-

技術イノベーション研究所のセキュアシステム研究センターが世界の大学とセキュアメッシュ通信の研究プロジェクトで連携

連携の相乗効果で通信の回復力を高め、通信インフラの強化に不可欠な信頼性の高いセキュアメッシュネットワークを確保し、セキュアな自律システムを実現

アラブ首長国連邦アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- アブダビの先端技術研究評議会(ATRC)の応用研究の支柱である技術イノベーション研究所(TII)は本日、当研究所のセキュアシステム研究センター(SSRC)が、セキュアメッシュ通信の研究プロジェクトで3つの有名大学と提携したと発表しました。

メッシュネットワークとは、インフラノードが可能な限り多くの他のノードと直接、動的かつ非階層的に接続し、互いに協力してサードパーティーとの間でデータを効率的にルーティングするネットワークトポロジーです。今回のプロジェクトでは、TIIが現在開発中のマシン間/ヒト間通信のためのメッシュネットワーク技術のセキュリティーを強化することになります。

提携するのは、応用科学・工学の分野で批判的思考を持つ人材を育成する世界クラスの研究機関であるUAEのカリファ科学技術大学、フィンランドのトゥルクにあるトゥルク大学、オーストリアのシュタイアーマルク州グラーツにあるグラーツ工科大学(TU Graz)の3大学です。カリファ大学のプロジェクトのタイトルは「プライベートメッシュネットワーク上でのセキュアで回復力のあるチャット/VoIPアプリケーション」となっています。一方、トゥルク大学のプロジェクトでは、「R3Swarms:ロバスト性、回復力、 再構成可能性を備えたスワーム」をテーマとしており、グラーツ大学とのプロジェクトのタイトルは「SPiDR:セキュリティー、パフォーマンス、信頼性、回復力を備えた無線メッシュネットワーク」となっています。

SSRCの主任研究員であるShreekant (Ticky) Thakkar博士は、今回の開発がUAEを含む広い地域にとって持つ重要性について、次のように述べています。「私たちはUAEにおいて、システムや通信をより安全にすることで生活を向上させる技術を提供するために研究を行っています。人間、物理的システム、ソフトウエアの相互作用を組み合わせた技術の場合、これは最も重要なことです。トゥルク大学、グラーツ工科大学、カリファ大学の提携先と実施したメッシュネットワークの研究により、UAEを含む広い地域に住む人々の利益ために、安全な通信の普及が加速するでしょう。」

Thakkar博士は、トゥルク大学およびグラーツ工科大学との共同研究において、UWB(超広帯域無線)伝送などを探求することで、通信の障害回復力の向上という領域をカバーし、一方のカリファ大学との提携では、PHY(物理層)セキュリティーとセキュアルーティングに取り組むと、述べています。計4件の研究プログラムを進めるところで、盗聴、スキャン、マルウェアの伝播、電波妨害などの脅威に対するメッシュネットワークの能力を大幅に向上させる狙いがあります。直接的な応用としては、サイバー物理システムのスワーム通信が自律的に動作する際に信頼性と回復力を持つ上で、これらの利点が極めて重要であると、Thakkar博士は付け加えました。

また博士は、信頼性とセキュリティーを備えたメッシュネットワークは、通信インフラ全体に不可欠な要素であり、セキュアな自律的システムを実現できると述べています。

また、グラーツ工科大学テクニカルインフォマティクス研究所のDr Carlo Boano(准教授)は、次のように述べています。「SPiDRで開発された技術は、既製品としてのドローンやスマートフォンに、悪意のある攻撃や共存問題を自律的に検知・緩和する能力を与えることで、運用コストを増やすことなく、可用性と機能性を高めることができます。」

トゥルク大学のスマートシステム担当准教授であるトミ・ウェスタールンド博士は、次のように述べています。「SSRCとのプロジェクトでは、DL、DLT、UWBなどの最先端技術を利用して、安全性・柔軟性・ロバスト性・回復力・再構成可能性を高めたスワームを設計・構築するための基盤として発展させることに力点を置いています。」

