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ムーディーズESGソリューションズの「クライメート・オン・デマンド」ツールがプライベート・インフラストラクチャー・デベロップメント・グループに選ばれる

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- ムーディーズESGソリューションズは本日、プライベート・インフラストラクチャー・デベロップメント・グループ(PIDG)が自社投資プロジェクトの気候リスク・エクスポージャー評価のためにムーディーズの「クライメート・オン・デマンド」スコア算定ツールを選定したと発表しました。

PIDGは、サハラ以南アフリカおよび南・東南アジアにおける持続可能で包摂的なインフラストラクチャーへのプライベート投資を扱っています。同社はムーディーズのデータを利用して、新規投資候補をその正確な位置に基づいた気候ハザード・エクスポージャーを基準にスクリーニングするとともに、自社の既存ポートフォリオ内の資産の物理的気候リスク・エクスポージャーの評価を行います。PIDGの投資チームとプロジェクトのスポンサーは、こうしたデータをデューデリジェンスや気候リスク管理・低減方策のための情報としても利用します。

PIDGの持続可能開発インパクト責任者のMarco Serena氏は、次のように述べています。「新規インフラストラクチャーについては、影響を受けやすい国々においては特に、変動する気候に対するレジリエンスがあることを確認する必要があります。今後ムーディーズのデータを利用して、プロジェクトスポンサーや投資先企業と共に、投資案件が全期間を通してさらされる可能性のあるハザードに対する理解を深め、気候変動による資産自体に対するインパクトだけでなくインフラストラクチャーを利用するコミュニティーに対するインパクトに対してもレジリエンスを高められるよう支援していくことに大いに期待しています。」

ムーディーズのクライメート・オン・デマンド・ツールは、洪水、暑熱ストレス、ハリケーン・台風、海面上昇、水ストレス、山火事などの物理的気候リスクに対する資産のエクスポージャーに関する予測を提供します。世界中のあらゆる場所について、2030年~2040年までの気候ハザードに対するエクスポージャーのスコア算定が可能です。ユーザーは各ハザードについてリスクのさまざまな面を把握し、特定のリスク要因を検討することや基礎的な指標を吟味することができます。

ムーディーズの気候ソリューションのグローバル責任者のEmilie Mazzacuratiは、次のように述べています。「物理的気候ハザードに対するエクスポージャーをファイナンスと開発に統合することは、インフラストラクチャー資産の長期的な実用性を確保するため、また対象を絞ったレジリエンス方策のための情報を得るために不可欠です。PIDGが気候レジリエンスへの投資を促進する重要な取り組みの一環として当社のクライメート・オン・デマンド・ツールの利用を選択したことをうれしく思います。」

ムーディーズの気候ソリューションの詳細については、https://esg.moodys.io/climate-solutionsをご覧ください。

ムーディーズESGソリューションズについて

ムーディーズESGソリューションズ・グループは、ESGと気候に関する洞察に対する世界的な需要の高まりに対応するムーディーズ・コーポレーションの事業部門です。同グループは、ESG、気候リスク、サステナブル・ファイナンスに関するムーディーズのデータと専門知識を生かし、ムーディーズ・インベスターズ・サービスおよびムーディーズ・アナリティックスと連携して包括的かつ総合的なESGおよび気候リスク・ソリューションを提供します。これには、ESGスコア、アナリティックス、持続可能性格付け、サステナブル・ファイナンス評価・認証サービスが含まれます。詳細情報については、https://esg.moodys.io/solutions#solutionsをご覧ください。

プライベート・インフラストラクチャー・デベロップメント・グループについて

プライベート・インフラストラクチャー・デベロップメント・グループ(PIDG)は、サハラ以南アフリカおよび南・東南アジアにおける持続可能で包摂的なインフラストラクチャーへのプライベート投資を扱う革新的なインフラストラクチャー・プロジェクト開発・投資会社です。PIDGの投資は、ネットゼロ排出への適正な移行の範囲内での社会経済的発展を促進し、貧困と闘い、持続可能な開発目標(SDGs)に貢献します。PIDGは、機会、説明責任、安全性、健全性、インパクトを重視する価値観に沿って野心を実現します。2002年以来、PIDGは171件のインフラストラクチャー・プロジェクトを支援して資金調達を完了させ、推定2億1700万人が新規・改良インフラストラクチャーを利用できるようにしました。PIDGは、英国、オランダ、スイス、オーストラリア、スウェーデン、ドイツの各政府およびIFCから資金提供を受けています。詳細情報については、www.pidg.orgをご覧ください。

原文はbusinesswire.comでご覧ください:https://www.businesswire.com/news/home/20211028005777/en/

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