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NIQ、グローバルレポートによりプライベートブランドおよびブランド商品の成長における課題と機会が明らかに

プライベートブランドに対する負のイメージが薄れ、グローバルにおける売上高成長率は前年比4.3%増と急上昇

グローバルブランドのトップ10企業は、プライベートブランドを上回る+4.8%の売上高成長率を達成

消費者を惹きつけるために競い合う小売業者とメーカーは、お互いに成長するために協力的な関係を築くことができる

シカゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ニールセンIQ(NIQ)は、新たなレポート「Finding Harmony on the Shelf:2025 Global Outlook on Private Label & Branded Products(商品棚における調和を模索する:プライベートブランド商品とブランド商品に関する2025年のグローバルな展望)」を発表しました。本レポートでは、プライベートブランド商品とブランド商品に関する世界的な消費者態度の変化、これらのトレンドが世界的、または地域的に進行している要因、そして小売業者やCPGメーカーが、急速に変化するマクロ経済環境の中で戦略的に消費者にアプローチするために留意すべき重要なインサイトについて、詳細な分析を行っています。

NIQのレポートによると、世界中の回答者の半数以上(53%)がプライベートブランド商品の購入を増やしています。それと同時に、グローバルブランドのトップ10企業も2024年にグローバルセールスの勢いを取り戻しています。これらを踏まえると、小売業者とCPGメーカーは、大小さまざまな食料品店や小売店の棚で消費者の注目を集めるために今後も競争を続けることが予想されています。

「消費者は、現在の市場環境に対応すべく購買習慣を絶えず変化させています。本レポートでは、CPGの次なる成長の波を推進し、消費者の関心の移り変わりをうまく捉えるために、メーカーと小売業者の協力が不可欠であることを強調しています」と、NIQの最高コミュニケーション責任者兼グローバルマーケティングCOE責任者であるマルタ・サイハン=ボウルズは述べています。「お互いに協力し合うための創造的な方法を見出すことで、これらのトレンドを活用し、新たな機会を切り開き、市場プレゼンスを高めることができます。」

プライベートブランド商品とブランド商品の成長を形成する主な傾向

プライベートブランド商品に対する消費者意識と品質は大幅に改善しており、グローバルブランドも好調な業績を上げています。プライベートブランド商品とブランド商品の両方の成長を促進する主な傾向として、以下が挙げられます。

  • 知覚価値の変化:プライベートブランドに対する負のイメージは薄れつつあり、回答者の68%がプライベートブランドを有名ブランドに代わる優れた選択肢であると考えており、69%がプライベートブランドは価値が高いと認識しています。
  • 需要の増加 世界の消費者の60%が、より多くの品揃えがあれば、そのプライベートブランド商品を購入すると回答しています。
  • プライベートブランドの安定した売り上げ:世界的に売上シェアが1.4ポイント上昇していますが、すべての地域で成長鈍化の兆しが見られます。欧州では、2023年の12%近くから2024年には4%弱へと売上高成長が鈍化しています。
  • プレミアム化 世界の消費者の半数以上(54%)が、自分へのご褒美としてプレミアムブランド商品にアップグレードするかもしれないと回答しており、ミレニアル世代(61%)とZ世代(58%)では、その平均を上回っています。
  • こだわりを持たずに商品に探す 回答者の半数以上(58%)は、複数のカテゴリーにわたりより多くのブランドを購入していると回答しています。また、世界の回答者のうち58%は、ブランドやストアブランドは関係なく、代わりに必要性に基づいて商品を選んでいると回答しています。

「消費者向けの全体としての売り上げを拡大する方法を見つけるために、組織が団結するのにこれほど良い時期はありません。この多種多様な競争環境において、多くの企業が売り上げを伸ばすことが可能です。小売業者は、有名ブランドとプライベートブランド商品を戦略的にバランスよく組み合わせるほか、カテゴリー全体の成長を促進する共同プロモーションプログラムを検討するなどして、カテゴリーごとの売り上げを最大限に高めるべきです。一方、メーカーはトレードインセンティブを活用したイノベーションにより、市場シェアの維持・拡大を図る必要があります。また、ブランド全体のバリュープロポジションを維持する取り組みも重要です」と、 NIQのグローバルソートリーダーシップ担当バイスプレジデントのローレン・フェルナンデスは述べています。

