-

キオクシア:第8世代BiCS FLASH™ TLCフラッシュメモリ技術を採用したエンタープライズ向けNVMe™ SSDを発表

CBA技術採用で性能と電力効率が向上

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社(以下、キオクシア)は第8世代BiCS FLASH™ 3次元 TLCフラッシュメモリを搭載した初のエンタープライズSSD である、NVMe™エンタープライズSSD「KIOXIA CM9シリーズ」の試作品の参考展示を5月19日から22日までラスベガスで開催されるDell Technologies Worldで行います。

KIOXIA CM9シリーズは、AI、機械学習、ハイパフォーマンスコンピューティングなどのワークロードへの対応を求められている次世代データセンター向けに開発され、先進的な CMOS directly Bonded to Array(CBA)技術を活用した第8世代 BiCS FLASH™ TLC フラッシュメモリ を採用しています。CBA技術は、メモリセルの制御を担うCMOS回路とメモリセルアレイを別々のウエハーで作り込み、メモリセルアレイ側のウエハーを反転させて2枚のウエハーを貼り合わせる技術で、フラッシュメモリの速度向上、高密度化、および消費電力の低減を実現し、SSDの性能向上に貢献します。

KIOXIA CM9シリーズは、前世代機のKIOXIA CM7 シリーズと比較して、ランダムライトで約65%、ランダムリードで約55%、シーケンシャルライトで約95%の性能向上を実現しました。さらに、消費電力1ワットあたりの性能向上も実現しており、シーケンシャルリードで約55%、シーケンシャルライトで約75%の効率改善を達成しています。

エンタープライズSSD「KIOXIA CM9シリーズ」の主な特長(暫定仕様であり、変更される場合があります):

  • PCIe® 5.0、NVMe™ 2.0、NVMe-MI™ 1.2c、および OCP Datacenter NVMe™ SSD 2.5 準拠
  • 2.5インチおよびE3.S SSDフォームファクター、デュアルポート対応
  • リードインテンシブ(1 DWPD)およびミックスユース(3 DWPD)の耐久性
  • シーケンシャル性能(128 KiB/QD32) - リード14.8 GB/s、ライト11 GB/s
  • ランダム性能(4KiB) - 3,400 KIOPS(QD512)および800 KIOPS(QD32)
  • 2.5インチ容量は最大61.44 TB、E3.S容量は最大30.72 TB

 

  • 2.5インチはSSDのフォームファクターを示し、物理的なサイズではありません。
  • 記憶容量: 1 GB (1ギガバイト) =1,000,000,000 (10の9乗) バイト、1 TB (1テラバイト) =1,000,000,000,000 (10の12乗) バイトによる算出値です。しかし、1 GB=1,073,741,824 (2の30乗) バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
  • 1 KiB (kibibyte) = 1、024 bytes (2の10乗)
  • Dell は、Dell Inc. またはその関連会社の商標です。
  • NVMeおよびNVMe-MIは、NVM Express, Inc.の米国またはその他の国における登録商標または商標です。
  • PCIeは、PCI-SIGの登録商標です。
  • その他記載されている社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。

問合せ先:
販売推進統括部
Tel: 03-6478-2427
国内特約店

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容およびお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

Contacts

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
キオクシア株式会社
営業企画部
進藤智士
Tel: 03-6478-2404

Kioxia Corporation



Contacts

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
キオクシア株式会社
営業企画部
進藤智士
Tel: 03-6478-2404

More News From Kioxia Corporation

キオクシア: Googleとのクリーン電力の利用促進に向けた取り組みについて

四日市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は、Google LLC(以下、Google)との、中部地方の水力発電所で発電されたクリーン電力の利用を促進する取り組みについて発表しました。この取り組みは、中部電力グループが所有する既存の発電所を活用しており、クリーン電力の発電量を増加させるとともに、脱炭素社会の実現に貢献し、当社及びGoogleの温室効果ガス排出量のネットゼロ化への取り組みに貢献することが見込まれています。 当社は、この取り組みの対象となる水力発電所(以下、本発電所)によって発電されるクリーン電力の購入を開始しています。その電力量は、年間160ギガワット時(GWh)程度を見込んでおり、これは日本の一般家庭約4万軒分に相当します。当社は、2040年度までに再生可能エネルギーの使用比率を100%にし、2050年度までに事業活動による温室効果ガスネットゼロを目標に掲げており、このクリーン電力の利用は、当社の目標達成に貢献する見込みです。また、24時間体制で稼働している本発電所から、当社がクリーン電力を購入し利用することは、Googl...

キオクシア:物流システムの効率化やコスト削減に貢献するAIソリューションを開発

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は、株式会社椿本チエインおよびEAGLYS株式会社と共同で、物流工程における商品を自動判別する画像認識システム(以下、システム)」を開発しました。このシステムに、キオクシア独自のAI回答精度向上技術「KIOXIA AiSAQ™(キオクシア アイザック)」注1を初めて提供し、これまで課題となっていた新商品追加時のAI再学習に掛かる作業を不要とし、多品種かつ大量の商品を効率的に仕分けできる仕組みを実現しました。 12月3日から6日まで東京ビッグサイトで開催される「2025国際ロボット展」の椿本チエインブース(E6-23)で共同開発技術の成果である物品判別機のデモ展示を行います。このシステムは、椿本チエインのハードウェア設計開発、EAGLYSのソフトウェアAIアルゴリズム、キオクシアの大容量ストレージを使ったAI技術とソフトウェアによって構築され、商品の種類が増加し多様化する中で求められる拡張性のあるAI導入を実現します。 eコマース拡大に伴い、流通する商品の種類や量は増加しています。また、労働力不足の影...

キオクシア:PCIe®4.0に対応した、エントリーモデルのパーソナル向けSSDの発売について

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は「キオクシア(KIOXIA)」ブランドのパーソナル向けSSDの新製品として、「EXCERIA BASIC SSDシリーズ」を12月上旬から順次販売を開始します[注1]。 「EXCERIA BASIC SSDシリーズ」は、SATA/PCIe® 3.0対応のストレージからアップグレードしたいと感じているユーザーにおすすめで、最大シーケンシャルリード速度7,300MB/s [注2]、最大シーケンシャルライト速度6,800MB/sを実現。日常の作業において、お手頃なPCIe® 4.0のパフォーマンスを望む方に向けて開発したエントリーモデルSSDです。最大2TB[注3]の容量で、M.2 2280 片面実装を採用し、デスクトップPCのみならず、スペースが限られる小型PCやノートPCでの活用にも適しています。 新製品「EXCERIA BASIC SSDシリーズ」の詳細は下記製品ページをご覧ください。 https://www.kioxia.com/ja-jp/personal/ssd/exceria-basic....
Back to Newsroom