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エナジー・ボールトとEskom、南アフリカでグリッド規模の重力エネルギー貯蔵システムを導入する戦略的開発契約を発表

Eskomとエナジー・ボールトは、南アフリカ・ムプマランガ州のヘンドリナ発電所に重力エネルギー貯蔵システムを導入する契約を発表。SADC16加盟国全域で最大4GWhの長時間エネルギー貯蔵を展開すべく、ライセンス供与、共同開発、協業を推進する意向

本提携にて石炭依存からの移行に向けた地域の取り組みを大きく前進させる見込み。共同で開発した材料科学技術を活用し、石炭灰をエネルギー貯蔵ブロックの素材として経済的に再活用しながら、系統の安定性向上、雇用創出、地域経済の発展にも貢献。

カリフォルニア州ウェストレイク・ビレッジ&ヨハネスブルグ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 持続可能なグリッド規模エネルギー貯蔵およびAIコンピュート・インフラ・ソリューションのグローバルリーダーであるエナジー・ボールト・ホールディングス(NYSE:NRGV)(「エナジー・ボールト」または「同社」)は本日、南アフリカの国営電力会社であるEskom Holdings SOC Limited(「Eskom」)と、長時間重力エネルギー貯蔵システム(GESS)の導入に向けた戦略的開発契約を締結したと発表しました。

最初のGESSプラントは、南アフリカ・ムプマランガ州にあるEskomのヘンドリナ発電所に建設される予定です。同発電所は、Eskomが稼働させている発電所の中でも最も古い施設の一つです。同システムは25MWの出力と4時間分の蓄電容量(100MWh相当)を提供する見込みで、最大4GWまで完全に拡張可能な設計となっています。この画期的な契約により両社のパートナーシップが確立され、南部アフリカの電力セクターの脱炭素化加速という共通の長期目標に向けて利害が一致することとなります。

契約条件に基づき、エナジー・ボールトはEskomに対し、最新のEVx 2.0™ GESS技術システムおよび関連機器を提供するとともに、現地でのエンジニアリング・サポート、プロジェクト管理、現地に適した研修支援を提供します。この提携は、最大4GWhのGESSを展開すべくライセンス供与、共同開発、協業を進める意向であり、2035年までに南部アフリカ開発共同体(SADC)の16加盟国全域で大きな展開可能性を有しています。

エナジー・ボールトのEVx 2.0™ GESSプラットフォームは従来のEVxから大幅に進化しており、特にソフトウェア・オーケストレーション、機械的動作、エネルギー効率、建設自動化、建設用ツーリングの各領域で大きな改良が加えられています。これらの改良により、再生可能エネルギーの普及拡大を支える、マルチギガワット(GW)規模への拡張が可能な高効率エネルギー貯蔵システムが実現します。EVx 2.0の設計には、石炭燃焼灰をエネルギー貯蔵ブロックの素材として経済的に再利用するための改良された材料科学技術も組み込まれています。各ブロックの重量は最大25〜30トンに達する場合があります。

会長兼最高経営責任者(CEO)のロバート・ピコーニ氏は、次のように述べています。「Eskomとのこの画期的な契約は、エナジー・ボールトにとって、そしてアフリカのエネルギーの未来にとって、変革的な転換点となるものです。当社の画期的なEVx 2.0プラットフォームと、Eskomが持つ豊富な発電実績、送電網の専門知見、広域ネットワークを組み合わせることで、前例のない規模で長時間エネルギー貯蔵を推進するだけでなく、持続可能な産業開発の新たなモデルを開拓しています。この提携は、地域の雇用を創出し、強靭なサプライチェーンを構築するとともに、重力エネルギー貯蔵がアフリカの石炭依存からエネルギー自立・エネルギー安全保障への移行をいかに加速できるかを実証するものとなります。そのすべてを、最も必要としている地域社会に信頼性が高く手頃な電力を届けながら実現します。」

この協業は、Eskomが推進する「公正なエネルギー移行パートナーシップ(JETP)」イニシアチブを直接支援するものです。JETPは、系統の信頼性確保、雇用創出、地域経済の発展を図りながら、石炭から持続可能かつ公平なかたちで移行することを目指しています。

