-

QPSホールディングス、神経薬理事業部門を売却

米デラウェア州ニューアーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 医薬品開発業務受託機関(CRO)の大手であるQPSホールディングス(以下、QPS)は、神経薬理事業部門(QPSニューロファーマコロジー)を北欧の大手前臨床GLP認定CROであるスキャントックスに売却することで合意したことを発表しました。オーストリアのグランバッハを拠点とするQPSニューロファーマコロジーは、創薬に重点を置き、神経変性疾患や希少疾患、精神障害を専門としています。

1999年に設立されたQPSニューロファーマコロジーは、その科学技術力による質の高いサービスで世界的に高い評価を得ており、世界中で長年にわたり幅広い顧客層にサービスを提供してきた実績があります。神経薬理学の前臨床試験におけるノウハウを培ってきたこの長い歴史が前年比での力強い成長に寄与し、同部門を有望な買収対象としています。QPSニューロファーマコロジーは、面積2700m2の最先端設備をオーストリア・グラムバッハに構え、80名を超える従業員を擁しています。検証済みのトランスジェニックと非トランスジェニックのin vitroおよびin vivoモデルを取り扱うQPSニューロファーマコロジーは、成長分野の中枢神経系領域の複数のターゲットに対応しており、バイオテクノロジー・製薬企業の医薬品開発プロセスにおける比類のないパートナーとなっています。

QPSは、売却完了後もオーストリア、チェコ、クロアチアにおけるサービス機能を含む欧州臨床事業を継続します。QPSはこの地域で、神経変性疾患や腫瘍関連分野、様々な希少疾患の後期臨床試験を実施してきた長い歴史を持っています。この後期臨床サービスは、QPSのグローバル臨床オペレーションサービス組織と完全に統合され、全世界の製薬・バイオテクノロジー企業に包括的なグローバルCROサービスを提供しています。

「QPSニューロファーマコロジーの売却は、QPSが前臨床、生物学的分析、臨床研究運営サービスに特化したフルサービスのグローバルCROとして発展する上で、自然な流れだと言えます。神経薬理学部門は、スキャントックスの組織の一部として強化され、成長し続けると確信しています」 と、 QPSホールディングス社長兼CEOのベン・チェンは述べています。

QPSニューロファーマコロジーのディレクター、マヌエラ・プロケシュは次のように述べています。「これは、当社の神経薬理学に関する深い専門知識を、高い品質と顧客志向のアプローチで知られる前臨床市場のリーダー企業で発揮できるまたとない機会となります。スキャントックスの組織全体で生み出せるシナジーを活用しつつ、当社の特徴である高品質なソリューションを顧客に提供し続けられることを楽しみにしています。」

QPSニューロファーマコロジーは、今後もスキャントックス組織の一部として得意先との取引を継続します。統合された組織は、リードの最適化、神経薬理学研究サービス、規制毒性学およびCMC・分析サービスを提供する6つの拠点に300人以上の従業員を擁することになります。

アドバイザー

ペレラ・ワインバーグ・パートナーズは、QPSホールディングスの財務顧問を、KPMGは税務顧問を、ロープス&グレイとウルフ・タイスは法律顧問をそれぞれ務めています。リンカーン・インターナショナルは、スキャントックスの企業財務アドバイザーを務めており、EYは、同社の財務・税務アドバイザー、L.E.K.コンサルティングは商業顧問、アキュラはDORDAとの協力のもと法律顧問を務めています。

QPSホールディングスについて

QPSは、GLP/GCPに準拠した医薬品開発業務受託機関(CRO)であり、最高水準の創薬、前臨床、臨床開発サービスを提供しています。1995年以来、同社は小さなバイオ分析ショップから、米国を始め、欧州、インド、アジアに1200人以上の従業員を擁するフルサービスのCROへと急成長してきました。現在では、神経薬理学、DMPK、毒物学、バイオ分析、トランスレーショナル・メディシン、臨床開発などの専門知識を生かした医薬品研究開発受託サービスを拡大しています。生産能力とリソースの継続的な強化を通じて、QPSは大切なお客様に優れた品質、熟練したパフォーマンス、信頼されるサービスをお届けするというコミットメントを堅持しています。詳細は、www.qps.comでご覧いただくか、メールで info@qps.comまでお問い合わせください。

