セロニス、エンタープライズAIの業務上の盲点を解消する「Celonis Context Model」を発表、AI活用型意思決定インテリジェンス分野のリーダーIkigai Labsの買収に合意
セロニス、エンタープライズAIの業務上の盲点を解消する「Celonis Context Model」を発表、AI活用型意思決定インテリジェンス分野のリーダーIkigai Labsの買収に合意
ニューヨーク&ミュンヘン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- プロセスインテリジェンス分野のグローバルリーダーであるセロニスは、Celonis Context Model(CCM)を発表するとともに、AI活用型意思決定インテリジェンス分野のリーダーである Ikigai Labsを買収するための最終契約を締結したことを発表しました。
世界中の企業がエンタープライズAIの導入を進める中、AIが企業の業務運営の仕組みを理解するうえで盲点を持たないようにすることが、重要な課題となっています。この理解がなければ、AIエージェントは実質的なインパクトをもたらすことができず、企業はエンタープライズAIへの投資から十分な投資効果を得ることに苦戦します。
CCMは、業務の動的かつリアルタイムなデジタルツインを提供し、企業の業務運営をAIが理解できる言語へと変換することで、この課題を解決します。企業全体にわたるあらゆるシステム、アプリケーション、デバイス、インタラクションから得られるプロセスデータと業務知識を基盤として構築されたCCMは、エンタープライズAIが正確に推論し、信頼性高く行動し、大規模に成果を創出するために必要な業務運営上の明確性を提供します。
Ikigai Labsの買収により、計画、シミュレーション、予測機能を含む最先端のエンタープライズ向け意思決定インテリジェンスとAIイノベーションがCCMにもたらされます。これにより、企業は将来状態のシナリオをモデル化し、業務プロセスの機能不全を予測・防止するとともに、妥当で信頼性の高い意思決定を行えるようになります。
オペレーショナル・コンテキストの重要性
CCMの導入により、セロニスはエンタープライズ技術スタックにおける新たな重要レイヤーである「コンテキストレイヤー」を定義しています。このレイヤーは、プロセスデータ、業務知識、オペレーショナルインテリジェンス、意思決定インテリジェンスを統合し、エンタープライズAIを現実の業務に根差したものにして、その効果的な実行を支えます。また、企業全体のアクションや成果から学習することで、継続的に進化します。
「AIの有用性は、AIが持つコンテキストに左右されます。あらゆる組織は、自社の業務運営の実態を包括的に反映する生きたモデルを、エンタープライズAIに提供する必要があります。Celonis Context Modelにより、これが初めて可能になりました」と、セロニスの社長であるカーステン・トーマは述べました。「さらに、Ikigai Labsを加えることで、当社の市場をリードするプラットフォームは一層強化されます。現在の業務運営のあり方だけでなく、将来どのように運営されるべきか、またどのように運営できるかにまで、そのインテリジェンスを拡張します。これは、あらゆる企業がAIを有効に機能させ、十分な投資効果を得るために必要なものです。」
「ヘルスケア業界では正確性が極めて重要であり、ほとんどの場合にしか正しくないAIは受け入れられません」と、カーディナルヘルスのデジタル・アンド・テクノロジー・サービス担当シニアバイスプレジデント兼最高技術責任者(CTO)であるジェローム・レビッシュ(Jerome Revish)氏は述べました。「当社は、業務インサイトを迅速に得るためのツールとしてAIを活用しています。プロセスコンテキストにより、AIエージェントは当社のチームが正確に行動できるよう支援します。ガードレールを定義することで、当社は確信を持って行動できるようになります。最終的に、コンテキストこそが、デモでは印象的なAIと、信頼され安全に導入できるAIを分ける決定的な要素となります。」
「Cosentino(コセンティーノ)の目標は、当社の業務オペレーションを大規模に運営・改善できるAIエージェントのデジタルワークフォースを構築することです。当社が学んだのは、AIエージェントの有用性は、与えられるコンテキストに左右されるということです」と、Cosentinoの最高情報責任者(CIO)であるラファエル・ドメネ(Rafael Domene)氏は述べました。「AIに対して、データ、業務ルール、意思決定ロジックを含む業務プロセスに関する真の理解を提供すると、AIは単に試験的に使うツールではなく、信頼して行動を任せられるものへと変わります。それこそが、提案を行うだけのAIエージェントと、プロセスを実行するAIエージェントとの違いを生み出す要因です。」