Eskom Holdingsのグループ最高経営責任者であるダン・マロカネ氏は、次のように述べています。「Eskomは発電事業による環境負荷の低減に取り組んでおり、南アフリカの国内外における排出削減目標の達成と責任ある移行を支援するプロジェクトを今後も継続的に推進していきます。Eskomの戦略は、自由化されたエネルギー市場において当社を強靭かつ競争力あるエネルギーリーダーとして確立することを目指して策定されています。当社は、石炭火力発電所のリパワリングおよび用途転換を強化し、クリーンコール技術とソリューションを探求することで、公正で包括的なエネルギー移行を推進していきます。その際、技術を効率向上と電力コスト低減のための戦略的な推進力として活用します。エナジー・ボールトおよびその革新的な重力エネルギー貯蔵技術との本提携は、当社の公正なエネルギー移行目標の達成において中枢的な役割を担うことになります」

南部アフリカのエネルギー情勢は大きな変革の只中にあり、SADC地域全体の政府および電力会社が、信頼性が高く、手頃な価格で、持続可能な電力へのアクセス拡大に取り組んでいます。SADC地域の人口の56%が電力にアクセスできており、10年前のわずか36%から大きく向上しています。これは、地域が一体となった取り組みとインフラへの継続的な投資の成果を示すものです。石炭は依然として支配的な発電源であり、2024年の南アフリカの電力供給の80%超を担いましたが、同地域ではエネルギーミックスの多様化が積極的に推進されています。ユーティリティ規模のエネルギー貯蔵技術は、再生可能エネルギーの統合、各国の系統強靭性の強化、電力系統の信頼性向上において重要な役割を果たすことが見込まれています。それと同時に、産業成長、雇用創出、地域社会の発展に向けた新たな機会も創出します。

この契約は、Eskomとエナジー・ボールトをグリッドスケールの長時間エネルギー貯蔵における地域リーダーとして確立するとともに、南部アフリカにおけるクリーンで公正かつ強靭なエネルギー移行を推進する両社の揺るぎないコミットメントを裏付けるものです。

エナジー・ボールトについて

Energy Vault®は、公益事業者、独立系発電事業者、産業顧客、AIおよびデータセンター市場向けに、電力供給開始までの時間を短縮する統合型電力インフラ・プラットフォームです。柔軟で信頼性の高いエネルギーシステムを構築・所有・運営しています。同社プラットフォームには、特定の技術に依存しないソフトウェア対応アーキテクチャーを中核として添えています。プロジェクトの提供を迅速化し、性能を最適化し、収益化までの時間を短縮することを目的に設計されています。エナジー・ボールトの統合ソリューションは、エネルギー貯蔵、発電、高度なエネルギー管理を組み合わせることで、顧客ニーズに合わせた拡張性の高いインフラを提供します。同社のポートフォリオは、短時間、長時間、複数日間にわたるエネルギー貯蔵に対応しており、幅広い用途で信頼性、柔軟性、コスト効率を実現します。公益事業者および送電網運営者向けに、エナジー・ボールトは安定した柔軟な容量を提供し、送電網の安定性を高めるとともに、信頼性の高い電力供給の提供を可能にします。産業顧客およびデータセンター顧客向けには、同プラットフォームにより、重要業務を支える強靭でコスト効率の高い電力供給を提供します。エナジー・ボールトは、Build, Own & Operateモデルを通じて、開発、提供、運用の各段階で優れたプロジェクト遂行力を発揮しながら、長期的な継続収益を創出しています。エナジー・ボールトは、イノベーションと規律ある実行を組み合わせることで、電力インフラの開発・導入のあり方を再定義し、急速に進化する世界のエネルギー市場に信頼性、柔軟性、スケールを提供しています。詳細はwww.energyvault.comをご覧ください。

Eskom Holdings SOC Ltdについて

Eskom Holdings SOC Ltdは、南アフリカ政府が全額所有する国有企業(SOC)であり、同国の主要電力会社です。Eskomは、発電、送電、配電にわたる電力バリューチェーン全体で事業を展開しており、南アフリカのエネルギー需要の86%超と、アフリカ大陸で生産される電力の約20%を供給しています。Eskomは、社会経済的成長を推進しながら財務の持続可能性を確保するという二重の使命のもと、低炭素の未来への移行を責任ある形で進めることに注力しています。。同社は約3万3000kmに及ぶ広大な全国ネットワークを維持し、需給をリアルタイムで調整することで、同国経済を支えるとともに、南部アフリカ開発共同体(SADC)の電力市場に身を置いています。詳細はEskom Holdings SOC Ltdをご覧ください。

