-

オムディア:2025年の中国本土スマートフォン市場は1%減少し、ファーウェイが5年ぶりに首位を奪還

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディアの最新調査によると、2025年の中国本土のスマートフォン市場は前年比1%減少し、年間出荷台数は2億8,230万台に達しました。ファーウェイは出荷台数4,680万台で、市場シェアは17%となり、首位に返り咲きました。vivoは出荷台数4,600万台、市場シェア16%で僅差の2位となりました。第4四半期の好調な業績を背景に、アップルは年間出荷台数4,590万台でトップ3の地位を維持しました。シャオミは4,370万台、OPPOは4,280万台を出荷し、それぞれ4位および5位となりました。

2025年第4四半期は、年末プロモーションの実施および国家補助金政策の継続を背景に、市場全体の減少幅が緩和しました。中国本土のスマートフォン市場は、第4四半期の出荷台数が7,640万台となり、前年同期比で1%の減少となりました。この期間において、アップルは出荷台数1,650万台、市場シェア22%で市場をリードしました。vivoは出荷台数1,190万台、市場シェア16%で2位となりました。OPPOは市場パフォーマンスが回復し、出荷台数1,160万台を記録して、前年同期比で2つ順位を上げ、トップ3内に入りました。ファーウェイは出荷台数1,110万台で4位となり、シャオミが出荷台数1,000万台で僅差で続きました。

「アップルは、製品の差別化およびアップグレード戦略を活用することで堅調な出荷成長を達成し、全体の出荷台数を下支えするとともに、製品ポートフォリオの最適化を進めました。刷新されたiPhone 17 Proシリーズが消費者から高い評価を得ていることに加え、iPhone 17は前世代と同等のエントリー価格を維持しながら、ストレージやディスプレイ仕様を全面的に強化しています。その結果、製品構成における同モデルの貢献度は、これまでのベースモデルを上回っています」と、オムディアの主席アナリストであるHayden Houは、述べています。「ローカルブランドは、プレミアム化戦略を着実に推進しています。ファーウェイはHarmonyOSへの投資を拡大し、包括的なアップグレードを実施しました。10月にはHarmonyOS 6を発表するとともに、HarmonyOSおよびAIエコシステムにおけるイノベーション支援として、10億RMBを投資する方針を示しています。シャオミは、主力モデルであるXiaomi 17 Ultraの発売時期を12月に前倒しし、競合他社の新製品投入に先駆けて同機種を投入しました。」

オムディアのアナリストであるLucas Zhongは、次のように述べています。「2025年初頭に予測したとおり、国家補助金政策が市場に与える影響は、有機的な成長を生み出すというよりも、需要を前倒しする点に主に表れています。第2四半期および第3四半期における国家補助金の不整合により、市場は調整局面を迎えました。しかし、2025年に実施された施策を踏まえ、アップルを含む全ブランドは、製品ポートフォリオの再構築や価格戦略の調整を通じて、必要な施策の展開を完了しています。販売チャンネルのパートナーは、過去1年間で貴重な経験を積み、運営プロセスを確立しました。これに年末および今後の国家補助金政策が相まって、2026年の市場発展に向けた安定的かつ前向きな基盤が整っています。」

Houはさらに、次のように付け加えています。「2026年には、コスト上昇が中国本土およびグローバル市場の双方において、スマートフォンメーカーにとって主要な課題となるでしょう。メモリーコストの上昇により、部品供給、製品戦略、そして価格戦略を巡る環境は極めて流動的なものとなっており、メーカー各社は、コスト配分、価格競争力、そしてハードウエアのアップグレード方針の戦略的な両立を迫られています。」

Houは、次のように続けました。「短期的なコスト圧力がある中でも、メーカー各社は、フラッグシップストアの拡大や改装といったチャンネル強化、AIおよびクロスデバイスのエコシステム開発、ならびにイメージング分野のイノベーションなど、長期的な価値創出要因への投資を継続しています。中国本土のスマートフォン市場は、2026年も価値成長と製品イノベーションの年であり続けることが見込まれます。」

中国本土スマートフォン出荷台数および年間成長率
オムディアのスマートフォン市場最新動向:2025年第4四半期

ベンダー

2025年4Q
出荷台数
(百万)

2025年4Q
市場シェア


2024年4Q
出荷台数
(百万)

2024年4Q
市場シェア


年間
成長率

アップル

16.5

22%

13.1

17%

26%

vivo

11.9

16%

12.9

17%

-8%

OPPO

11.6

15%

10.6

14%

9%

ファーウェイ

11.1

15%

12.9

17%

-14%

シャオミ

10.0

13%

12.2

16%

-18%

その他

15.3

20%

15.6

19%

-1%

合計

76.4

100%

77.4

100%

-1%

 

 

 

注:ファーウェイは2021年第1四半期以降、HONORを含みません。OPPOはOnePlusを含みます。vivoはiQOOを含みます。

パーセンテージは四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります。

出典:オムディア「Smartphone Horizon Service」(セルイン出荷台数)、2026年1月

中国本土スマートフォン出荷台数および年間成長率
オムディアのスマートフォン市場最新動向:2025年

ベンダー

2025年
出荷台数
(百万)