スキャントックスについて

スキャントックスは、薬理学と規制毒物学に特化した北欧を代表する前臨床GLP認定CROで、デンマークに本社を置き、スウェーデンに3社、デンマークに1社の子会社を有しています。 ゲッティンゲンのミニブタに関する専門知識で世界的に知られる同社は、数十年にわたる経験に基づき、製薬やバイオテクノロジー、医療機器業界における製品開発サービスの信頼できるパートナーです。同社のサービスは、顧客に最高の技術的・科学的水準に基づく確かなデータに基づく医薬品・医療機器の開発を可能にします。1977年に設立されたスキャントックスは、北欧の大手ヘルスケア投資会社であるImpiloが所有しています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

For further information:
Dr. Manuela Prokesch, Director of QPS Neuropharmacology, Manuela.Prokesch@qps.com

QPS Holdings, LLC



Contacts

For further information:
Dr. Manuela Prokesch, Director of QPS Neuropharmacology, Manuela.Prokesch@qps.com

More News From QPS Holdings, LLC

QPS、設立30周年を祝う

米デラウェア州ニューアーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- バイオ分析と臨床試験を専門とし、受賞歴のある開発業務受託機関(CRO)であるQPSホールディングス(QPS)は、2025年に設立30周年を迎えます。1995年にベンジャミン・チエンによって設立され、高品質のバイオ分析液体クロマトグラフィーとタンデム質量分析(LC-MS/MS)委託サービスを提供するQPSは現在、委託研究の世界的リーダーとして認められています。過去30年、QPSは米デラウェア州のたった1つのオフィスから、米国、EU、アジア、インド、オーストラリアに8つの拠点を構え、700を超えるサイトの臨床試験ネットワークを有し、AIの力を活用して臨床試験の加速に取り組む、広く評価されたグローバルなフルサービスCROへと発展を遂げました。 QPSはこの間、わずか3名の低分子バイオ分析会社から、1200名を超える従業員を擁するグローバルなCRO組織へと成長しました。QPSの創設者兼CEOであるベンジャミン・チェンは、「設立30周年は、QPSにとって大きな節目であり、QPSで働くことを選ばれた勤勉かつ...

QPSのインド子会社が1週間に及ぶ米FDAによる規制査察を完了

米デラウェア州ニューアーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- GLP/GCPに準拠し、グローバルに展開するフルサービス開発業務受託機関であるQPSホールディングス(QPS)の子会社であるQPSインドは、2025年4月21日から25日にかけて実施された米国食品医薬品局(FDA)による臨時査察を無事完了し、同社にとって重要なマイルストーンを達成しました。この査察はシステムおよびプロセスに関するもので、QPSインドがサービスを提供し、スポンサーが米国規制当局に承認申請したすべての試験について、施設が承認されたことを意味します。今回の承認は、QPSインドにとって過去20年間で46回目の規制査察合格となり、米FDA、EMA、英MHRA、WHO、ANVISA、NPRA、NABL、GCC、CDSCOによる監査とともに、QPSインドの最高水準の品質、コンプライアンス、そして科学的厳格性への揺るぎないコミットメントを裏付けるものです。 QPSインドのシニアバイスプレジデント兼マネージングディレクターであるクマール・ラムは、 「この成果は、QPSインドが品質、コンプライアンス...

QPSがMASH、潰瘍性大腸炎、創傷治癒、乾癬を含む強力な薬理学的疾患モデルで提供内容を拡充

台湾、台北--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 前臨床研究および臨床開発サービスを専門とする世界有数の医薬品開発業務受託機関(CRO)であるQPSは、薬理学的疾患モデルのポートフォリオを拡充し、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)、潰瘍性大腸炎(UC)、創傷治癒、乾癬に関連する高度で洗練されたモデルを新たに追加したことを喜んでお知らせいたします。これらの新しい疾患モデルは、前臨床試験において有望な治療候補を評価するための高度なツールを生物医学界に提供し、治療法の新たな革新に向けた道を切り開きます。 医療研究の世界的情勢が進化を続ける中、これらの強力で最先端な疾患モデルの導入は、創薬の推進および臨床試験の効率向上に対するQPSの取り組みを強調しています。MASH、UC、創傷治癒、乾癬の各モデルは、人間の疾患を精密に再現するよう綿密に開発・検証されており、これらの病状の根本的なメカニズムや新規治療の効果に関する比類ない洞察を提供します。 「QPSは、創薬をあらゆる段階で支援するために、最先端かつ信頼性の高い薬理学的疾患モデルをパートナーの皆様に提供しています。今...
Back to Newsroom