-

東芝:電装品の安全性向上に貢献する車載ブラシレスDCモーター用ゲートドライバーの発売について

川崎--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、電動パワーステアリングシステム(EPS)や電動ブレーキ、シフトバイワイヤーなどのモーター向けに、車載ブラシレスDCモーター用ゲートドライバー[注1]「TB9083FTG」を製品化し、量産出荷を開始しました。

車載機器の開発では、自動車に向けた機能安全規格「ISO 26262」への対応が必要不可欠となっており、搭載される半導体チップや電子部品にもこの規格への対応が求められます。
新製品は、3相ブラシレスDCモーター駆動用の外付けNチャネルパワーMOSFETを制御/駆動し、高い安全性が要求される車載機器で使用できるよう、ISO 26262 2nd edition の機能安全[注2]に対応、さらにASIL-D[注3] をサポートします。
新製品は、EPSや電動ブレーキ、シフトバイワイヤーなどのブラシレスDCモーター向けに最適です。

またEPSなどのセーフティーリレー[注4]を必要とするシステム向けに、モーター用リレーや電源用リレーを制御/駆動する3chのセーフティーリレー用ゲートドライバーを内蔵しています。これにより、外付け部品が不要となり員数削減に貢献します。

パッケージは、ウェッタブルフランク[注5]構造のP-VQFN 48-0707-0.50-005を採用しました。これにより、自動光学検査装置 (AOI) を使ったはんだ付け接合部の外観検査が容易になり、信頼性向上にも寄与します。さらに、当社で実装温度サイクル試験を行い3000サイクルをクリアすることを確認しており、ユーザーが安心して当QFNを使用できるようデータを取得しました。
また、小型パッケージ(7.0mm×7.0mm (typ.))を採用することで既存製品[注6]と比べ実装面積を約66%削減しました。より高い安全性を確保するために有効な冗長設計によりECU基板への電子部品数が増加する傾向にありますが、これにより実装面積の拡大を抑制することが可能です。

さらに、外付けMOSFETのオープンショートを検出する診断回路を内蔵しました。この診断用にマイコン(MCU)のA-Dコンバーター(ADC)を使用する必要がなくなることに加えて、ソフトウエアのコード量を削減可能です。また診断の際に必要になる外付け抵抗を削減できます。

当社は、ISO 26262に対応した車載機器向け3相ブラシレスDCモーター用ゲートドライバーの製品ラインアップ拡充を強化しています。今後も、内蔵機能を向上させた製品を順次市場へ投入し、車載機器の電動化や安全性向上に貢献します。

応用機器

車載機器

  • 電動パワーステアリングシステム(EPS)、電動ブレーキ、シフトバイワイヤー、各種ポンプなど

新製品の主な特長

  • セーフティーリレー用ドライバーを3チャネル搭載
  • 小型パッケージ採用で実装面積を約66%削減[注6]
  • 外付けMOSFETの自己診断回路を内蔵

[注1] MOSFETを駆動するためのドライバー
[注2] 機能安全とは、電気・電子システムの機能不全が引き起こす故障によるリスクを許容できるレベルまで下げるという考え方です。特に第三者に対して、システムが安全であることを合理的に説明できることが重要となっています。自動車向け機能安全の規格である「ISO 26262」では、機能安全を正しく実現するための開発プロセスなどが規定されています。
[注3] ASIL: Automotive Safety Integrity Level (自動車安全度水準)、D: Dグレード(A~Dの最高ランク)
[注4] モーターや外付けFETなどに異常が発生したときに、それらを電気的に切り離す役割を担う電子部品
[注5] パッケージのリード側面の形状
[注6] 当社既存製品「TB9081FG」 (12.0mm×12.0mm (typ.))との比較

新製品の主な仕様

品番

TB9083FTG

対応モーター

3相ブラシレスDCモーター

主なファンクション

SPI通信、3chの電流検出アンプ、
3chのセーフティーリレー用ゲートドライバー、
外部MOSFETのVGSクランプ機能

自己診断機能

ABIST、LBIST

異常検出機能

低電圧検出、過電圧検出、
外部MOSFETのVGS/VDS検出、過熱検出

動作電圧範囲

VB=4.5~28V、VCC=3.0~5.5V

外部電源

2電源 (VB、VCC)

動作温度範囲

Ta=-40~150°C、Tj=-40~175℃

パッケージ

名称

P-VQFN48-0707-0.50-005

サイズ (mm) typ.

