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PHCbi、-85℃ノンフロン超低温フリーザー「FrostLess」を発売 ~内扉への着霜を大幅に低減し、研究現場の効率向上に貢献~

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHC株式会社バイオメディカ事業部(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下 「PHCbi」)は、この度、製薬企業及び研究施設・医療機関向けに、内扉への着霜の大幅低減を実現した-85℃ノンフロン超低温フリーザー「FrostLess(フロスト・レス)」(品番:MDF-DU700ZHS1-PJ)(*1)を発売しましたので、お知らせいたします。

ワクチンや細胞・遺伝子治療の研究開発が進む中、細胞試料や医薬品などの長期保存に使用される超低温フリーザーの需要は年々増加しています。一方、製品の扉の開閉頻度や設置環境によって庫内に霜が発生する場合があり、研究現場における課題の一つとなっています。国内のアカデミアを対象とした調査結果(*2)によると、超低温フリーザーの除霜作業に時間が割かれたり、庫内の検体を取り出しにくくなるなど、製品内部への着霜に起因する研究者の負担が超低温フリーザーに関わる課題の上位を占めています。

この度発売した「FrostLess」は、課題であった内扉及びその周辺部への着霜を大幅に低減することで、メンテナンスに伴う研究者の手間やストレスを軽減し、貴重な検体や試料をこれまで以上に安心して長期保存できる、使いやすさを追求した-85℃ノンフロン超低温フリーザーです。従来の内扉の断熱材に真空断熱パネル(VIP)を付加し、断熱性能を向上させることで、内扉への着霜を低減しました。加えて、内扉のフレームパッキンの形状と素材などを刷新して、断熱性能をさらに高め、パッキン周りへの着霜を含めて、霜の発生を大幅に抑制します。これにより、研究者が除霜に要する作業頻度を削減し、従来機種(*3)比で最大約6割(*4)の作業時間の短縮が可能となるため、研究現場における作業負担の軽減と、より効率的な研究活動の遂行に貢献します。

また、エネルギー効率の高い自然冷媒と、低速域での効率的な回転制御によって電力消費を抑制できる新型インバーターコンプレッサーや二元冷凍インバーター制御(*5)など独自技術を活用し、1日あたりの消費電力量を7.1kWh(*6)に抑えました。これは、従来機種(*7)との比較で約32%の消費電力量削減にあたり、省エネルギー性能の向上を通じて、地球環境保全にも寄与します。

PHCbiは、1966年に薬用保冷庫を国内で発売して以来、保存培養機器を中心とした幅広いライフサイエンス機器の開発に取組んでまいりました。今回の新製品は、主力製品の1つである超低温フリーザーのラインアップ拡充を目的とするものであり、PHCグループの中期経営計画「Value Creation Plan(FY22-FY25)」(*8)の実現を推進します。

PHC株式会社で代表取締役社長及びバイオメディカ事業部長を務める中村 伸朗は、「PHCbiは、1977年に超低温フリーザーを国内で発売し、以降、製品の品質及び性能の向上を図るとともに、ライフサイエンス及び医療分野におけるお客様への新たな価値提供を目指してまいりました。この度発売した超低温フリーザー『FrostLess』は、『VIP ECO』シリーズ(*9)の高い省エネルギー性能を継承しつつ、霜の発生を限りなく抑制するという永年の課題に取り組んだ新製品です。同製品が、貴重な研究サンプルを守るだけでなく、研究者の皆様の作業負担を軽減し、研究現場の効率向上にも寄与することを期待しています。当社は、これからも研究者や医療従事者の多様な課題を的確にとらえ、革新的なソリューションの創出を通じて、研究及び医療現場の課題解決とモダリティの進化に貢献してまいります」と述べています。

(*1) URL:www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers/mdf-du700zhs1
(*2) PHCbi社内調査(2023年1月時点)
(*3) MDF-U76V
(*4) PHCbi社内検証結果に基づく(従来機種MDF-U76Vとの比較。環境条件=温度/湿度:30℃/80%  稼働期間:30日 負荷:無負荷 製品扉開閉数:検証期間内合計150回、30秒/回)
(*5) 特許第6603394号取得。令和3年度関東地方発明表彰「群馬県知事賞」を受賞
(*6) 室温23℃、設定温度-80℃、無負荷におけるMDF-DU700ZHS1(100V/60Hz)の実測値
(*7) MDF-DU700VH
(*8) PHCホールディングス株式会社が発表したFY22-FY25の中期経営計画:www.phchd.com/jp/about/vcp
PHCグループは、PHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称
(*9) URL:www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers/mdf-du702vhs1

<PHC株式会社・バイオメディカ事業部について>

1969年に設立されたPHC株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(コード番号6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。ライフサイエンス事業を担うバイオメディカ事業部では、事業ブランド「PHCbi」を掲げ、超低温フリーザーやCO2インキュベーターをはじめとした研究・医療支援機器及びサービスの提供を通じて、約110の国と地域における科学者と研究者への支援に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/biomedical/about-phcbi

<PHCホールディングス株式会社について>

PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社などを持ち、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2022年度の連結売上収益は3,564億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
www.phchd.com/jp

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PHC株式会社 バイオメディカ事業部
マーケティング部
岡田 昌代
電話:080-4816-3259
E-mail:masayo.okada@phchd.com

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