SPIEとシンガポール国立大学が博士研究フェローシップ向けに100万米ドルの基金を提供

光科学・工学向けSPIE-CDEフェローシップが シンガポール国立大学デザイン工学部の大学院生を支援

米ワシントン州ベリンハム--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 光学・フォトニクスの国際学会であるSPIEとシンガポール国立大学（NUS）は、サンフランシスコで開催されたSPIE Photonics Westにおいて、光科学・工学向けSPIE-CDEフェローシップの設立を発表しました。SPIEからの50万米ドルの寄付に、NUSのデザイン工学部（CDE）からの50万米ドルの寄付が加わり、計100万米ドルの基金が設立されました。

SPIE寄付マッチング プログラムの一部として設立されたこの新たな基金は、NUS CDEで光学・フォトニクスの分野で研究を行っている博士課程の学生を支援します。これは、教育基盤の向上、研究活動への資金提供、および業界向け人材パイプラインの開発により光学・フォトニクス分野の国際的拡大を支援するという同協会の継続的な取り組みの一環としてSPIEが大学や研究所に提供する13回目の大口寄付となるものです。

SPIEのCEOであるケント・ロッチフォードは、「光科学および工学向けSPIE-CDEフェローシップの支援対象者は、光学とフォトニクスの未来の構築に貢献される方々です。博士号取得を目指す光学分野の学生への投資は、この分野に重大な影響を及ぼすことでしょう。私たちはNUSと協力し、これらの学生に刺激的な機会を提供できることを大変嬉しく思います」と述べています。

NUS CDEの学部長であるテオ・キエ・レオン教授は、「NUS CDEは、研究者、教育者、業界と提携して光ベースの研究と技術を進歩させるというSPIEが掲げるミッションを心から支持します。SPIE-CDEフェローシップは、この分野で若い才能を育成するという私たちの共通の取り組みを正式な形にするものです」と述べています。

NUS CDE内でフェローシップの設立に重要な役割を果たした電気・コンピュータ工学部のアーロン・ダナー准教授は、プログラムによって支援される学生を通じてNUS CDEとSPIEのより緊密な関係が促進されることを期待していると述べています。

SPIE基金マッチング プログラムは、光学・フォトニクス分野での教育と研究活動における国際的基盤を強化するために2019年に設立されました。今回の最新の寄付により、SPIEは、500万ドルを超えるマッチング ギフトを提供し、結果として1300万ドルを超える同分野に特化した基金が設立されています。SPIE基金マッチング プログラムは、光学・フォトニクス分野での学位、またはSPIEのミッションに関連する他分野の研究所、大学のプログラムに、1件につき最大50万ドルのマッチング額を提供し、光学・フォトニクス分野の教育と業界の将来を支援しています。

SPIEについて

光学・フォトニクスの国際学会であるSPIEは、エンジニア、科学者、学生、ビジネス専門家を集め、光関連の科学と技術の前進に取り組んでいます。1955年に設立された当学会は、業界をリードするカンファレンスと展示会、SPIEデジタル・ライブラリーにおけるカンファレンス紀要、書籍、学会誌の出版、キャリア向上の機会を通じて世界の構成員とつながり、関係を構築しています。SPIEは過去5年間に、奨学金、教育リソース、旅費助成金、寄贈品、公共政策の開発といった啓発と支援を通じて国際光学コミュニティに2,500万ドル以上を提供しました。 www.spie.org.

シンガポール国立大学について

シンガポール国立大学（NUS）は、シンガポールの旗艦大学で、アジア的視点と専門知識に重点を置いた教育、研究、起業に対するグローバルなアプローチを提供しています。シンガポールの3つのキャンパスに16のカレッジや学部があり、100か国から4万人を超える学生が、活気に満ち、多様性に富むキャンパス コミュニティを形成しています。また、世界中に20か所を超えるNUS海外カレッジ起業ハブを設立しています。

同学の教育、研究、起業に対する学際的かつ現実的なアプローチにより、NUSは業界、政府、学界と緊密に連携し、アジアと世界に関連する重要かつ複雑な問題に取り組むことができます。学部、高度研究センター、企業ラボ、30を超える大学レベルの研究機関に所属する研究者は、エネルギー、環境と都市の持続可能性、病気の治療と予防、アクティブ エイジング、先端材料、金融システムのリスク管理とレジリエンス、アジア研究、さらには人工知能、データサイエンス、オペレーションズリサーチ、サイバーセキュリティを含むスマートネーション機能といったテーマに焦点を当てています。

NUSの詳細については、nus.edu.sgをご覧ください。

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