消費者マインドがポジティブであることは、世界中の好調な売上データによって裏付けられています。NIQのRetail Measurement Servicesは、グローバルブランドのうちトップ10の売上高は4.8%増加したと報告しており、これはプライベートブランドの年間売上高成長率4.3%をわずかに上回る数値です。しかし、エジプトの人々はプライベートブランドを好む傾向にある一方で、韓国の人々はプライベートブランドを有名ブランドの代わりとしてあまり考えていないなど、地域ごとに差がみられます。

プライベートブランド商品とブランド商品をうまく調和させる

小売業者とメーカーがお互いの成長に向けたシナジー効果を生み出すための戦略には、以下のようなものがあります。

  • プライベートブランドの場合:
    • ブランドのハロー効果:有名ブランドの近くに位置づけることで、プライベートブランドの訴求力が高まります。ブランドは、プライド(30%)、優越感(37%)、知名度(48%)によって成長します。プライベートブランドにプレミアム感があると認識されると、プライベートブランドへの信頼が高まり、売り上げ伸長につながります。
    • アンカリング効果 世界中の消費財カテゴリーにおいて、ブランド商品はプライベートブランド商品よりも26%高い価格帯で販売される例が多くみられます。こうした価格の違いは、消費者が新しいものや同等のものを試してみようという価値志向の選択を促す可能性があります。
  • ブランド商品の場合:
    • 来店数の増加:小売業者の推奨により、世界の消費者のおよそ3分の2(60%)がストアブランドを信頼しています。NIQのデータによると、英国の大手小売業者はプライベートブランドおよびブランド商品の販売をともに伸ばしています。2024年には、英国における3つの小売業者がプライベートブランドの成長の70%以上、ブランド商品の成長の86%以上を牽引しており、これは小売業者の評判が有名ブランド商品を含むすべての商品に利益をもたらす可能性があることを示しています。
    • 市場拡大:プライベートブランドは、RTD(レディ・トゥ・ドリンク)コーヒーやスナックバーなどのカテゴリーにおいて、売上高成長の半分以上を牽引しており、あらゆるブランドに機会をもたらしています。当初は低価格帯のプライベートブランドが、カテゴリーの認知度を高め、有名ブランドの仲間入りを果たしています。ブランドは、プライベートブランドがカテゴリーの機会を広げることができる分野に注力すべきです。

「Finding Harmony on the Shelf: 2025 Global Outlook on Private Label & Branded Products」レポートについて

初の試みとなる本レポートは、世界的な成長を促すトレンドに焦点を当て、プライベートブランド商品とブランド商品間における共生/競争の力学を評価し、小売業者とメーカーが協力して成長を促進する機会を見出しています。こうしたトレンドがお客様の現地市場にどのような影響を与えているかを理解するために、無料レポートをダウンロードしてください。

調査方法

NIQの2025年プライベートブランド商品&ブランド商品レポートに関するグローバル調査は、2024年12月から2025年1月にかけて実施され、アジア太平洋地域、欧州、ラテンアメリカ、中東・アフリカ、北米の25か国、1万7,000人以上のオンライン消費者に対してアンケート調査を行いました。回答者は、家族世帯の買い物について決定権のある消費者で、今回の調査の協力に同意した人々です。各国のサンプルは、それぞれの国勢調査データに沿って年齢・性別を割り当てており、各購買層が統計的に信頼性の高いベースサイズを維持する形となっています。

NIQについて

NIQは、消費者購買行動に関する最も包括的なインサイトを提供し、新たな成長経路を明らかにする、業界大手の消費者インテリジェンス企業です。NIQは2023年にGfKと合併し、最も優れたグローバルな情報を持つ2つの業界大手が統合されました。2社のグローバルなリーチは90か国以上に及び、世界の人口の約85%と、7兆2,000億ドルを超える世界の消費者支出をカバーしています。NIQは、包括的な小売の分析と消費者インサイト(最先端のプラットフォームによる高度な分析機能により提供)により、Full View™を実現します。

さらなる情報については、 www.niq.com をご覧ください。

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