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OPAQUE、TIIからアブダビで開発された暗号学的AI技術を取得、ポスト量子暗号保護を備え、Confidential AIをAIライフサイクル全体に拡張

新機能により、ハードウェアにより強制適用される検証可能なルールと、量子コンピューティングにも耐え得るよう構築された暗号学的保証を組み込み、最も機密性が高く、厳格な規制の対象となるデータにもAIエージェントを安全に展開することが可能に

カリフォルニア州レッドウッドシティおよびアラブ首長国連邦・アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 米カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くConfidential AI企業のOPAQUEは、アブダビ先端技術研究評議会(ATRC)の応用研究部門であるテクノロジー・イノベーション・インスティテュート(TII)から、高度な暗号学的AI技術を取得したと発表しました。取得した技術は、すでに実際のユースケースで実証されており、マルチパーティー計算や完全準同型暗号などの高度な暗号技術を活用した、機密性を保ちながら行うAIモデルのトレーニングと、ポスト量子暗号による保護という2つの重要な機能をOPAQUEのプラットフォームに追加します。

UC BerkeleyのRISELabの研究者によって設立されたOPAQUEは、今回の取得により、トレーニングと推論にまたがるConfidential AIワークフローをサポートし、企業が個別のAI実験から本番展開へ4~5倍速く移行できるようにします。

今回の取得は、UAE大統領シェイク・モハメド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下の顧問で、ATRC事務総長を務めるファイサル・アル・バンナイ閣下と、OPAQUE共同創業者兼取締役、Databricks共同創業者、UC Berkeleyコンピューターサイエンス教授のイオン・ストイカの統括の下で行われました。UAEで開発された暗号学的AI技術が、米国に拠点を置くテクノロジー企業によって取得され、大規模に展開される初の事例です。

UAE大統領顧問兼ATRC事務総長のファイサル・アル・バンナイ閣下は、次のように述べています。「今回の取得は、世界で採用される基盤技術を生み出すというUAEが目指してきたことを反映するものです。アブダビで開発された暗号学的AI機能は今、米国の有力テクノロジー企業によって世界規模で展開されています。UAEはAI経済を取り入れているだけではありません。その先頭に立っているのです。ATRCは、信頼できる次世代AIを形づくる研究への投資を継続していきます。」

OPAQUE共同創業者のイオン・ストイカは、次のように述べています。「AIの未来は、組織がこれまで扱うことのできなかったデータを活用できるようにすることにかかっています。ほとんどの企業は、機密性が高すぎて使えず、同時に無視するには価値が高すぎるデータ群を抱えています。今回の取得により、OPAQUEは、トレーニング、ファインチューニング、推論、エージェントにわたるAIライフサイクル全体で、ハードウェアによるアテステーションで裏付けられた暗号学的証拠と、量子時代の脅威に耐えられるよう設計された保護を提供する唯一のプラットフォームとなります。この組み合わせは、現在の市場のどこにも存在しません。」

OPAQUEの最高経営責任者(CEO)であるアーロン・ファルカーソンは、次のように述べています。「AIエージェントは極めて強力です。人間のような能力を備えて機械並みの速度で動作し、チーム全体が1年かけても完了が難しい作業を数日で実行できます。その力こそが、本番環境への導入をこれほど難しくしている理由でもあります。機密性の高いシステム、または患者記録、臨床研究、金融関連の請求情報などの規制対象データに接続されたエージェントは、悪意のある攻撃者のチームでさえ1年かけても及ばない損害を数日で引き起こす可能性があります。これを安全に展開する唯一の方法は、ハードウェアにより強制適用される検証可能なルールを用いること、すなわち何が実行され、どこで実行され、どのルールが適用されたかを示す証明可能な証拠を備えることです。OPAQUEは、すべての主要クラウドプロバイダーが提供する基盤技術を活用し、最も機密性が高く、最も厳格に規制されるシステムやデータであっても、エージェントを本番環境に導入できるようにします。」

企業は、患者記録、金融取引、機密指定されたインテリジェンス情報、独自研究データなど、AI機能を変革し得る膨大な量の機密データを保有しています。しかし、そのデータをAIライフサイクル全体で利用するには、これまで複数のベンダーによる個別ソリューションをつなぎ合わせる必要があり、それぞれがトレーニング、推論、エージェントワークフローといった異なる段階をカバーしていました。その結果、コンプライアンスチームが承認できないギャップ、複雑性、リスクが生じます。