「モンデリーズ・インターナショナルでは、当社の歴史において最も重要なテクノロジー変革の1つを推進すると同時に、エージェント型AIの基盤構築を進めています。当初は特に、E2Eフローとグローバル共有サービスの改善に重点を置いています」と、モンデリーズ・インターナショナルの最高情報・デジタル責任者であるフィリッポ・カタラーノ(Filippo Catalano)氏は述べました。「私たちが学んだのは、当社のように複雑かつ多様な環境で、信頼できるAIエージェントを持続的に導入・運用するには、それらのエージェントが、理論上どのように設計されたかだけでなく、各市場、各システム、各機能にまたがって実際にプロセスがどのように運用されているかを理解し、それに基づいて行動する必要があるということです。オペレーショナルコンテキストは、あれば望ましいというものではありません。AI投資が複雑性をさらに増すだけに終わるのではなく、実際の価値を生み出すための確かな裏付けとなるものです。」
信頼できるAIエージェント
今回の買収により、AI、機械学習、表形式データおよび時系列データのモデリング、因果推論、大規模シミュレーションに関する高度な専門知識を持つIkigai Labsの世界トップクラスの人材が、グローバルなセロニスチームと一体となります。Ikigai Labsは、MITにおける約20年にわたる画期的な研究を基盤として設立されました。同社の専門家は、世界でも特に複雑性の高い企業と連携し、サプライチェーンなどの分野における計画・予測サイクルを数か月単位から数分単位へと短縮してきました。本契約の一環として、セロニスは、Ikigai LabsがMITからライセンス供与を受けていたMIT保有特許に関する独占的権利を取得し、MITはセロニスの株主となります。
「Ikigai Labsは、『より優れた企業の意思決定には、企業データを活用して機能するAIが必要である』という、シンプルでありながら揺るぎない信念のもとに設立されました。Ikigai Labsは、大規模な構造化データ向けの基盤モデル技術を実証しており、セロニスは企業プロセスをモデル化してきました。両社が一体となることで、ビジネスの現実をオペレーション面から最も包括的に表現したものを提供します」と、Ikigai Labsの共同創業者であり、MITのAI分野のチェア教授、ならびにセロニスのエンタープライズAI担当チーフサイエンティストを務めるデヴァヴラト・シャー(Devavrat Shah)は述べました。「Celonis Context Modelにより、AIエージェントは過去の知見、現在の洞察、将来の見通しを備え、インテリジェントに適応できるようになり、期待されるビジネス成果を実現すると信頼できるようになります。私は、アレックス、バスティ、カーステン、マーティン、そしてセロニスチーム全体とともに、この使命を引き続き推進していけることを大変嬉しく思っています。」
Context Modelが、エンタープライズAIの本格運用を実現する信頼性の高いプラットフォームを支える
Celonis Platformとそのエコシステムは、AI駆動型プロセスを分析、設計、運用し、企業変革を推進するためのエンドツーエンドの機能を提供します。このプラットフォームにより、顧客企業はAIに必要なコンテキストを提供できるだけでなく、AIを戦略的に導入する最適な機会を特定し、エージェント、人、システムが連携して機能するようオーケストレーションできます。
セロニスは、基盤となるデータレイヤーとエージェント型実行レイヤーの両分野のリード企業と提携し、この2つを橋渡しする新たなコンテキストレイヤーを構築しています。Celonis Platformは、AWS、Databricks、Microsoft Fabric、(Snowflakeには近日対応予定)などのデータソースとのゼロコピー統合により、企業全体のデータを統合的に活用できるようにします。また、Oracleなどの主要なERP/CRMプラットフォームをはじめとする基幹システム向けに、事前構築済みコネクターも提供しています。セロニスはさらに、Amazon Bedrock、AnthropicのClaude Cowork、Databricks Agent Bricks、IBM watsonx Orchestrate、Microsoft Copilotおよび Agent365、Oracle OCI Enterprise AIを含む主要なエージェント型プラットフォームとの深い統合も実現しています。これにより、顧客がどのような方法でエージェントを構築していても、Context Modelにアクセスし、活用できるようになります。
