イートン、チェコ共和国から2つの助成金を受領、ヨーロッパ、中東、アフリカでモビリティ機能とリソースを引き続き拡大

ミシガン州サウスフィールド--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- インテリジェント・パワー・マネジメント企業のイートンは、最近発表されたチェコ共和国からの2つの助成金により、ヨーロッパ、中東、アフリカ（EMEA）でその機能とリソースを引き続き拡大します。この助成金は2つの革新的なモビリティプロジェクトへの参加資金となり、電化オフロードトラックの設計と開発支援および、水素燃料電池トラック向けの新たな電力配分装置（PDU) とDC/DC コンバータ（200 kW）の開発と実証が行われます。

「当社はEMEAにおける電動車両の機能を拡大し続け、政府、自動車メーカー、サプライヤーと有意義な提携を結んでいます。」と、イートン・モビリティグループの技術計画・政府事業担当ディレクターであるMihai Dorobantu博士は述べています。「EMEAは電気車両にとって重要な成長地域であり、排出ガスのない未来への道を開く支援ができることを誇りに思います。」

チェコ共和国からの助成金のひとつは、軍事および商用アプリケーション向けのチェコの大手トラックメーカーであるTatra Trucksとの共同プログラムに参加し、専門のオフロード電化トラック、Battery Electric Tatra Truck with multi-speed Transmission (BETTT)と呼ばれるプロトタイプを生産することです。当社は電力配分装置（PDU)と、受賞歴を持つ中型・大型電動車両（EV）向け4速トランスミッションの統合で貢献します。

「この重要なプロジェクトへの参加に当社が選ばれたことをとても嬉しく思います。」と、Dorobantuは述べています。「モビリティ産業が内燃機関自動車から電動ドライブトレインへの移行を続ける中で、イートンはあらゆる車両タイプのイノベーションの最前線に立つよう努力しています。」

中型・大型電動車両の要件は乗用車とは根本的に異なります。バスやトラックなどの大型車両は乗用車よりも大きく重いため、電動版では大型の電気モニターとバッテリーが必要となり、コストがかさみます。しかし、多くの車両は通常、回生ブレーキを通じて電力を生成する大幅なブレーキ機会によって路線を運行するため、電化はエネルギー削減と性能向上を同時に行う魅力的な機会となります。

イートンの電化車両部品のeモビリティ・ポートフォリオの一部である4速EVトランスミッションは、トップスピードでの高効率と発進と低速でのトルク増加という矛盾する要求という、単一速度のドライブに関連する主要な問題を解決します。また、より完全なブレーキエネルギー回生を促進し、全体のエネルギー消費とバッテリーのニーズを削減します。

イートンのPDUは、家庭用サービスパネルが家庭内で主電源ソースから各分岐回路に接続するのと同様に、主電源をその他の車両に接続します。車両を通じて電力を分配しながら、接続箱またはヒューズボックスとしても知られるPDUは、ショートやその他電気システム障害から乗客や車両の高価なパワーエレクトロニクスを保護する安全機能も提供します。

「当社のPDUは我々の広範な自動車経験と電気専門知識を生かし、強化された車両性能と効率により完全な電力保護を保証します。」と、Dorobantuは述べています。「BETTTプロジェクトにより、我々は特定のアプリケーションから知識を得て、システムレベルで部品の性能の利点を実証することができます。」

イートンの2つ目の助成金はチェコ政府プログラムの​​DEFACTo（Definition and Demonstration of Fuel Cell BoP and DC/DC components）によるもので、水素燃料電池トラック向けの新しいPDUとDC/DCコンバーター（200 kW）を開発・実証するための3年間のプログラムです。加えて、燃料電池システム（50 kW）を備えた内部テストベンチがイートン・ヨーロッパ・イノベーション・センター（EEIC）に設置され、水素分野における当社の機能と開発を拡大、加速していきます。

「このプロジェクトの成功のために、水素燃料電池ラボをプラハのヨーロッパ・イノベーション・センターに設立し、空気や水素コントロールシステムを含む異なる燃料電池部品をテストし、シュミレートした車両や建物に燃料電池を統合しています。」と、Dorobantuは述べています。

詳細については、イートンの EV transmission および PDU をご覧ください。

イートンは、環境保護および世界中の人々の生活の質向上に注力するインテリジェント・パワー・マネジメント企業です。データセンター、公共事業、産業、商業、機械ビルディング、住宅、航空宇宙、モビリティ市場向けに製品を生産しています。当社は現在もこれからも、適切にビジネスを行い、持続可能なオペレーションを行い、お客様の電力管理を支援するというコミットメントに従って行動しています。電動化とデジタル化という世界的な成長トレンドを生かし、地球の再生可能エネルギー源への移行を加速させ、世界で最も差し迫った電力管理に関する課題を解決し、今日そして将来の世代にとってより持続可能な社会を構築します。

イートンは1911年に設立され、100年以上ニューヨーク証券取引所に上場しています。2023年には232億ドルの売上高を計上し、160を超える国のお客様にサービスを提供しています。詳細情報は、 www.eaton.com をご覧いただくか、 LinkedIn で当社をフォローしてください。

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