-

公平なワクチンの分配により、2022年までには世界的な予防接種が可能になるとWHOのCOVID-19特使が発言

  • テドロス・ゲブレイェスス博士:ワクチン・ナショナリズムは、人的・経済的な苦難であるパンデミックを長引かせる
  • マーティン・リース卿:人類を火星に移住させることは「危険な妄想」

アラブ首長国連邦ドバイ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 世界政府サミット・ダイアログでは、3月9~10日に開催された仮想イベントで、世界のリーダーが人類の最も緊急の課題に対する解決策の概要を説明しました。

世界保健機関(WHO)のCOVID-19特使のデビッド・ナバロ博士は、ワクチンへのアクセスが富裕国に偏っていることによって、医療危機や経済危機からの世界的な回復が遅れ、2022年以降にずれ込む可能性があると主張しました。

ナバロ博士は、「COVAXの取り組みは称賛に値するが、一部の国が供給物資の大半を取り、残りの国には最小限の現金とワクチン供給しか残らないのであれば、これは倫理的ではない」と述べています。

現行の「少数の国が互いに競り合おうとする」ワクチン供給を巡る「自由競争」的な方法はうまく機能しません。しかし、ナバロ博士は、「遅くとも2022年までに全ての人が公平にワクチンを接種できるようにするという予防接種の目標は、妥当な見通しだ」と述べました。

これに先立ち、WHO事務局長のテドロス・ゲブレイェスス博士は、次のように述べています。「ワクチン・ナショナリズムは、パンデミックや、それに伴う人的・経済的な苦難を長引かせるだけです。健康は、抑制すべきコストではなく、生産的で回復力のある人口に対する投資であり、持続可能な開発の鍵であると考えるべきです。」

それに続いて、英国王立協会会長のマーティン・リース卿は、他の惑星を研究・探査する理由を慎重に検討する必要があると述べました。リース卿は、次のように主張しています。「イーロン・マスク氏の100万人を火星に定住させるという考えは、危険な妄想です。火星に住むことは、南極やエベレストの頂上に住むようなものです。」

「人類が宇宙に行く唯一の理由は、冒険のためです。火星に住むのは簡単なことではありません。火星は厳しい環境です。」(マーティン・リース卿)

この考えは、著名な宇宙物理学者のニール・デグラス・タイソン博士の次のような言葉によって支持されています。「地球上の大災害を切り抜けるために10億人を他の惑星に送り出すことは、現実的ではなさそうです。」

世界政府サミット・ダイアログには、世界中のリーダーがバーチャルに集まり、パンデミック後の未来の社会を形成する動向を予測しました。このイベントの詳細については、https://www.worldgovernmentsummit.org/をご覧ください。

*配信元:AETOSWire

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

APCO Worldwide
Mahmoud Kandil, +971551266801
mkandil@apcoworldwide.com

World Government Summit



Contacts

APCO Worldwide
Mahmoud Kandil, +971551266801
mkandil@apcoworldwide.com

More News From World Government Summit

国連事務総長がWGS2022で、「互いに支え合い、助け合う必要がある」と発言

アラブ首長国連邦ドバイ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アントニオ・グテーレス国連事務総長は、ドバイで開催された世界政府サミット(WGS2022)での代表団に対する熱のこもった訴えの中で、互いに支え合い、助け合うよう世界に呼びかけました。 グテーレス氏はビデオリンクを介して、代表団に向けて次のように述べました。「今日、各国政府が集まり、紛争から貧困、気候変動まで、私たちが現在直面する課題にいかに対応するかについて話し合うことが、かつてないほど重要になっています。」 グテーレス氏は、個人レベルの人々と脆弱な生態系の両方が、気候変動の影響を被っているとも述べました。 各国政府が気候変動、地政学的紛争、衛生危機に取り組むために行動する必要性が、2日目のサミットでの議論の中心となりました。 世界保健機関(WHO)事務局長のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス博士は、世界全体でCOVID-19ワクチンの平等性を高めることが急務であると強調し、「ワクチンの配布を拡大することはWHOにとって優先事項であり、ワクチンの現地生産を増やすことが緊急に必要とされています」と述べ...

新たな局面への期待が2022年世界政府サミットの話題に

アラブ首長国連邦ドバイ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 本日、中東における新たな平和の始まりについての発言が2022年世界政府サミット(WGS2022)の中心となり、アラブ首長国連邦(UAE)大統領の外交顧問は中東地域のすべての国が共に取り組む必要性があることを強調しました。 UAEは中東の繁栄と安定を促すためにすべての国々と協力すると、UAE大統領のシェイク・ハリーファ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下の外交顧問であるアンワール・ビン・ムハンマド・ガルガシュ博士は述べました。 博士はWGS2022の初日に「友好国に、また敵対国にも接触して、再び橋を架けようとしています。彼らが望むものすべてに同意するわけではありません」と述べました。 国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事はロシアはまだIMFから排除されていないと述べました。 WGS 2022の本会議でスピーチしたゲオルギエバ専務理事は、次のように述べています。「基金の加盟国が、この特定の政府をこれ以上認めないと主張した場合にのみ、理事会は排除を行うことができます。対話が必要なの...

パンデミック費用の50%近くは先進国が負うことが世界政府サミット報告書で明らかに

アラブ首長国連邦ドバイ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界政府サミット機構(WGS)が発表した重要な報告書は、5つの重点分野で21個の重要な優先事項を取り上げ、COVID-19後の復興に取り組む政府に方向性を示す情報源となっています。 報告書によれば、COVID-19危機のコストの約半分を富裕国が負担し、その額は2021年には3兆8000億ドルに達する可能性があります。それは、先進国が全国民にワクチンを接種して、発展途上国の接種率が50%に達したとしてもです。 報告書によれば、メンタルヘルス・ウェルネス、気候変動、女性のエンパワメントが中心的な懸念事項であり、政府が総合的かつ積極的な方法で再建しなければ、こうした懸念事項は深刻化します。 アラブ首長国連邦(UAE)内閣担当大臣で世界政府サミット機構会長のムハンマド・アブドゥラ・アル・ゲルガウィ閣下は、次のように述べています。「2020年は、大きな混乱の年として歴史に記憶されるでしょう。世界がウイルスの獰猛さに対して準備ができていなかったことは嘆かわしいことでしたが、2021年は人類の未来を決定づけ、社会...
Back to Newsroom