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東芝:車載向け定電流2相ステッピングモータードライバーICの発売について

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、高機能MCU・ソフトウェア不要で、シンプルなクロック入力方式のみで正弦波電流を出力できる、車載用途の定電流2相ステッピングモータードライバーIC 「TB9120AFTG」を発売しました。
当社初の車載ステッピングモータードライバーとして、「TB9120FTG」の量産を2019年から開始していますが、このたびノイズ耐性を強化した後継品TB9120AFTGを開発しました。

新製品は、最大電流定格1.5A[注1]を実現する、オン抵抗(上下和)0.8Ω(typ.)のDMOS FETと、マイクロステップ(1/1~1/32ステップまで対応可能)による擬似正弦波を生成する制御回路を、小型QFNパッケージ(6.0mmx6.0mm)に封入しました。動作温度-40~125℃を確保し、さらに車載用電子部品認定規格であるAEC-Q100に適合しています。
車載ヘッドアップディスプレーの投影位置調整、冷媒回路の膨張弁など、ステッピングモーター用途全般の幅広いアプリケーションに適しています。

新製品の特長

  • 車載用途を意識した、汎用性の高い仕様
    ・最大電流定格1.5Aを実現する、低オン抵抗0.8Ω(室温、上下和、typ)のDMOS FETを搭載
    ・各種異常検出機能、フラグ出力機能付き 過熱検出、過電流検出、負荷オープン検出
    ・はんだ濡れ性に優れるウェッタブルフランク構造VQFNパッケージ 6mm×6mm
    ・動作温度-40℃~125℃
    ・AEC-Q100適合
  • マイクロステップ
    ・フルステップから、静音化、低振動化に有効な1/32ステップまで対応可能
    ・高機能マイコンもソフトウェアも不要で、クロック入力信号で制御可能
    ・ミックスディケイモードにより電流波形が安定するPWM定電流制御
  • ストール検出機能
    ・回転異常時にストールと判断し、フラグ信号を出力するSD端子からストール検出信号を出力
    ・ストール検出信号をマイコンで受信し、システム制御にフィードバック可能

主なアプリケーション

・ヘッドアップディスプレーの投影位置調整
・カーエアコン、またはバッテリーマネジメントシステムの冷媒回路の膨張弁

製品の主な仕様

品番

TB9120AFTG

駆動方式

PWM定電流制御

励磁モード

マイクロステップ駆動、1/1~1/32ステップまで対応可能

駆動モーター数

2相ステッピングモーター1個を駆動

オン抵抗

上下和=0.8Ω(typ.)@25℃

出力電流

1.5A(絶対最大定格)

異常検出機能

ストール検出、過熱検出、過電流検出、負荷オープン検出

動作電圧範囲

7V~18V(絶対最大定格:40V)

外部電源

単一電源

動作温度

-40~125℃

パッケージ

P-VQFN28-0606-0.65

6.0mmx6.0mm

はんだ濡れ性に優れるウェッタブル端子

信頼性試験

AEC-Q100に適合

量産開始

2020年4月

[注1] 実際に駆動可能なモーター電流値は、周囲温度や電源電圧等の使用条件により制限されます。

製品の詳しい仕様については下記ページをご覧ください。
https://toshiba.semicon-storage.com/info/lookup.jsp?pid=TB9120AFTG

動画による製品紹介は下記をご覧ください。
https://videoclip.toshiba.semicon-storage.com/jp/detail/videos/%E6%9C%80%E8%BF%91%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%A3%BD%E5%93%81%E5%8B%95%E7%94%BB/video/6171421463001/%E8%BB%8A%E8%BC%89%E7%94%A8%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BCic-tb9120aftg?autoStart=true

当社の車載ステッピングモータードライバーICについては下記ページをご覧ください。
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/semiconductor/product/automotive-devices/automotive-stepping-motor-driver-ics.html

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