7.0×7.0

信頼性

AEC-Q100/006対応

在庫検索&Web少量購入

Buy Online

新製品の詳細については下記ページをご覧ください。
TB9083FTG

新製品関連のコンテンツについては下記ページをご覧ください

電装品の安全性を高める新製品TB9083FTG(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=vsFHNLAkLSY
記事コンテンツ
3相ブラシレスモーター用ゲートドライバー TB9083FTG

当社の車載ブラシレスモータードライバー製品については下記ページをご覧ください。
車載ブラシレスモータードライバー

オンラインディストリビューターが保有する当社製品の在庫照会および購入は下記ページをご覧ください。
TB9083FTG
Buy Online

* 社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。
* 本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。
予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

Contacts

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
車載営業部
お問い合わせ

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
東芝デバイス&ストレージ株式会社
デジタルマーケティング部
長沢 千秋
E-Mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

Toshiba Electronic Devices & Storage Corporation



Contacts

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
車載営業部
お問い合わせ

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
東芝デバイス&ストレージ株式会社
デジタルマーケティング部
長沢 千秋
E-Mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

More News From Toshiba Electronic Devices & Storage Corporation

東芝:1.7Vの低電圧動作に対応した小型パッケージの電子ヒューズ(eFuse IC)の発売について

川崎--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、電源ラインの回路保護に適した各種機能を内蔵した電子ヒューズ(eFuse IC)の新たなラインアップ製品として、1.7~5.5Vの入力電圧範囲で動作し、小型パッケージのSOT-353F(UFV)を採用した「TCKE5シリーズ」を開発し、量産を開始しました。新製品は、「TCKE501UA」、「TCKE501UL」、「TCKE502UA」、「TCKE502UL」の4品種です。 近年、各種電子機器の小型化・高機能化および低消費電力化に伴い、1.8Vをはじめとする低電圧電源を使用するアプリケーションが増えています。また、システムの信頼性向上のため、低電圧電源ラインにおいても過電流や短絡から回路を保護する機能が求められています。 新製品のTCKE5シリーズは、入力動作電圧範囲が1.7~5.5Vで、当社eFuse ICラインアップとして初めて1.8V電源ラインに対応しました。これにより、SDメモリーカードをはじめとする低電圧駆動のアプリケーションにも使用できます。 また、小型・低背パッケージSO...

東芝:Arm® Cortex®-M4搭載システム制御向けスタンダードマイコン 「TXZ+™ファミリー エントリークラス M4Hグループ」の量産開始について

川崎--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、エアコンや洗濯機などの民生用機器、複合機(MFP: Multifunction Printer)やファクトリーオートメーション(FA)関連機器などの産業用機器における小規模なシステム制御用途に向けて、Arm® Cortex®‑M4(FPU機能[注1]搭載)コアを搭載したスタンダードマイコン[注2]「TXZ+™ファミリー エントリークラスM4Hグループ」の量産を開始しました。 近年、民生用機器や産業用機器では、高機能化や多様化が進み、システム制御用マイコンには、リアルタイム性や安定性に加え、設計のしやすさ、長期運用を見据えた汎用性、派生製品への展開しやすさが求められています。一方で、小規模なシステム制御用途では、用途特化型の高度な機能よりも、必要な制御機能を備え、既存システムにも新規設計にも適用しやすいマイコンが求められるケースがあります。 このようなニーズに対応するため、当社は、基本機能と使いやすさを重視したスタンダードマイコンとして、TXZ+™ファミリー エントリークラス M4H...

東芝:産業用機器の低消費電力化に貢献する2チャネルスタンダードデジタルアイソレーター発売について

川崎--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、産業用機器向けに、1チャネルあたり0.2mA[注1] (typ.) の低消費電流を実現し、SOIC8-Nパッケージを採用した、中速度領域[注2]の通信に対応する2チャネルスタンダードデジタルアイソレーター「DCL32xx00シリーズ」4品種を製品化し、本日から量産出荷を開始します。 新製品は、順方向2チャネル構成の「DCL320C00」と「DCL320D00」、順方向1チャネル・逆方向1チャネルで構成の「DCL321C00」と「DCL321D00」の4品種で、先行リリースした4チャネルスタンダードデジタルアイソレーター「DCL34xx0Bシリーズ」に続く製品です。新製品の追加により、産業用機器向け低消費電力スタンダードデジタルアイソレーターは、DCL34xx0Bシリーズ6品種を含む10品種のラインアップとなりました。これにより、チャネル数の選択肢が広がり、設計の柔軟性向上に貢献します。 プログラマブルロジックコントローラー(PLC)や、アクチュエーター、インバーターなどの産業用機器...
Back to Newsroom