-

オムディア(Omdia)、ウェアラブル端末の出荷台数が2%減少、消費者のニーズがスクリーンレストラッカーと高機能スポーツウォッチへシフトと発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新の推定によると、2026年第2四半期における世界のウェアラブルバンドの出荷台数は前年同期比で2%減少したものの、この表面的な減少の裏では、消費者需要の二極化が進んでいる。スマートウォッチの出荷台数は、高機能なスポーツモデルが好調だったことで6%増加した一方、画面の無い新型ベーシックバンドも勢いを増しており、消費者はミニマリストデバイスまたはより高度な機能を備えたスポーツウォッチのいずれかに傾倒する中で勢いを増している。

一方、ベーシックバンドのカテゴリー全体では、主要メーカーが製品の投入ペースやライフサイクルを調整したことにより、9%の減少となった。また、ベーシックウォッチも魅力の低下により3%減少した。特に以前インド市場において見られた出荷の急増が2026年には続かなかったことが影響している。

オムディア(Omdia)のリサーチディレクターであるJason Low氏は、「第2四半期のウェアラブル市場は、2つの明確な勝者に分かれつつあります。消費者が求めているのは、4時間365日装着できるミニマリストでスクリーンレスのトラッカー、または優れた精度と数日間のバッテリー寿命を持つ機能豊富なスポーツウォッチのどちらかです。プレミアムデバイスやスクリーンレスデバイスがシェアを伸ばす一方で、ベーシックウォッチや中価格帯のスマートウォッチは取り残されつつあります」と述べています。

高度な機能がスマートウォッチ市場の競争を形成

Apple社はスマートウォッチで圧倒的なリードを維持し、グローバルシェア46%を獲得し、Garmin社はApple社以外のメーカーの中で最大のシェア拡大を記録し、シェア15%に達してSamsung社と並んだ。。なお、Samsungは僅差で2位を維持した。

Garmin社の進展は、ランニング、サイクリング、アウトドア アクティビティを含む高度なユースケースへの堅調な需要を反映しており、これは「Forerunner」シリーズへの新モデル追加などを通じてポートフォリオのアクセシビリティを拡大する取り組みに支えられている。

「Garmin社の市場シェア拡大は、明確な傾向を浮き彫りにしています。つまり消費者は、正確かつ高度なトレーニングデータを提供し、それを実践的な知見へと変換してくれるデバイスに対して、よりプレミアム価格を支払う意欲が高まっています」とLow氏は付け加えた。「Garmin社はデータ品質とパフォーマンス機能を中心にブランドを構築しており、そのポジショニングはより幅広い層の消費者に強く支持されています」と述べた。

Huawei社は2026年第2四半期、ウェアラブルバンド市場全体で18%のシェアを獲得し市場首位となり、これは2025年第2四半期の17%から1ポイント上昇。同社の好調な業績は、主力製品である子供向けスマートウォッチのグローバル展開を含む、ウェアラブルポートフォリオの継続的な拡大に支えられた。

オムディア(Omdia)のリサーチマネージャーであるCynthia Chen氏は、「今回の製品投入は、Huawei社がセルラー対応ウェアラブルポートフォリオを海外市場へと拡大する上で、重要な節目となるものです。Huawei社のウェアラブルは、クロスプラットフォームのスマートフォン互換性に支えられてグローバルに成功しており、、幅広い層の消費者にアピールする新機能『糖尿病リスク研究』機能といった包括的なヘルスケア・フィットネス機能を備えていることで、世界的に好調な売れ行きを見せています」と述べた。

スクリーンレストラッカーがベーシックバンドカテゴリーのシェアが15%を突破

一般的にフィットネストラッカーとして知られるベーシックバンド市場全体は依然として厳しい状況にありますが、画面非搭載モデルは新たな成長分野として台頭している。

Google社の「Fitbit Air」やGarmin社の「Cirqa」が相次いで発表されたことを受け、同四半期のベーシックバンド出荷台数に占めるスクリーンレスデバイスの割合は15%以上を占めた。「Fitbit Air」は急速に出荷台数を伸ばしており、スクリーンレスバンド市場における有力な選択肢としての地位を確立しつつある。

「初期の好調な動きに期待は持てるが、今後も成功を維持していくためには、安定性のさらなる向上に加え、Whoopのような性能重視の既存製品と効果的に競合できるような、慎重かつ戦略的な機能拡充が求められます」とLow氏は述べた。

ウェアラブルバンド全体において、メモリやストレージのコスト上昇が平均販売価格を押し上げており、その傾向はSamsung社の「Galaxy Watch」シリーズにおける最近の価格上昇と、、一部の高機能スポーツウォッチラインの動向にも反映されている。強固なエコシステムを構築している主要ブランドは、デバイス間の連携強化やパーソナルAI機能を示すことで、価値を実証し、、プレミアム価格設定を正当化する必要がある。オムディア(Omdia)は、2026年後半にかけてコスト圧力が高まる中、メーカー各社がインサイトの質、バッテリー持続時間、クロスプラットフォームでの体験といった要素を軸に、さらなる差別化を図ると予測している。

世界ウェアラブルバンド市場のシェア内訳
2026年第2四半期、オムディアによるウェアラブルバンド市場速報値

メーカー

2026年第2四半期

市場シェア

2025年第2四半期

市場シェア

Huawei社

18%

17%

Xiaomi社

17%

19%

Apple社

16%

15%

Samsung社

6%

9%

Garmin社

6%

4%

その他

38%

36%

 

