-

オムディア、広告戦略の変化を背景に、2029年までに北米TVオペレーティングシステム(OS)シェアの47%を小売事業者が占める見通し

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 小売事業者は、2025年の27%から増加し、2029年までに北米のTV OS市場の47%を占めるとオムディアの最新TV Design & Features Trackerでは予測されています。この急速な変化は、小売事業者が従来のTV出荷台数の優位性よりも、Eコマース主導のリテールメディア広告を重視していることを示しています。

この傾向は、ラスベガスで開催されたCES 2026でも、会話型AI主導の機能と並び、重要テーマとして取り上げられました。

グローバルでは、TV OSの市場機会は3つの明確なセグメントに集約されつつあると、オムディアは予測しています。中国では、ローカライズされたGoogleサービス非搭載のAndroidフォークが引き続き優勢で、96%の安定したシェアを維持しており、オムディアはこの水準が予測期間を通じて続くと見ています。北米および中国以外の地域では、Google TVが40%で首位に立っているものの、VIDAA、Titan、TiVoの3勢力にシェアを徐々に奪われる見通しです。

オムディアは、ウォルマートのCastOSの出荷台数が1,400万台に達する2027年に、北米市場の転換点が訪れると予測しています。この見通しは、ウォルマートによるVizioの買収と、CastOSプラットフォームの拡大が背景にあります。Vizio買収を受けて、ウォルマートはVizioの出荷台数を2024年の480万台から2025年予測の660万台へ拡大させており、37.5%の増加となります。同時にAmazonも、FireTVの出荷台数を2024年の610万台から2025年予測の680万台へ増やしており、増加率は11.5%です。

2029年までに、ウォルマートのCastOSは1,480万台、AmazonのFireTVは880万台に達すると、オムディアは予測しています。その結果、両社の合計出荷台数は、総市場5,000万台のうち2,360万台を占めることになります。

「CES 2026ではVIDAA OSが大きな変革を遂げました」と、オムディアのTVセットに関する調査のプラクティス・リーダーを務めるパトリック・ホーナーは語り、さらに「同OSは、TVだけに限定されない役割の広がりを示すため、V Home OSという新名称へと移行しつつあります。また、Microsoftとの大規模なパートナーシップが公表され、Copilotの生成AI機能をプラットフォームに直接組み込み、先進的なAIサービスでユーザー体験を高めます。この名称変更は、AIだけでなく、将来的にはショッピングポータルとしても機能するOSを目指す、同社のより広範な取り組みの一環です」と述べました。

GoogleはGemini AIをGoogle TVに統合し、CESではインタラクティブなshoppable(ショッパブル)動画を発表しました。AI主導の「shoppable」プロンプトは画面上のコンテンツと連動し、AIが画面上の商品を特定することで、「視聴」と「購入」の間をつなぐよう設計されています。CES 2026でGoogleは、インターフェースを離れずに発見から決済へ至る「直結導線」(direct paths)を強調しました。ホーナーは「ユーザーは会話型のショッピングを行えます。例えば視聴中に『そのスニーカーはどこで買えますか?』と尋ねると、TVがブランドを特定し、QRコードを提示するか、Google ショッピングのカートに追加する選択肢を提供できます。これは、複数のTV OSプラットフォームに共通して、ショッピングを可能にすることが市場の主要な推進要因であることを裏付けています」とコメントを締めくくりました。

オムディアについて

オムディアは、インフォーマ・テックターゲット(Nasdaq:TTGT)の一部門であり、テクノロジー分野に特化した主要調査・アドバイザリー企業です。業界リーダーとの洞察的な対話と、数十万件のデータポイントに裏付けられたテクノロジー市場に関する深い知見を通じて、オムディアの戦略的市場インテリジェンスは顧客にとっての競争優位性となります。R&DからROIに至るまで、当社は業界の成長を促す最も有望な機会を見極めます。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Omdia

NASDAQ:TTGT


Contacts

More News From Omdia

オムディア(Omdia),2026年上半期の世界のAIグラス出荷台数が2倍超に増加、過去最高の420万台と発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新データによると、2026年上半期の世界のAIグラス出荷台数は420万台に達し、前年同期比(YoY)127%増となった。AIグラスは依然として新興カテゴリーであり、極めて低い水準から市場が拡大する中、成長ペースは安定しつつある。一方、フレームデザインをめぐる競争が激化し、ユーザーのプライバシーをめぐる監視の目も厳しくなる中、同分野を取り巻く環境はより複雑になっている。 オムディア(Omdia)のシニアアナリスト、Qiran Ju氏は、次のように述べている。「2026年上半期のAIグラス市場の成長は、Metaが市場で勢いを維持したことと、中国から相次いで新規参入企業が登場したことによってけん引されました。それと同じくらい重要なのは、各ベンダーが日常使いできるフレームで、ハンズフリーの写真・動画撮影、オープンイヤー・オーディオ、AI支援機能に重点を置くことで、製品の価値を購入者がすぐに理解できるようにしてきたことです。」 Meta社は2026年上半期も圧倒的な地位を維持し、340万台のAI...

オムディア(Omdia)、2026年第2四半期、TWS市場はほぼ横ばい、OWS出荷台数は12%増と発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新データによると、2026年第2四半期の世界の完全ワイヤレスステレオ(TWS)出荷台数は前年同期比(YoY)0.7%減の8,210万台となり、2023年第2四半期以来初の前年同期比減少を記録した。世界最大のTWS市場である中国本土が減少の大きな要因となり、家電製品を幅広く対象とした景気刺激策による押し上げ効果が薄れたほか、買い替え需要の一部が2025年に前倒しされたことで、出荷台数は9.5%減少した。米国やインドを含むその他の主要市場でも出荷台数が減少した一方、新興市場での成長がこれらの減少を一部相殺した。 従来型TWSを上回るOWSの成長 TWS市場全体はほぼ横ばいだったものの、その内訳を見ると、インイヤー型およびセミインイヤー型製品で構成される従来型TWSと、オープンワイヤレスステレオ(OWS)の間で成長率の差が拡大している。オムディア(Omdia)の推計によると、2026年第2四半期の従来型TWS出荷台数は2%減少した一方、OWSは12%増の1,110万台となった。これにより、T...

オムディア(Omdia)、中国本土のPC市場、第2四半期に11%成長、2026年の出荷台数は6%減の見通しと発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新データによると、中国本土のPC出荷台数は2026年第2四半期(2Q26)に前年同期比(YoY)11%増の1,140万台となった。デスクトップPCの出荷台数は42%急増し、ノートブックPCの2%減を相殺した。両カテゴリーの出荷台数はそれぞれ430万台、710万台となった。一方、中国本土のタブレット出荷台数は、需要の低迷と継続する供給上の課題を背景に13%減の800万台となった。 オムディア(Omdia)の最新予測では、中国本土のPC出荷台数は2026年に6%減の3,970万台となる見込みだ。タブレット出荷台数も通年で10%減の3,250万台になると予想されている。 第2四半期の市場動向 中国本土のPC市場は第2四半期に予想を上回り、主に堅調な法人向け需要に支えられ、同セグメントの出荷台数は29%増加。成長の大きな要因となったのは、中国の信創(Xinchuang、情報技術応用イノベーション)イニシアチブに関連する更新需要の急増となった。同イニシアチブは国産IT技術の導入を支援しており、対...
Back to Newsroom