ネットアップ、AIファクトリーのストレージ・ボトルネックを解消
ネットアップ、AIファクトリーのストレージ・ボトルネックを解消
GPU利用率の最大化を図るとともに、最大100TB/秒の総スループットに対応するよう設計された新アーキテクチャーが、地球上で最速のストレージを実現
カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- インテリジェント・データ・インフラストラクチャー企業であるネットアップ(NetApp®、NASDAQ:NTAP)は、大規模なGPU環境を運用するAIインフラ・プロバイダー向けに設計された、地球上で最速のストレージ「NetApp Novus™」を発表しました。ゼタバイト規模のファイルシステムに対応するよう設計されたこの次世代アーキテクチャーにより、AIファクトリーは数百万基のGPUにデータを継続的に供給し、投資効率、GPU利用率、収益性を最大化できるようになります。
ネオクラウド事業者とGPU-as-a-Serviceプロバイダーは、従来のストレージ・アーキテクチャーが想定していなかった規模でAIファクトリーを構築しており、その結果、GPU利用率を低下させ、インフラコストを増加させるボトルネックが生じています。従来型アーキテクチャーでは、AIファクトリーが必要な成果を生み出して投資に見合う収益を得るために十分なデータをGPUに供給できない場合、GPU利用率が30%を下回ることがあります。
ネットアップの最高製品責任者(CPO)であるSyam Nairは、次のように述べました。「データの供給が追いつかなければ、AIファクトリーは十分に機能せず、GPUの採算も成り立たなくなります。HPC時代のストレージだけではAIファクトリーの規模に対応できず、業界には、AIファクトリー向けにゼロから構築された真のアーキテクチャーが必要です。AIファクトリーは長年にわたり、AIのスピードに合わせて拡張できるインフラを求めてきました。『NetApp Platform』の力を活用するNovusは、100TB/秒のスループットと無制限のスケールアウトを実現し、市場の水準を一気に上回るAIファクトリー規模に対応する新たな高性能ストレージ・アーキテクチャーとして、数百万基のGPUの性能を引き出すとともに、次のAIイノベーションの波を支えるために必要な投資対効果を実現します。当社はこのたび、AI時代向けに専用設計された地球上で最速のストレージを提供しました。」
NetApp Novusは、次世代アーキテクチャーを提供することで、AIファクトリーが直面する課題に対応します。このアーキテクチャーは、メタデータをデータ・パスから分離することで拡張性の制約を解消し、業界標準のNFSを使用して、単一のネームスペース内で性能、容量、同時処理能力をそれぞれ独立して拡張できるよう設計されています。Novusの初期リリースは、検証済みのSupermicroインフラストラクチャー上で稼働するメタデータ・ソフトウエア「NetApp Novus Data Director」と、「AFF A90」システムを通じて提供される「NetApp ONTAP®」のデータ・サービスを組み合わせたものです。両者を組み合わせたディスアグリゲーテッド・アーキテクチャーは、顧客が信頼を寄せるONTAPのエンタープライズ・データ・サービスを維持しながら、100TB/秒を超えるスループットを実現でき、数十万基のGPUの高い利用率を支えられるよう構築されています。このアーキテクチャーは、マルチテナントかつクラウド規模のAIファクトリーの要件に対応するよう設計されており、注文可能です。また、同一のネームスペース、運用モデル、データ基盤を維持しながら、将来的にソフトウエア定義型で導入するための道筋を提供します。
Novusアーキテクチャーを導入する顧客は、以下のメリットを得られます。
- すべてのGPUを有効活用:Novusは、メタデータ・サービスをデータ・パスから分離することでストレージ関連のボトルネックを軽減するとともに、AIインフラにデータを高速かつ継続的に供給し、GPU利用率を最大化するよう設計されています。
- 分断を招かずに拡張:Novusは、単一のネームスペース内でファイル数が数十億件に達し、AIデータセットが膨大になっても対応できるようにします。メタデータ、帯域幅、容量をそれぞれ独立して拡張できるため、ストレージのサイロ化や運用の複雑化を招きません。