2025年
市場シェア


2024年
出荷台数
(百万)

2024年
市場シェア


年間
成長率

ファーウェイ

46.8

17%

46.0

16%

2%

vivo

46.0

16%

49.3

17%

-7%

アップル

45.9

16%

42.9

15%

7%

シャオミ

43.7

15%

41.9

15%

4%

OPPO

42.8

15%

42.7

15%

+0%

その他

57.2

20%

61.9

22%

-7%

合計

282.3

100%

284.6

100%

-1%

 

 

 

注:ファーウェイは2021年第1四半期以降、HONORを含みません。OPPOはOnePlusを含みます。vivoはiQOOを含みます。

パーセンテージは四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります。

出典:オムディア「Smartphone Horizon Service」(セルイン出荷台数)、2026年1月

オムディアについて

オムディアは、インフォーマ・テックターゲット(Nasdaq:TTGT)の一部であり、テクノロジー分野に特化したリサーチおよびアドバイザリーグループです。業界リーダーとの実際の対話や数十万件におよぶデータポイントに基づいたテクノロジー市場に関する深い知見により、同社の市場インテリジェンスは、顧客にとって戦略的な強みとなっています。オムディアは、研究開発(R&D)から投資収益(ROI)まで、最も有望な機会を見極め、業界の進化を後押ししています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Fasiha Khan – fasiha.khan@omdia.com

Omdia

NASDAQ:TTGT

Release Versions

Contacts

Fasiha Khan – fasiha.khan@omdia.com

More News From Omdia

オムディア:AIが半導体の売上を牽引、2026年に初めて1兆ドルを超える見込み

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディアの最新の市場分析によると、世界の半導体売上高は2026年に1兆ドルを超え、業界にとって歴史的な節目となると見られています。この成長は、AI市場からの旺盛な需要に支えられたメモリとロジックICの売上高の急増によって牽引されています。2025年における半導体の売上は、2025年第3四半期の業績が予想を上回り、第4四半期にも堅調な成長を続けたことで、前年比20.3%と大幅に増加しました。DRAMおよびNANDメモリICの売上高は、ロジックICの力強い成長に支えられ、前例のない成長が続くと予想されており、2026年の市場予測は前年比30.7%となる見込みです。 コンピューティングおよびデータストレージ分野では、データセンター向けサーバーをはじめとするメモリ集約型アプリケーションの需要拡大とメモリIC価格の上昇により、2026年には前年比41.4%増の5000億ドル超となり、全セグメントの半導体売上高の伸びを牽引することが予想されます。ノートPC市場の成長は、AI対応製品の導入と大規模な企業更新サイクルによって牽...

オムディア:世界のスマートフォン市場は2025年第4四半期に4%成長、アップルが3年連続で市場をリード

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディアの最新調査によると、世界のスマートフォン市場は2025年第4四半期に前年同期比4%の成長を記録しました。これは、部品価格の高騰が一部ベンダーの足かせとなり始めたものの、季節的な需要と在庫管理の改善に支えられたものです。成長は、主要地域においてアップルやサムスンなどの大手ベンダーに集中しました。アップルは2025年第4四半期に25%の市場シェアでスマートフォン市場をリードし、iPhone 17シリーズの好調な需要に牽引され、過去最高の第4四半期となりました。アップルはまた、サムスンをわずかに上回り、3年連続で世界最大のスマートフォンベンダーとなりました。 2025年第4四半期には、サムスンが18%のシェアで2位につけました。これは、300ドル未満のセグメント、特にGalaxy A17 4Gおよび5Gモデルの好調な伸びによるものです。シャオミは、主要市場の一部での販売数量の低迷により第4四半期にシェアが11%に低下したものの、第4四半期および2025年通期で3位を維持しました。vivoは8%のシェアを獲得し...

オムディア:2025年の世界のPC出荷台数は9%増加した一方、メモリとストレージの供給問題が2026年の見通しに影を落とす

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディアの最新調査によると、2025年第4四半期のデスクトップPC、ノートPC、ワークステーションの総出荷台数は10.1%増の7,500万台となりました。この結果、2025年通年のPC出荷台数は2億7,950万台となり、2024年と比較して9.2%増加しました。ノートPC(モバイル・ワークステーションを含む)の第4四半期の出荷台数は5,860万台、年間では2億2,040万台に達し、2025年通年で8%の成長を達成しています。デスクトップPC(デスクトップ・ワークステーションを含む)の第4四半期の出荷台数は1,620万台となり、2025年の総出荷台数は5,900万台と、前年比14.4%増となりました。 2025年のPC市場は堅調に推移したものの、メモリとストレージの供給が逼迫し、年半ばから価格上昇圧力が表れています。2025年12月にはPCベンダー各社が今後価格が上昇するとの見通しを示し始めました。十分な供給を確保できない状況もあり、2026年の出荷予測は既に弱気なものとなっています。「2025年第1四半期から第...
Back to Newsroom