 

 

注:暫定推計は最終リリース時に変更される可能性があります。XiaomiにはRedmiを含みます
出典:Omdia Connected Life Horizon Service(ウェアラブルバンド販売出荷台数)、2026年8月

世界のウェアラブルバンド市場のシェア内訳
2026年第2四半期、オムディアによるスマートウォッチ市場速報値

メーカー

2026年第2四半期

市場シェア

2025年第2四半期

市場シェア

Apple社

46%

48%

Samsung社

15%

17%

Garmin社

15%

11%

Huawei社

7%

7%

XTC (imoo)社

6%

5%

その他

10%

12%

 

 

 

注:暫定推計は最終リリース時に変更される可能性があります。XiaomiにはRedmiを含みます
出典:Omdia Connected Life Horizon Service(ウェアラブルバンド販売出荷台数)、2026年8月

オムディア(Omdia)について

オムディア(Omdia)は、テックターゲット(Informa TechTarget、ナスダック:TTGT))の傘下事業部門であり、ナスダック上場企業インフォーマ・テックターゲット(Informa TechTarget、Nasdaq: TTGT)の名称で事業を展開するテクノロジー分野の調査・コンサルティンググループです。当社はテクノロジーマーケットに関する深い知見を保有しており、その基盤は各業界のリーダーとの実態に基づく意見交換と数十万件に及ぶデータポイントにあります。当社のこうしたマーケットインテリジェンスこそが、お客様の戦略的優位性に貢献いたします。研究開発から投資利益率(ROI)に至るまで最大のビジネスチャンスを抽出し、テクノロジーの進歩を促進いたします。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Media Contact:
Fasiha Khan: fasiha.khan@omdia.com
Eric Thoo: eric.thoo@omdia.com

Omdia

NASDAQ:TTGT


Contacts

Media Contact:
Fasiha Khan: fasiha.khan@omdia.com
Eric Thoo: eric.thoo@omdia.com

More News From Omdia

 オムディア(Omdia),世界のテレビ出荷台数が減少する中、プレミアムテレビ出荷台数は2027年に9.3%増加の見通しと発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の 最新調査によると、世界のプレミアムテレビ出荷台数は前年比(YoY)9.3%増加する見通しだ。平均販売価格(ASP)が1,000ドルを超えるテレビと定義されるプレミアムセグメントは、世界全体のテレビ出荷台数が1.0%減少する中でも拡大すると予測されている。 北米はプレミアムテレビ出荷台数の成長を牽引し、2027年には前年比21.9%増となる見通しだ。オムディア(Omdia)の「2Q26 TV Sets Forecast Database」で公表されたこの予測は、メーカーの製品戦略においてプレミアムモデルの重要性が高まっていることを示している。 メモリーコスト上昇によるエントリーモデルTVへの圧力 部品コストの上昇とメモリー不足により、テレビメーカーの利益率には圧力がかかっており、特にエントリーモデルでその影響が大きくなっている。平均販売価格が300ドルの65インチLCDテレビでは、メモリーコストが数ドル上昇するだけでも収益性にさらなる圧力がかかるか、販売価格を引き上げる必要が生じる可能性...

オムディア(Omdia),2026年上半期の世界のAIグラス出荷台数が2倍超に増加、過去最高の420万台と発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新データによると、2026年上半期の世界のAIグラス出荷台数は420万台に達し、前年同期比(YoY)127%増となった。AIグラスは依然として新興カテゴリーであり、極めて低い水準から市場が拡大する中、成長ペースは安定しつつある。一方、フレームデザインをめぐる競争が激化し、ユーザーのプライバシーをめぐる監視の目も厳しくなる中、同分野を取り巻く環境はより複雑になっている。 オムディア(Omdia)のシニアアナリスト、Qiran Ju氏は、次のように述べている。「2026年上半期のAIグラス市場の成長は、Metaが市場で勢いを維持したことと、中国から相次いで新規参入企業が登場したことによってけん引されました。それと同じくらい重要なのは、各ベンダーが日常使いできるフレームで、ハンズフリーの写真・動画撮影、オープンイヤー・オーディオ、AI支援機能に重点を置くことで、製品の価値を購入者がすぐに理解できるようにしてきたことです。」 Meta社は2026年上半期も圧倒的な地位を維持し、340万台のAI...

オムディア(Omdia)、2026年第2四半期、TWS市場はほぼ横ばい、OWS出荷台数は12%増と発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新データによると、2026年第2四半期の世界の完全ワイヤレスステレオ(TWS)出荷台数は前年同期比(YoY)0.7%減の8,210万台となり、2023年第2四半期以来初の前年同期比減少を記録した。世界最大のTWS市場である中国本土が減少の大きな要因となり、家電製品を幅広く対象とした景気刺激策による押し上げ効果が薄れたほか、買い替え需要の一部が2025年に前倒しされたことで、出荷台数は9.5%減少した。米国やインドを含むその他の主要市場でも出荷台数が減少した一方、新興市場での成長がこれらの減少を一部相殺した。 従来型TWSを上回るOWSの成長 TWS市場全体はほぼ横ばいだったものの、その内訳を見ると、インイヤー型およびセミインイヤー型製品で構成される従来型TWSと、オープンワイヤレスステレオ(OWS)の間で成長率の差が拡大している。オムディア(Omdia)の推計によると、2026年第2四半期の従来型TWS出荷台数は2%減少した一方、OWSは12%増の1,110万台となった。これにより、T...
Back to Newsroom