一方、カリファ大学の電気工学・コンピューターサイエンス学科准教授を務めるハディ・オトロク博士は、次のように述べています。「このプロジェクトでは、セキュリティーと回復力を備えたメッシュネットワーク内で効率的なチャットやVoIPのアプリケーションを開発することで、効率を高め、これまでの欠点に対処することを目指しています。」

詳細情報についてはwww.tii.aeをご覧ください。

*配信元:AETOSWire

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Technology Innovation Institute
Hanz Valbuena
comms@atrc.ae

Technology Innovation Institute



Contacts

Technology Innovation Institute
Hanz Valbuena
comms@atrc.ae

More News From Technology Innovation Institute

アブダビのTII、世界をリードするアラビア語AIモデルFalcon-H1 Arabicを発表

アラブ首長国連邦・アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アブダビ先端技術研究評議会(ATRC)の応用研究部門であるテクノロジー・イノベーション・インスティテュート(TII)は、新たに開発した大規模言語モデル「Falcon-H1 Arabic」を発表しました。本モデルは、ハイブリッド型のマンバ・トランスフォーマー(Mamba-Transformer)アーキテクチャを採用して構築されたもので、従来のトランスフォーマーベースのモデルから完全に脱却した設計となっています。この新モデルは、オープン・アラビア語LLMリーダーボード(OALL)において、最も高い性能を示すシステムとしての地位を確立しています。 この成果により、Falcon-H1 Arabicは現在利用可能なアラビア語AIモデルのなかで最先端のものとなり、数倍大きなモデルを凌駕する精度、コンテキスト処理能力、および言語表現力を実現しています。 UAE大統領顧問であり、アブダビ先端技術研究評議会(ATRC)の事務総長を務めるファイサル・アル・バンナイ閣下は、次のように述べています。「Falcon-H1...

TII、大規模モデルを凌駕する世界最高の7B AIモデル「Falcon Reasoning」を公開

アラブ首長国連邦アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アブダビの先端技術研究評議会(ATRC)の応用研究の中核に据えられたテクノロジー・イノベーション研究所(TII)はこのたび、次世代AIモデル「Falcon H1R 7B」のリリースを発表しました。このモデルは、コンパクトで効率的、かつオープンに利用可能な形式で世界水準の推論性能を発揮し、先進的なAIへのアクセスをこれまで以上に広げる大きな一歩となります。 Falcon H1R 7Bは70億パラメーターでありながら、Microsoft(Phi 4 Reasoning Plus 14B)、Alibaba(Qwen3 32B)、NVIDIA(Nemotron H 47B)など、世界のより大規模なオープンソースAIモデルに挑み、多くの場合はこれらを凌駕します。今回のモデルのリリースは、効率的なAIイノベーションの最前線でのTIIの地位を改めて示すとともに、世界の技術リーダーシップにおけるUAEの存在感の高まりを裏付けるものです。 UAE大統領顧問兼ATRC事務総長のファイサル・アル・バンナイ閣下は、次のよ...

アブダビのTIIとNVIDIAが、中東初となる「AI & ロボティクス」NVAITC研究所を共同設立

アラブ首長国連邦、アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アブダビ先端技術研究評議会(ATRC)の応用研究部門であるテクノロジー・イノベーション・インスティテュート(TII)は、アクセラレーテッド・コンピューティングとAIの世界的リーダーであるNVIDIAと提携し、中東初となる人工知能とロボティクスの両分野に特化した共同研究所を設立しました。この画期的な協業により、地域で初となる拠点が設立され、次世代AIモデル、ロボティクス・プラットフォーム、そしてヒューマノイド技術の開発が進められ、産業全体にわたりイノベーションを加速させます。 「TII-NVAITC(NVIDIA AIテクノロジーセンター)AI・ロボティクス共同研究所」の設立は、アブダビのTII本部で行われた調印式で発表され、両組織の幹部が一堂に会しました。この合意書には、TIIの最高経営責任者(CEO)であるナジワ・アアラジ博士と、NVIDIAのエンタープライズ部門META地域担当地域統括部長であるマーク・ドメネク氏が署名しました。調印式には、ATRCのシャハブ・アブ・シャハブ事務局長、ATRC...
Back to Newsroom