OPAQUEはこうしたギャップを解消します。取得した技術により、OPAQUEのConfidential AIプラットフォームは、トレーニング、ファインチューニング、推論、AIエージェントの実行まで拡張されます。同プラットフォームは、現在および将来の脅威からワークロードを保護するポスト量子暗号に支えられ、各段階で検証可能な保証を提供します。例えばServiceNowは、エンタープライズ顧客のデータをさらすことなく、同顧客向けのAI機能を拡充するため、本番環境でOPAQUEを運用しています。全国規模の医療システムであれば、複数の法域にまたがる患者データで診断モデルをトレーニングし、複数の施設にまたがって推論を実行し、実臨床データを扱うAIエージェントを展開できます。これらすべてを単一のプラットフォーム上で実行できます。同プラットフォームは、SOC 2、ISO 27001、ISO 42001、GDPR第32条、EU AI ActのハイリスクAIシステムに関する義務に整合した、ハードウェアによるアテステーションで裏付けられた証拠を生成し、データの秘匿性が維持され、ポリシーが適用され、規制要件が満たされたことを証明します。

重要なのは、OPAQUEのアーキテクチャでは、暗号による強制適用がベンダーへの信頼ではなくハードウェアに根ざしている点です。ソブリンAIプログラムや規制対象企業によって処理されるデータを含む顧客データは、信頼実行環境(Trusted Execution Environments)と検証可能なアテステーションによって保護され、OPAQUE自身でさえ、そのデータにアクセスできません。これにより同プラットフォームは、データレジデンシーの暗号学的証明を備えて、世界中の主権クラウドインフラ上に展開可能となり、各国のAIプログラムは自国内のデータ管理権や管轄上の主権を損なうことなくConfidential AIを採用できます。

影響度の大きい業界では、AIシステムが機密データに依存するあらゆる場面で同じ課題が生じます。例えば、規制法域をまたいで不正検知モデルをトレーニングする銀行、機密指定されたインテリジェンス情報を用いてファインチューニングを行う防衛請負企業、顧客データを扱う製品にAIを組み込むソフトウェアベンダーなどです。

今回の取得は、OPAQUEによる、企業評価額3億米ドルでの2,400万米ドルのシリーズB資金調達に続くものであり、ServiceNow、Anthropic、Accenture、Encore Capitalを含む顧客基盤を土台としています。取得した技術により、OPAQUEはトレーニング、ファインチューニング、推論、エージェントにわたるConfidential AIワークフローをサポートし、検証可能なセキュリティーとポスト量子保護を備えた形で、企業およびソブリンAIプログラムが、個別の実験から本番展開へ4~5倍速く移行できるようにします。

TIIとATRCにとって、今回の取引は、意図的に進めてきた戦略の妥当性を示すものです。すなわち、基盤的な暗号技術研究に投資し、世界最高水準の大規模言語モデルでそれを実証したうえで、規模拡大に必要なプラットフォームと顧客基盤を持つパートナーを通じて世界規模で提供するという戦略です。アブダビで開発された基盤AI技術は今後、金融サービス、ヘルスケア、政府、エンタープライズSaaSの分野で、すべての大陸にわたって展開され、UAEは信頼できる次世代AIを支える暗号インフラの創出国としての地位を確立します。

TIIの最高経営責任者(CEO)であるナジュワ・アラージ博士は、次のように述べています。「私たちは、機密性や信頼性を損なうことなく、強力なモデルが極めて機密性の高いデータを扱えるようにするにはどうすればよいかという、AIの根本的な課題に対処するために、これらの暗号技術を開発しました。OPAQUEは、すでにエンタープライズ向けプラットフォームと顧客基盤を構築し、この技術を大規模に展開できる体制を整えているため、市場投入にふさわしいパートナーでした。応用研究の意義はそこにあります。アブダビで開発された基盤技術が今、研究室から世界規模の実用展開へと移行しているのです。」

この発表は「Make it in the Emirates」で広く発信され、アブダビで開発された技術がUAEの研究所から国際展開へと進む道のりを強調するとともに、UAEで生み出され、世界で採用される先端技術の創出国としての同国の役割が高まっていることを改めて示しました。

出典: AETOSWire

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