォリオには、Evercode Whole Transcriptome、Evercode TCR、Evercode BCR、CRISPR Detect、Gene Select、そしてインタラクティブなデータ解析ソリューションのTrailmakerが含まれます。
パース・バイオサイエンシズは最近、シアトルの活気あるサウスレイクユニオン地区で拡張を行い、新本社と最先端の研究所を構えました。詳細情報については、 https://www.parsebiosciences.com/ をご覧ください。
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