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オムディア(Omdia)、平均販売価格が過去最高を記録する中、2026年第1四半期の欧州スマートフォン市場は2%成長と発表。

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新調査によると、欧州(ロシアを除く)のスマートフォン市場は2026年第1四半期(1Q26)に2%成長し、出荷台数は3,300万台に達した。サプライ側コストの上昇や供給制約リスクの高まりがある中でも、市場は底堅さを示した。堅調なエンドユーザー需要に加え、チャネルの前倒しが市場を押し上げた。

1Q26の主要メーカーハイライト

  • Samsung社、欧州最大のメーカーとして、出荷台数は3%増の1,260万台となり欧州市場で首位を維持。「Galaxy A16 4G」の効果的な値引きが数量拡大に寄与し、「Galaxy S26」「A57」「A37」の発売遅延に伴う減少を相殺。
  • Apple社、9%増の880万台。「iPhone 17」シリーズの堅調な需要に加え、「iPhone 15」および「iPhone 16e」によるミッドレンジのカバレッジ拡大の恩恵。例年より割引の水準・回数が少なかったにもかかわらず強い結果。
  • Xiaomi社、1,530万台から15%減の450万台で3位を維持。サプライ側の困難の影響をより直接的に受けた。一方で、「Xiaomi 17」および「15T」シリーズの記録的な好調によりASPは前年同期比21%上昇。出荷減にもかかわらず金額ベースでは成長。フランス、ドイツ、スペインでプレミアムの販売が特に強い。
  • Motorola社、17%増の190万台。スペインとポルトガルでの急速な拡大にけん引され、フランスとイタリアでも引き続き進展。
  • OPPO社、9%増の130万台。フランスでの復活に加え、ルーマニアとポーランドでの成長が主因。realmeとOnePlusを傘下に持つ中、欧州での地位強化を目指し、ポートフォリオと戦略の最適化に向けて再編中。
  • HONOR社、第6位。主要プレーヤーの中で最速の成長率を記録し、出荷台数は前年同期比で60%以上増加。価格帯の下層にまでポートフォリオを拡大したことが成長を下支え。

アナリストコメント

「継続中の買い替え需要の波に加え、チャネルパートナーが在庫を拡大したこともあり、欧州のスマートフォン市場の出荷台数は押し上げられました。」と、オムディア(Omdia)の主席アナリストであるRunar Bjorhovde氏は述べた。「値上げが一部発生し、かつ例年より割引が少なく低かったものの、メーカーとチャネルパートナーは2026年下半期に起こり得る事態をより懸念しています。上位3社が市場の約80%を握る地域では、競争はメーカー間よりもしばしばチャネルパートナー間で激しく、チャネルが予防的に前倒し調達する明確な根拠となっています。」

「欧州におけるスマートフォンの平均販売価格(ASP)は1Q26に580ユーロと過去最高水準に急上昇しました。」とBjorhovde氏は続けた。「これは主に、200ユーロ未満のデバイスの供給が細り、出荷構成比が過去最低の25%にとどまったことが原因です。加えて、Apple社の成長によりハイエンドが底堅さを保ちました。成果と事業の持続可能性を確保するため、メーカーとチャネルパートナーの焦点は数量から価値へと移っています。通常はマスマーケットに注力する多くのメーカーが、価格感応度が低くアップグレード意欲の高い購買層の恩恵を期待して、ミッド〜ハイエンドへの集中を強めています。」

また、同氏は今後の見通しについて次のように述べた。「2026年第1四半期は予想を上回る結果となりましたが、急速に深刻化するメモリ供給のボトルネックにより、見通しは弱気です。オムディア(Omdia)では、欧州向け出荷台数は2026年通年で12%減少すると予測しており、その大半は下半期に集中すると見ています。将来的な価格上昇の見通しが続く限り、在庫水準は通常より高止まりする見込みです。ただし、中期的にはメモリ価格の安定化に伴い、市場調整が不可避となり、在庫削減に向けた慎重な対応が求められるでしょう。メーカーとチャネルの双方は、市場環境の変化に迅速に対応しつつ、最終需要の喚起とブランド強化に注力する必要があります。」

欧州(ロシア除く)のスマートフォン出荷台数(市場シェアと年間成長)

Omdia Smartphone Market Pulse: 1Q26

メーカー

1Q26
出荷台数(百万台)

1Q26
市場シェア

1Q25
出荷台数(百万台)

1Q25
市場シェア

年間
成長率

Samsung社

12.6

38%

12.2

38%

+3%

Apple社

8.8

26%

8.0

25%

+9%

Xiaomi社

4.5

14%

5.3

16%

-15%

Motorola社

1.9

6%

1.7

5%

+17%

OPPO社

1.3

4%

1.2

4%

+9%

その他

4.0

12%

4.1

13%

-2%

合計

33.1

100%

32.4

100%

+2%

 

 

 

 

 

 

注記:Xiaomi社には「Redmi」と「POCO」を含む。OPPO社にはrealmeとOnePlusを含む。

端数処理のため、合計が100%にならない場合があります。

出典:Omdia Smartphone Horizon Service(販売向け出荷台数ベース)、2026年5月

 

オムディアについて

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