- AIインフラの効率を向上:Novusにより、運用担当者はワークロードごとに必要なリソースだけを拡張できます。これにより、複数のテナントが共有するAI環境に必要なレジリエンス、セキュリティー、マルチテナント機能を維持しながら、消費電力、設置スペース、インフラのオーバーヘッドの削減に役立ちます。
Moor Insights & Strategyのバイスプレジデント兼プリンシパル・アナリストであるマイク・レオーネ氏は、次のように述べました。「AIインフラ・プロバイダーがGPU環境を拡張するにつれ、採算性は、コンピューティング・リソースを最大限に活用し続けられるかどうかにますます左右されるようになっています。クラウド規模でデータを供給できないストレージ・アーキテクチャーは、トレーニングのパフォーマンス、テナント分離、インフラ投資の収益性を制約する要因となり得ます。NetApp Novusは、分離型のメタデータ管理と高性能データ・サービスを組み合わせることで、この制約に直接対処し、ネオクラウド事業者とGPU-as-a-Serviceプロバイダーに、AIファクトリーの運用に向けた、より拡張性の高い基盤を提供します。」
オムディア(Omdia)のチーフアナリストであるトニー・パーマー氏は、次のように述べました。「オムディアによるNetApp Novusの監査では、ONTAPクラスターを単一のグローバル・ネームスペースに追加するにつれ、性能がほぼ線形に向上することが確認されました。当社が確認した厳格なテストに基づき、当社のモデルでは、NetApp Novusのメタデータとデータを分離したアーキテクチャーが、スケールアップとスケールアウトにより、100TB/秒のシーケンシャル読み取りスループットと数十エクサバイトの実効容量、さらにそれ以上の規模まで拡張できると予測しています。当社は、このソリューションが、最も要求が厳しく、大量のデータを必要とするAIワークロードを支えるゼタスケールの導入環境にも対応できるとの予測に自信を持っています。」
Cisco Computeのシニアバイスプレジデント兼ゼネラル・マネジャーであるジェレミー・フォスター氏は、次のように述べました。「ネットアップとの長年にわたる協業では、コンピューティング、ネットワーキング、データを統合し、複雑なインフラを顧客にとってよりシンプルなものにすることに取り組んでいます。AIがインフラの規模と速度を新たな水準へと押し上げる中、真の差別化要因はGPUではなく、データおよび顧客によるその活用方法です。NetApp Novusは、技術スタックの他の要素とともに、顧客がそのデータを活用し、事業にとって重要な成果を生み出せるよう支援します。」
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追加リソース
ネットアップについて
ネットアップは30年以上にわたり、エンタープライズ・ストレージの台頭からデータやAIの活用によるインテリジェントな時代へと、世界中の大手組織がこうした変化を乗り切る支援をしてきました。今日、当社はインテリジェント・データ・インフラストラクチャー企業として、データをイノベーション、レジリエンス、成長の促進要因へと変えられるよう顧客をサポートしています。
ネットアップのデータ・プラットフォームは、そのインフラの中核を成す存在であり、あらゆるクラウド、ワークロード、環境においてデータの接続・保護・活用を可能にする、エンタープライズ・グレードの統合型インテリジェント・プラットフォームです。実績のある当社の主力データ管理ソフトウエア兼OSである「NetApp ONTAP」上に構築され、AIデータ・エンジンおよびAFXを通じたオートメーションによって強化されており、大規模なオブザーバビリティー、レジリエンス、そしてインテリジェンスを提供します。
設計面で細分化されたネットアップのデータ・プラットフォームは、ストレージ、サービス、管理を分離することで、企業による、より迅速な近代化、効率的な拡張、ロック・インに囚われないイノベーションの実現を支援します。唯一、世界最大のクラウドにネイティブに組み込まれたエンタープライズ・ストレージ・プラットフォームとして、組織は、一貫したパフォーマンス、ガバナンス、そして保護を確保しながら、あらゆるワークロードをどこでも自由に実行することができます。
ネットアップでデータを常に脅威から守り、AIを活用し、新たなる技術革新を推進する体制を整えることができます。これこそが、世界中の先進的な企業が当社を信頼し、インテリジェンスを強みに変えている理由です。
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