ネットアップ、AWSと提携してエンタープライズ・データをAWS AIサービスに提供
ネットアップ、AWSと提携してエンタープライズ・データをAWS AIサービスに提供
FSx for NetApp ONTAP用のAmazon S3アクセスポイントは、ONTAPデータをAWSの幅広いAI、ML、分析サービスに接続します。
カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- インテリジェントなデータインフラストラクチャ企業であるネットアップ®(NASDAQ:NTAP)は、Amazon Web Services(AWS)のAIおよび分析サービスを、企業の持つクラウドとオンプレミス両方のネットアップデータに直接接続することで、企業がワークフローをよりシンプルかつ効率化することを可能にする、新しい機能を発表しました。Amazon FSx for NetApp ONTAP®用のAmazon S3アクセスポイントを使用すると、AWSの広範なAI/MLおよび分析サービスのポートフォリオからS3 API経由でFSx for ONTAP内のファイルデータにアクセスできるため、お客様はAIおよび分析プロジェクトを加速できます。データはそのまま残り、ファイルプロトコルを介して読み取り/書き込みに完全にアクセスできます。
ネットアップのクラウドストレージおよびサービス担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラル・マネジャーであるプラヴィジット・ティワナは次のように述べています。「Amazon S3アクセスポイントとの新しい統合は、FSx for ONTAPデータをAWSの幅広いAI、ML、分析サービスにネイティブに接続することで、ネットアップのシステムに保存されている100エクサバイトを超えるエンタープライズデータに接続し、AWS上に構築された生成AIや分析ユースケースなどの革新的なユースケースを実現できるようになります。Amazon FSx用S3アクセスポイントの導入は、FSx for ONTAPとオンプレミスのONTAPユーザーの両方にとって大きな変革をもたらします。お客様は、エンタープライズ・アプリケーションやデータアーキテクチャに直接統合された高度なクラウドサービスを利用できるようになります」
ネットアップは、業界をリードするエンタープライズ・ストレージソリューション・プロバイダーであり、AWS上にネイティブに構築されたファーストパーティ・データストレージ・サービスを持つ唯一の企業として、お客様がクラウドにおける最新のワークロードを高速化できるよう支援する体制を整えています。FSx for ONTAPでAmazon S3アクセスポイントを使用することにより、お客様はS3ベースのAWSサービスやISVアプリケーションを、まるでS3バケットのようにFSx for ONTAPファイルシステムに接続できます。ONTAPに組み込まれたレプリケーション機能により、企業はハイブリッドクラウド環境全体でデータを柔軟に移動・展開でき、FSx for ONTAPのお客様はオンプレミスに保存されているデータに簡単に接続できます。この機能により、FSx for ONTAPに保存されたファイルデータは、S3と連携する幅広い人工知能、機械学習、サーバーレス・コンピューティング、分析サービスやアプリケーションで使用できます。ユーザーは、アプリケーションやユーザーごとにカスタマイズされた名前と権限を持つアクセスポイントを作成することで、さまざまなアプリケーションやユーザーがデータにアクセスする方法を制御および簡素化できます。
AIサービスを利用するためにFSx for ONTAPからデータを移動する必要がなくなるため、お客様はリアルタイムのランサムウェア検出や統合スナップショットなど、ONTAPを世界で最も安全なストレージたらしめている組み込みのサイバーレジリエンス機能のメリットも享受できます。
IDCのクラウドおよびエッジサービス担当リサーチマネジャー、ジャスディープ・シン氏は次のように述べています。「ネットアップは、お客様が環境全体にわたってデータから価値を引き出せる統合データプラットフォームを提供しています。ネットアップとAWSの緊密な連携により、お客様はクラウドのスケール、パフォーマンス、効率性に加え、NetApp ONTAPの合理化され実証済みのデータ管理機能を活用してイノベーションを推進できます。クラウドネイティブのAIおよび分析サービスとのネイティブな統合と高度なワークロード管理機能により、企業は効率的な運用と進化する要件への適応に必要なツールを手に入れることができます」
FSx for ONTAPとNetApp Workload Factoryの詳細については、2025年12月1日から5日までラスベガスで開催されるAWS re:Inventのネットアップブース#1039にお越しください。
追加リソース
- ネットアップ、Amazon Elastic VMware Serviceとの統合でVMware移行を加速
- Amazon FSx for NetApp ONTAP:AWSワークロードを最適化するために構築されたストレージサービス
- NetApp Workload Factory:ワークロード管理
ネットアップについて
ネットアップは30年以上にわたり、エンタープライズ・ストレージの台頭からデータやAIの活用によるインテリジェントな時代へと、世界中の大手組織がこうした変化を乗り切る支援をしてきました。今日、当社はインテリジェント・データ・インフラストラクチャー企業として、データをイノベーション、レジリエンス、成長の促進要因へと変えられるよう顧客をサポートしています。
ネットアップのデータ・プラットフォームは、そのインフラの中核を成す存在であり、あらゆるクラウド、ワークロード、環境においてデータの接続・保護・活用を可能にする、エンタープライズ・グレードの統合型インテリジェント・プラットフォームです。実績のある当社の主力データ管理ソフトウエア兼OSである「NetApp ONTAP」上に構築され、AIデータ・エンジンおよびAFXを通じたオートメーションによって強化されており、大規模なオブザーバビリティー、レジリエンス、そしてインテリジェンスを提供します。
設計面で細分化されたネットアップのデータ・プラットフォームは、ストレージ、サービス、管理を分離することで、企業による、より迅速な近代化、効率的な拡張、ロック・インに囚われないイノベーションの実現を支援します。唯一、世界最大のクラウドにネイティブに組み込まれたエンタープライズ・ストレージ・プラットフォームとして、組織は、一貫したパフォーマンス、ガバナンス、そして保護を確保しながら、あらゆるワークロードをどこでも自由に実行することができます。
ネットアップでデータを常に脅威から守り、AIを活用し、新たなる技術革新を推進する体制を整えることができます。これこそが、世界中の先進的な企業が当社を信頼し、インテリジェンスを強みに変えている理由です。
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