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ソウル半導体、7年間にわたり販売されたフィリップスライティングの製品に対するリコール命令を勝ち取る

韓国ソウル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所は11月19日、特許権侵害訴訟においてソウル半導体(KOSDAQ:046890)の主張を認め、フィリップスライティングが2017年3月以降に製造・販売した製品の回収(リコール)および破棄を命じました。また、裁判所はこの命令に違反する行為に対しては、1件につき最大25万ユーロの罰金が科せられるとの判決を下しました。12月17日には、ドイツ連邦特許裁判所もこれらの特許の有効性を認める判決を下したことで、多くの関連特許の権利が確固たるものとなりました。

これらの裁判所命令は、CRI70(演色評価数70%)以上を達成するために使用されるコア技術関連に下され、家庭用および自動車用照明製品、ITフラッシュ、バックライトのすべてに適用されます。判決の効力は特許技術を侵害するすべての製品に適用されるため、照明、自動車、IT分野において、完成品で1,000億ドル以上、パッケージで100億ドル以上の市場に波及すると予想されます。

フィリップスライティング・ブランド(現シグニファイ・グループ)は、2023年の年間売上高約70億ドルを誇る世界有数の照明機器会社です。裁判所は、これらの製品が販売された世界的な流通業者であるコンラッドエレクトロニックに対し、フィリップスライトニング・ブランドの関連会社が製造した特定の製品の販売を直ちに停止するよう命じ、2017年3月29日以降に市場に流通した侵害製品の回収と破棄を命じました。さらに、裁判所は命令に違反した場合、1件につき最大25万ユーロの罰金を科す旨の判決を下しました。この判決は、侵害行為の再発を防止するうえで強力な制裁措置となります。今回の裁判所の命令は、フィリップスライティング・ブランドの関連会社が製造した製品だけでなく、CRI70以上のすべての製品に適用されます。特に、フィリップスライティングが提起した無効訴訟を退けることで、ソウル半導体の関連特許の技術が強化されることになります。

ソウル半導体は、過去30年にわたり「光の力で世界をより清潔に、健康に、美しく」というビジョンを追求し、有害な人工照明から自然光へとパラダイムシフトを起こす努力を続けてきました。これを達成すべく、当社は年間約1億ドル(売上高の約10%)を研究開発(R&D)に投資しており、その結果、ソウル半導体はLED業界において1万8,000件を超える圧倒的な数の光エレクトロニクスの特許を保有するにいたりました。ソウル半導体は三菱ケミカル(MCC)とともに長年にわたりCRIの改善に向けた共同研究開発に取り組んでいます。

ソウル半導体の創業者兼最高経営責任者(CEO)であるチュン・フン・リーは次のように述べています。「知的財産の侵害は、若い起業家や革新的な企業にフラストレーションをもたらすものです。」彼は次のように付け加えます。「技術の盗用を防止することへの投資は、より公平な市場の創出を促し、世界中の若者や企業がイノベーションを続けることを奨励し、私たち全員が、より良い世界に貢献できるよう後押しします。これは、当社の3つのコア・ミッションの1つである「名誉、信頼、貢献」に沿ったものです。」

ソウル半導体について

ソウル半導体は、過去30年にわたりLEDに注力してきた世界第3位の光半導体(LED)企業です。ソウル半導体は、「光の力で世界をより清潔に、健康に、美しく」というビジョンのもと、照明、自動車、IT(バックライト)の分野において世界初の技術で新しい光のあり方をリードしています。また、子会社のソウルバイオシスは、マイクロLED、UV、センサー、Dacomの分野を主導しています。

世界初となる画期的な技術には、革新的なノーワイヤーLED「WICOP」、自然光スペクトルを完全に再現する「SunLike」、高電圧LED「Acrich」、従来のLEDの10倍以上の明るさを実現する超高輝度LED「nPola」、RGBワンチップ・マイクロLED「WICOP Pixel」、UVクリーニング技術「Violeds」などがあります。

ソウル半導体は業界で1万8,000件という圧倒的な数の特許を保有しており、過去20年間で8カ国における100件以上の特許訴訟に勝利しています。特許制度は若者たちに希望を与え、より良い世界に向けての足がかりになるという考えのもと、当社は知的財産の保護活動に積極的に取り組んでいます。詳しくは、当社の公式ウェブサイト( http://www.seoulsemicon.com/enhttps://www.seoulviosys.com/en)およびソーシャルメディアチャンネル(LinkedIn)をご覧ください。

CRI(演色評価数)について

自然光の下で見える物体の色を、光源がどれだけ正確に再現できるかを表す指標です。(例えば、CRI70は、14色の標準色サンプルの色が太陽光の下で見える色と70%以上一致するように設計されています。)

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Contacts

Seoul Semiconductor Co., Ltd.
Jinseop Jung
jjs8732@seoulsemicon.com

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