-

訂正・差し替え キオクシア:SSDの寿命改善と性能向上をもたらすFDP機能搭載SSDとプラグインの開発について

OCP Global Summitのキオクシアブースでデモと展示を実施

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は、10月15日から10月17日まで米国サンノゼで開催される「2024 OCP Global Summit」において、FDP(Flexible Data Placement)機能を搭載した KIOXIA XDシリーズ SSDのデモと展示を行います。FDPは、NVMe™ の仕様の一部としてTP4146で定められた、SSD内のデータの配置を柔軟に管理する機能です。膨大なデータの検索や履歴情報管理等の処理性能に優れ、生成AIやクラウド用途で広く使われる RocksDB用途において、FDP機能とキオクシア開発のプラグイン(機能拡張プログラム)を用いることにより、従来システムと比較して、SSDの寿命面で約3倍、アクセス性能で約1.8倍の改善が確認されました。(注1)

キオクシアが独自開発したプラグインはSSD内のデータの配置を柔軟に管理することが出来るFDP機能を効果的に利用し、ホスト側のソフトウエアやデバイスドライバのデータ変更量を抑えることができます。その結果として、SSD内のデータの配置が最適化され、SSDの寿命およびアクセス性能の改善を実現します。

この成果は、「2024 OCP Global Summit」のキオクシアブース(A7)においてデモと展示を行います。 RocksDB FDP対応プラグインはオープンソースとして2024年中の公開を予定しています。キオクシアのフラッシュメモリ技術、SSD制御技術および FDP機能/データ配置管理など幅広い技術経験と実績を基に開発したプラグインの公開により、FDP機能搭載SSDの普及を推進していきます。

注1 性能改善の定義については、2024 年 10 月 14 日時点の KIOXIA 評価環境でのテストに基づいています。

NVMe は、NVM Express, Inc. の米国またはその他の国における登録商標または商標です。
OCP、Open Compute Projectは、the Open Compute Project Foundation の商標であり許諾を受けて使用しています。
その他記載されている社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容およびお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

Contacts

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
キオクシア株式会社
営業企画部
進藤智士
Tel: 03-6478-2404

Kioxia Corporation



Contacts

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
キオクシア株式会社
営業企画部
進藤智士
Tel: 03-6478-2404

More News From Kioxia Corporation

キオクシア:MicrochipのAdaptec® SmartRAID 4300シリーズ RAIDストレージアクセラレーターとキオクシアSSDの相互互換性と相互運用性を確認

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は、当社の2.5インチ エンタープライズおよびデータセンターPCIe® 5.0 NVMe™ SSD、およびPCIe 4.0 NVMe SSDが、Microchip Technology Inc.(マイクロチップ・テクノロジー社、以下Microchip)のRAIDストレージアクセラレーターであるAdaptec® SmartRAID 4300シリーズとの相互接続試験を行い、相互運用性を確認しました。 次世代エンタープライズおよびAIデータセンターには、現在から将来への技術をシームレスに統合するためのエコシステムの連携と相互運用性が重要です。この相互接続において、キオクシアのデータセンターおよびエンタープライズ向けSSDを活用し、セキュリティーを備えたスケーラブルなハードウェアアクセラレーテッドRAIDアーキテクチャーを実現します。今回Microchipが行った試験で相互運用性が確認されたのは、PCIe 5.0対応エンタープライズNVMe SSDの「KIOXIA CM7シリーズ」、データセンターNVMe...

キオクシア:KIOXIA AiSAQ™技術のMilvusベクトルデータベースへの採用について

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社のApproximate Nearest Neighbor Search(ANNS)技術であるKIOXIA AiSAQ™(キオクシア アイザック)が、オープンソースのベクトルデータベース Milvus(バージョン 2.6.4以降)に正式に採用されました。MilvusユーザーはKIOXIA AiSAQ™で最適化されたベクトル検索により、実用的かつコスト効率の高い形でAIアプリケーションを活用することが可能になります。ベクトルデータベースを活用したい開発者は、従来の大規模ベクトル検索を行う際にボトルネックとなるDRAMの容量に左右されることなく、高性能ベクトル検索を活用できます。 現在、AI業界では巨大なモデルの構築から、スケーラブルでコスト効率に優れた推論ソリューションの整備へと重心を移しています。その過程で中心となるのが、外部データを用いてAIの回答精度を向上させるRAG(Retrieval Augmented Generation)技術であり、KIOXIA AiSAQ™はSSDベースのベクトルアー...

キオクシア:高密度・低消費電力3D DRAMの実用化に向けた基盤技術を発表

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は、高密度・低消費電力3D DRAMの実用化に向けた基盤技術として高積層可能な酸化物半導体チャネルトランジスタ技術を開発しました。本成果は、米国サンフランシスコで開催されたIEEEの電子素子に関する国際会議IEDM(International Electron Devices Meeting)にて、12月10日(現地時間)に発表しました。本技術を用いることで、AIサーバーやIoT製品など幅広いアプリケーションにおいて低消費電力化を実現する可能性があります。 AI時代を迎え、大容量のデータを処理するために、より大容量かつ低消費電力のDRAMの実現が期待されています。従来のDRAMではメモリセルの微細化が物理限界に近づいており、さらなる大容量化に向けてメモリセルを3次元に積層する研究が進んでいます。メモリセルを積層する際に、従来のDRAMと同様の単結晶シリコンをトランジスタのチャネル材料に使用すると、製造コストが高くなり、かつ、メモリ容量に比例して、メモリセルをリフレッシュするための電力も増加する課題が...
Back to Newsroom