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースには、当社の事業運営および財務業績を含む事項に関して、当社の現在の見解を反映した将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述には、当社の事業計画および戦略に関する説明を含め、将来起こり得る、または想定される事業成果に関する情報が含まれます。これらの記述には、「予想する」「見込む」「検討する」「継続する」「示唆する」「計画する」「可能性がある」「予測する」「考える」「意図する」「見通す」「見積もる」「目標とする」「予測」「すべきである」「し得る」「する可能性がある」「する場合がある」「するかもしれない」「する予定である」などの語句や、これらに類する表現が含まれることがあります。当社は、これらの将来の見通しに関する記述または予測を、現在の予想、計画および仮定に基づいて行っています。これらは、当社が業界で培ってきた経験に加え、過去の傾向、現在の状況、予想される将来の展開、およびその時点の状況下で適切と考えるその他の要因に対する当社の認識を踏まえたものです。これらの将来の見通しに関する記述は、当社が現在入手可能な情報を考慮したうえで、将来の業績に関する当社の見解、仮定および期待に基づいています。これらの将来の見通しに関する記述は、将来の事象に関する当社の現在の予想および予測に基づくものにすぎません。これらの将来の見通しに関する記述には重大なリスクおよび不確実性が伴い、当社の実際の業績、活動水準、パフォーマンスまたは成果が、将来の見通しに関する記述で明示または黙示された業績、活動水準、パフォーマンスまたは成果と大きく異なる可能性があります。こうした要因には、当社の戦略、拡大計画、顧客機会、将来の事業運営、将来の財政状態、見積収益および損失、税額控除の予想される収益化、予想される資金調達、予測費用、見通しおよび計画の変更、当社の受注獲得、予約、受注残および開発済みパイプラインが将来の収益につながるかどうかに関する不確実性、法的拘束力のない意向表明書およびその他の関心表明が拘束力のある資金調達、注文または販売につながる保証がないこと、当社の製品またはサービスに欠陥がある、もしくは欠陥があると主張される可能性、またはその他の不具合が生じる可能性、当社のビジネスモデルおよび成長戦略の実行、市場での受容および成功、当社のブランドおよび評判を構築・維持する能力、当社の事業、競合他社および業界に関する動向および予測、貿易政策および関税に関する米国と他国との将来の関係をめぐる不確実性を含むマクロ経済上の不確実性の影響、税法および政府規制の変更ならびにそれらの変更が当社に及ぼす影響(One Big Beautiful Bill Actおよび同法による改正後の1986年内国歳入法の変更、ならびに2022年インフレ抑制法に基づき創設されたクリーンエネルギー税額控除への影響を含む)、当社が予測する期間内に、または一切、商業運転を達成できない可能性のある開発プロジェクトへの投資、関税の影響を軽減するために当社が進めるサプライチェーン多様化への取り組み、当社のエネルギー貯蔵システムの建設に必要な部品または原材料を当社のサプライヤーが適時に納入する能力、知的財産保護を取得・維持し、他者の権利を侵害しない当社の能力に関する当社の期待、2012年Jumpstart Our Business Startups Actに基づき当社が新興成長企業に該当する期間に関する期待、当社の将来の資本要件ならびに資金の調達源および使途、米国および世界の通商政策の動向、当社の事業が国際的な性質を有すること、ならびに戦争またはその他の敵対行為が当社の事業および世界市場に及ぼす影響、当社の事業運営および将来の成長のための資金を調達する能力、当社が所有・運営するプロジェクトへの拡大を含む当社の事業、拡大計画および機会、当社が日本における予定されている買収を成功裏に完了する能力、ならびに2026年3月18日にSECに提出された、2025年12月31日に終了した年度に関するForm 10-K年次報告書の「リスク要因」の見出しの下で説明されているその他の重要な要因が含まれます。これらの要因は、その後SECに提出する他の書類において随時更新される場合があり、SECのウェブサイトwww.sec.govで閲覧できます。新たなリスクは随時生じるものであり、当社経営陣がすべてのリスクを予測することは不可能です。また、あらゆる要因が当社事業に及ぼす影響、あるいは単独または複数の要因の組み合わせにより、当社が示す将来見通しに関する記述に含まれる内容と実際の結果がどの程度大きく異なる可能性があるかを評価することもできません。本プレスリリースにおける当社の将来見通しに関する記述は、いずれも本プレスリリース日現在のものに限られ、本プレスリリースに記載された注意事項によってその全体が明示的に限定されます。当社は、適用法令で求められる場合を除き、新たな情報、将来の展開その他いかなる理由による場合であっても、将来見通しに関する記述を公に更新または見直す義務を負いません。将来の見通しに関する記述に過度に依拠しないようご留意ください。

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