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ムーディーズ、信用分析のフランチャイズを新設し、Ana Arsovをリーダーに任命

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ムーディーズ・コーポレーション(NYSE:MCO)は、急速に拡大しているプライベート・クレジット部門への戦略的洞察の提供に特化した格付機関であるムーディーズ・インベスターズ・サービス(MIS)内に、分析のフランチャイズを新設すると発表しました。Ana Arsovがプライベート・クレジット部門のグローバル長に選出され、MIS全体の関連研究と格付けイニシアチブの調整を指揮します。またSimon Harrisと共に、金融機関グループ(FIG)の共同責任者になります。

今回の組織改変は、資本市場におけるプライベート・クレジットの重要性の高まりと、この部門に関わるムーディーズの研究および格付けに対する投資家の需要を反映したものです。この分析フランチャイズにより、複雑なプライベート・クレジット市場や、より広範な資本市場との相互連携における透明性が高まります。

「近年のプライベート・クレジット市場の急成長は、信頼できる情報源からの鮮度の高い分析を求める投資家に、新たな挑戦と機会をもたらしています。」ムーディーズ・インベスターズ・サービスのMichael West社長は述べています。「Anaの金融機関での深い経験は、様々な部門や資産クラスにわたるプライベート・クレジットの評価において全体的なアプローチをもたらしてくれるでしょう。」

新しい役割の一環として、Arsov氏は金融機関、コーポレート・ファイナンス、ストラクチャード・ファイナンスを含むMIS格付グループ全体の関与を促進し、事業開発会社、CLO、その他のプライベート・クレジット関連資産に関する既存の分析機能を深めます。また、取引先評価やポートフォリオ・リスクに関連する顧客向けソリューションを提供するムーディーズ・アナリティクスに、適切なサポートを提供します。

FIGの共同責任者として、Arsov氏は引き続きグローバルのシステム上重要な銀行、資本市場仲介機関、ノンバンク金融サービス企業を含む幅広い金融機関に関与していきます。本発表前、同氏は銀行格付けのグローバル共同責任者で、銀行、証券会社、スペシャルティ・ファイナンスなどの格付けを監督する上級管理職を歴任しました。金融会社、証券会社、清算機関などでムーディーズの格付け手法に貢献し、ムーディーズの取引先リスク格付けを主導しました。

MISは、70兆ドル以上の債務を以下4つの主要格付グループに分けて格付けしています。

  • 金融機関、共同代表:Ana Arsov、Simon Harris
  • コーポレート・ファイナンス、代表:Myriam Durand
  • ストラクチャード・ファイナンス、代表:Annabel Schaafsma
  • グローバル・パブリック、プロジェクトおよびインフラストラクチャー・ファイナンス、代表:Anne Van Praagh

プライベート・クレジット分析のフランチャイズと連携して、MISは同等のプライベート・クレジットチームをリレーションシップ・マネジメント部門内に設立し、これをTom Lazaridisが率いることになります。Lazaridis氏は銀行業、資産管理、保険分野で20年以上、 顧客との関係性の構築および維持をしてきた経験があります。その他のコマーシャルチームやMIS内のグループと協力しながら、プライベート・クレジットの専門家チームを率い、事業開発のイニシアチブを推進し、ブランド認知を高めます。

ムーディーズのプライベート・クレジット機能については、https://moodys.com/privatecreditをご覧ください。

ムーディーズについて

ムーディーズ(NYSE:MCO)は、組織のより良い意思決定を可能にする世界規模の統合的リスク・アセスメント企業です。そのデータ、分析ソリューション、知見は、意思決定者による機会の特定や、他者と取引を行う際のリスク管理を支援します。当社は、より高度な透明性、より多くの情報に基づいた意思決定、情報への公正なアクセスが共通の進歩を可能にすると考えます。世界40か国以上に約1万4,500人の従業員を擁するムーディーズは、国際的なプレゼンスと現地の専門的知見ならびに金融市場での1世紀以上の経験を融合しています。詳細については、moodys.com/aboutをご覧ください。

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