ベリー・コンサルタンツ、臨床試験シミュレータの最新バージョン「FACTS 8」をリリース

FACTS 8に順序エンドポイントのサポートと新機能「Quick Start」を導入

米テキサス州オースチン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- ベリー・コンサルタンツは、業界をリードする固定型・適応型臨床試験シミュレータ（FACTS）の最新バージョンであるFACTS 8のリリースを発表しました。FACTS 8は、世界中の既存ユーザーと新規クライアントの両方が利用できます。

FACTSは、初期の第I相試験から複雑な多群プラットフォーム試験まで、医薬品開発の全領域にわたる臨床試験の設計とシミュレーションを可能にする、最も強力で柔軟性が高く効率的なプラットフォームです。この新たなリリースでは、2つの主要な機能強化が行われています。

• 第II相および第III相試験の設計における順序エンドポイントの完全シミュレーションにより、頻度論的およびベイズ的分析法を用いた強力な設計が可能になります。
• Quick Start機能により、固定型およびグループシーケンシャル試験のセットアップが効率化され、よりカスタマイズされた適応型設計のためのFACTSの完全なシミュレーション機能は維持されます。

ベリー・コンサルタンツの社長兼上級統計科学者であるスコット・ベリーは、「臨床試験では順序エンドポイントが広く用いられており、これを用いた試験の解析と設計を最適化する能力がますます重要になっています。FACTS 8では、二値化、ノンパラメトリック・ウィルコクソン検定、オッズ比検定、ベイジアン・ディリクレ・モデル、効用重み付けなど、これらのエンドポイントに対する解析手法を評価・比較するための統合型プラットフォームを研究者に提供します。この機能により、チームはパフォーマンスを直接比較し、より適切な設計を選択し、最終的には臨床研究を改善できるようになります」と述べています。

FACTS 8の順序エンドポイントモジュールは、1群、2群、または多群試験のシミュレーションをサポートし、早期中止、群間ドロップ、レスポンス・アダプティブ・ランダム化といった、あらゆるアダプティブ設計機能を備えています。

ベリー・コンサルタンツのソフトウェアソリューション担当ディレクターであるトム・パーケは、「今回のリリースは、FACTSの機能と範囲を拡張するのみならず、従来型の試験のシミュレーションをより迅速かつ容易にします。新たに追加されたQuick Start機能により、標準的な試験設計をわずか数分でセットアップし、実行できます。しかも、当社が誇る最先端のアダプティブ試験を支える詳細なシミュレーションエンジンはそのままです」と述べています。

これらの機能強化により、臨床試験シミュレーションは直感的で透明性が高く、包括的であるべきというベリー・コンサルタンツの理念をFACTSがさらに反映するようになります。FACTSはシンプルな固定設計から革新的なアダプティブプラットフォームまで、あらゆる種類の試験設計の指定・比較を可能にし、よりスマートでより効率的な臨床開発をサポートします。

ベリー・コンサルタンツについて

ベリー・コンサルタンツは、革新的臨床試験の設計、シミュレーション、実装において国際的に評価されているリーディングカンパニーです。2000年に設立されたベリー・コンサルタンツは、ベイズ統計およびアダプティブ臨床試験を専門とし、世界の製薬会社、バイオテクノロジー企業、学術機関のパートナー企業にコンサルティングによる専門知識とソフトウェアソリューションを提供しています。ベリー・コンサルタンツは、主力製品であるFACTSソフトウェアプラットフォームを通じて、研究者が様々な治療領域において効率、倫理性、そして科学的見識を向上させる試験設計を確立、最適化、そして実行できるよう支援しています。詳細は、www.berryconsultants.comをご覧ください。

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