「エンタープライズAIは、規模だけでは不十分であり、エージェントには企業が実際にどのように運営されているかについての深い理解が必要であるため、信頼性のギャップに直面しています」と、Databricksのグローバル・バイスプレジデント(GTM Integration担当)であるヘザー・アクイイボ(Heather Akuiyibo)氏は述べました。「セロニスとDatabricksプラットフォームを組み合わせることで、企業は従業員がGenieを通じてデータと対話し、信頼できる回答を即座に得られるようにするとともに、Agent Bricksを活用してAIの構築、ガバナンス、実運用化を進めることができます。そして、これらすべてを、より優れた意思決定をより迅速に行うために必要なセロニスの業務コンテキストとともに実現できます。」
エンタープライズの未来は、AI駆動型かつコンポーザブルである
セロニスは、Context Modelを、AI駆動型かつコンポーザブルなエンタープライズへの道のりにおける重要なステップであると位置付けています。この将来のオペレーティングモデルでは、企業のシステム、データ、プロセス、人、AIエージェントが共有コンテキストのもとで連携し、継続的に改善し、即座に適応し、自由にイノベーションを起こせるようになります。
「セロニスはすでに、世界最大級の企業数千社の業務運営の中核に位置しており、業務が実際にどのように行われているかを、これまでにない深さで把握しています」と、Premji Investのマネージングパートナーであるサンデシュ・パトナム(Sandesh Patnam)氏は述べました。「その基盤の上には、Ikigai Labsのシミュレーション機能と意思決定インテリジェンスを重ねることで、あらゆるオペレーショナルシグナルがより精度の高い意思決定につながり、さらにその意思決定がオペレーショナルモデルを一層洗練させるという好循環が生まれます。これは、競合他社が容易には再現できない競争優位性となります。」
「これは、当社が提唱してきたコンテキストグラフのテーゼが現実のものになった姿です。セロニスは、企業が実際にどのように機能しているかについて、最も深いオペレーショナル理解を構築してきました。それは、業務がどのように行われ、なぜ滞り、次に何を行うべきかを示す、ライブかつプロセスネイティブなモデルです」と、Foundation Capitalのゼネラルパートナーであるアシュ・ガーグ(Ashu Garg)氏は述べました。「Ikigai Labsの買収により、セロニスは、それを真に効果的なものとする意思決定インテリジェンスとシミュレーション機能を加えました。このレイヤーを押さえる企業が、エンタープライズソフトウエアの次の時代を定義することになります。セロニスこそが、その企業です。」
セロニスによるIkigai Labsの買収は、通常のクロージング手続きを経て、近日中に完了する見込みです。
Celonis Context ModelおよびセロニスによるIkigai Labs買収の詳細については、 5月19日に開催される「Celonis:Next」 または今後開催予定の「 Process Intelligence Day 」でご確認いただけます。
セロニスについて
セロニスは、人、企業、そして地球のために機能するプロセスを実現します。Celonis Platformは、プロセスデータ、業務知識、意思決定インテリジェンスを組み合わせることで、エンタープライズAIが成功するために必要なオペレーショナルコンテキストを提供します。世界を代表する数千社の企業が、AIの大規模な実用化を進め、AI駆動型かつコンポーザブルなソリューションを構築・展開し、意義ある価値を継続的かつ累積的に創出するために、セロニスとそのグローバルパートナーのエコシステムを信頼しています。
セロニスは、ドイツ・ミュンヘンとアメリカ・ニューヨークに本社を構え、世界20か所以上に拠点を展開しています。
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